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2005年04月05日 イイね!

究極のサスとは

究極のサスとは色々なセッティングの車に乗って、これはすごい!!と感じさせられたのは、現行型ベンツSLのアクティブサスと、ポルシェ911かなぁ・・・

ポルシェは乗せてもらっただけだけど、フェラーリF355よりも感じる物がありました。

ベンツの現行SLやCLなどの、アクティブ・ボディ・コントロールと呼ばれる、金属スプリングと油圧アクティブサスペンションを併用したモデルは、異次元のコーナーリングを体験出来ます。

上手く言えないけど、SLのようなショートホイールベースでも、明らかにEクラスよりもピッチングも少なく、コーナーリングではほとんどロールもせず、ゲームのようにクリアしていきます。

多少、オーバースピードで入ってしまっても、ESPが介入して、何事も無かったかのように、コーナーを抜けます。
この懐の深さに、一度魅了されるとベンツ教徒となってしまうのでしょうがわかる気がします。

ベンツは、もともと懐の深いサスペンションを持ちますが、このアクティブサスは別次元です!

多くの人が悩む、乗り心地を犠牲にせずに、コーナーリング時だけロールを抑えて、安定性を確保する感覚は、以前に日本車が採用したアクティブサスや、日産が採用したバンパー先で、路面状況を読みとり、サスの減衰に反映するフィードフォワード制御のサスなどと一線を画す物です。

日本車でも、色々とサスペンションの減衰力を変化させるシステムが出ましたが、バブル後の空白の10年の間に海外勢に抜き去られた感じがします。

ただ、現段階になると、国内のメーカー開発者も、同じ開発費と原価が与えられるならば、BMWなどの足回りを超えられると、メーカーのサスの設計者は言い切るくらい自信を取り戻しています。
しかし、コスト制約と配分で、日本国内においてはそまでの操安性を乗り手が求められていないようです。

自分もレガシィとW202に乗って、色々と試乗していますが、足回りに関しては、ドイツ勢と比べて味の好みの差くらいまで来ていると思っています。
車全体では、掛かっているお金が違うので、単純な比較は難しいですが、どんな足が良いか、輸入車に乗らずに判断するのは勿体ないと思うので、色々な車を試乗してみて下さい。

ディーラーでSLの試乗は難しいですが、ポルシェのボクスターなどは試乗車があると思います。
ポルシェでは、試乗させると多くの人は魅了されて買ってしまうとわかっているので、説明よりも先に試乗させてくれます。



Posted at 2005/04/06 00:01:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車関連雑記 | クルマ
2005年04月05日 イイね!

チタン材の使用

書いていたら、専門的でつまらなくなってしまいました(^^; 勿体ないからアップしましたので、マニアの方はどうぞ(笑)


チタンは自動車部品に利用されていますが、特定の部品に限定さえれている状況です。

それは、ひとえにコストが高いからで、コストが下がれば、アルミ、マグネシウムに続き軽量性や機能性を武器に、自動車にも広範囲で応用されるようになると思われます。

さて、日本車で最初にチタン材を用いた車は何でしょう??(正解は文末)

この日本で、最初にチタンが用いられたのはシフトノブでしたが、1998年からベンツやフォルクスワーゲンでは、ブレーキガイドピンやシーリングワッシャーにチタンを採用しています。

チタン材は、降伏強度と疲労強度はアルミやマグネよりも優れますが、ヤング率が小さいために、軽量構造には逆に劣ってしまいます。

そのため、ボディーに用いられることは無く、シャシーやエンジン関係に用いられることになるのでしょうが、まだ加工コストが高いことから、一部の高性能車での使用に止まっています。

コンロッド(ポルシェ)、エンジンバルブ(トヨタ、日産)、ターボチャージャー・ローター(ベンツ、三菱、スバル)、サスペンションバネ(VW)などを中心に、チタンの使用が増えてきているところです。

また、チタンは耐摩耗性が低いので、コンロッドなどに用いるためには被覆が必要になります。被覆はPVD-CrNなどが使用出来るので比較的簡単ですが、排気温度の高いバルブに使用するには、特別な加工が必要となります。

吸気側はTi-6Al-4V合金で大丈夫ですが、排気側はTIMETAL834(Ti-6AL-4Sn-4Zn-1Nb-1Mo-0.2Si-0.3O)を格子状にしてTiBで強化したPM合金が用いられています。

まあ、ナトリウム封入バルブもそうですが、一般車でそこまでして高価な素材を使うメリットがあるかと言うと疑問なんですが、仮に大きなメリットが出れば自動車メーカーは採用を広げることでしょう。(トヨタでもアルテッツァの6気筒以降採用していないですし)

それよりも、いまは安価なβ-Ti合金や応用範囲の広いγ-TiAlへの期待が高まっています。

正解は、95年発売のシビックTypeRでした。
 ホンダのS2000のシフトノブは誤りでしたm(-_-)m Muraさんご指摘ありがとうございました。この時、インテRはアルミシフトノブだったはずなので、これが正解だと思いますが、もっと早い時期に標準で採用されていたものがありましたらご指摘下さい。
Posted at 2005/04/05 12:45:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | 技術解説 | クルマ

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