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2008年04月27日 イイね!

車のブランドについて 4

車のブランドについて 1
車のブランドについて 2
車のブランドについて 3
からの続きです。


まず、おさらいで、ジャガーを売却したフォードグループは、日本のマツダ、スウェーデンのボルボ、そしてイギリスのジャガー、ランドローバー、アストンマーティンをを抱えるグループでしたが、経営難からジャガー、ランドローバーをタタに買収しました。

ある筋の情報ではボルボ(乗用車部門)もそう遠くないうちに、タタに売却されると言われています。

かつて、植民地だったインドが逆にこうしたイギリスなどのプレミアムブランドを買収するのは一つの転機なのでしょう。

フォードは、どちらかと言えば大衆車メーカーなので、欧州におけるプレミアムブランドを手に入れたかったのですが、ブランド商売を知らなかったためモデルチェンジで方向性を見誤ったのがきっかけでした。

ロダンが、伝統は形骸を継ぐものにあらず、その精神を継ぐものなりと言っているように、ブランドは精神と信用によって作られるものだと思います。

その点で、今伸びているプレミアムブランドは、車作に対するイメージが明確で、それに向けて作っていますし、根底は変わっていないですが時代に合わせた車作りをしていると言う点でこの法則に反していません。
Posted at 2008/04/27 10:53:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車関連雑記 | クルマ
2008年04月26日 イイね!

車のブランドについて 3

車のブランドについて 1
車のブランドについて 2からの続きです。

それなのに、ジャガーの販売台数は、ここから急速に販売台数は萎んだのです。

なぜか?

Sタイプ、Xタイプがモデル末期であったこともあるでしょうが、この最大の原因は、最新の技術を採用しながらも、誰もが人目でジャガーとわかる従来路線のコンサバなデザインにしたことでしょう。

良く見ればデザイン的にも洗練されていました。

しかし、お金のある消費者はBMWのクリス・バングル氏、エンリコ・フミア氏、アウディの和田智 氏の生み出すアクの強いデザインに引かれたのです。

ただ、あまりアクを強くすると飽きられやすくなるので、今年になって出てきた車は、アクを抑えてデザイン的にハズしを取り入れる傾向がありますが・・・

ベンツのペーター・ファイファー氏はかつて流行ったフレア処理を新型Sクラスに使い、今後発売となる日本車のデザインエッセンスとして大きな影響を与えたと思います。

こうしたデザインは、世に出たときは賛否両論ありますが、同じCADでデザインしている中から抜け出して次のトレンドを作ってこそブランドなのでしょう。

そう言う意味で、新しく出てきたジャガーXFは、方向としては正しいと思いますし、あのわざとハズしたヘッドライトのデザインを受け入れさせてこそブランドだと思います。

それでは、今後タタとの関係は・・・
Posted at 2008/04/26 13:53:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車関連雑記 | クルマ
2008年04月25日 イイね!

車のブランドについて 2

車のブランドについて 1からの続きです。

車の世界でドイツを代表とするプレミアムブランドとして認知されているのが、ベンツ、BMW、アウディです。

これらのメーカーは、今でこそ走り、ファッショナブル、高級と言ったイメージがありますが、以前からそんな明確な物はありませんでした。

日本のイメージは、どちらかというとヤナセが戦略的にイメージを作ってきた部分が大きいと思いますが、元は質実剛健でコンサバと言うイメージでした。

しかし、良く見ると明確な目指すイメージががあって、それに向けて守るところは守りつつもかなり変えてきています。

世界的な流れに遅れないように、モデルチェンジサイクルも次第に短くしてますし...

それは、結局のところ消費者と言うのはどんな良い商品でも飽きる!と言う事です。

ジャガーにとって最大の春は、Xタイプを出して大衆路線(と言っても400万円クラスですが)に降りてきた2001年頃ではないでしょうか。

販売台数は急速に増えて、フォードからの資本も受けて車としては、レベルもアップしていきました。

その後、アッパークラスの基幹車種であるXJなどのモデルチェンジに合わせて、アルミ製スペースフレームを採用するなど、走りも面もドイツ車と比べても優れているくらいのレベルになりました。

それなのに、ここから急速に販売台数は萎んだのです。

なぜか??
Posted at 2008/04/25 22:07:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車関連雑記 | クルマ
2008年04月24日 イイね!

車のブランドについて 1

ジャガーが、インドのタタ自動車に買収されたと言うニュースは少し前になりますが、このニュースを見てブランド商法の難しさを感じました。

伝統を守って品質の高い物を作り続けることによって、信頼が得られてブランドとなっていくと思われていますが、それほど単純な世界では無いようです。

ファッションの世界でも、エルメス、ヴィトンなどコンサバと認識されていますが、絶えず変化させて消費者が離れないように気を配っています。

ジャガーと言えば、ベンツが実用車なのに対して、高級車としてのポジションを確保するなど、ブランドイメージとしてはベンツの上にあったのに、なぜローバー等と同じく安値で買収されてしまったのか...

この答えが、ベンツ、BMW、アウディなどドイツの御三家と言われるメーカーのブランド戦略から見て取れます...
Posted at 2008/04/24 23:06:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車関連雑記 | クルマ
2008年04月24日 イイね!

車のデザイン

いま、世界中の車の設計をやっている人の前のコンピューターには、ダッソー・システムズのCATIA Version5が入っていると言うことは、CATIAの功罪で書いている。

このソフトは、かつて試作に頼っていた部分の多くを、コンピューター内でシミュレーションすることにより、車の安全性の底上げに寄与したし、小さいメーカーにおいてもそれなりに車を開発することを可能にした。

例えば、数年前のHyundaiの車は、格好こそはそこそこだったものの、走ってみるとまだまだと言う感じがしたのに、今ではもし目隠しをしてテストをすることが出来たなら、ほとんどの人は日本の評判の車と区別することは出来ないと思うようなレベルになったのも、こうした専用CADソフトの進歩に寄るところが大きいと思う。

また、デザイン面でもパソコン内でレンダリングさせて、光を当てた時や写り込みまでを確認する事ができるので、僅かな曲面の差による写り込みの変化を考慮してデザインに反映出来る。

ベンツのSクラスから流行の兆候が見られる、ホイールハウス周りのフレア処理など、実際は10mmにも満たないような変化で、見る物にかなりのボリューム感を感じさる。

また、レクサスなどで話題になったが、多くの車で、曲面も光が当たった時の変化まで計算してデザインされるようになったのは、手軽にパソコンで確認がシミュレーションできるようになったからだろう。

以前は、車のデザインはデザイン画からモデラーがクレイモデルを作って、デザイナーが自らモデルを削ったりして確認して、それを金型に起こしていたが、今は勿論デザイン画はあるものの、あとはコンピューター内でかなりの部分まで詰めて、数値をNC旋盤などに渡せば寸分違わないモデルが出来て、金型も正確に起こせるようになっている。

なので、世界中の全てのデザイナーが同じ筆を使っていると言う意味では、デザイナーの力量の差が現われやすいのかもしれない。
Posted at 2008/04/24 22:58:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車関連雑記 | クルマ

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年齢と共に、車に求めるものも速さから快適性に変わってきたような気がします。 冬は、おいしいお酒を求めて、スキーなどに飛び回っていますがアウトバックでなく、...
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