さて続きです。
観閲行進の後は第1音楽隊による音楽演奏が行われました。
第1音楽隊は第1師団隷下の音楽部隊で練馬駐屯地に駐屯し、行事や広報活動などで音楽演奏を行います。
続いて訓練展示へとうつります。
状況開始!
敵部隊が陣地を構築していることを発見、我はこれを撃破します。
状況を確認するために偵察部隊を敵陣地付近で偵察行動し状況を把握します。
偵察部隊が敵からの発砲をうけました。
これに対して偵察部隊は反撃を行いながら後退します。
87式偵察警戒車が進入してきました。
必要に応じて射撃により威力偵察を行います。
こちら偵察警戒車、機関銃による射撃を行う。
撃て!
偵察警戒車が敵に射撃を加え、オートバイ部隊が敵の反応の大きさ等を確認します。
これにより敵の規模や勢力を知る手がかりとします。
威力偵察により敵は装甲車をもつ大規模な勢力だと把握することが出来ました。
オートバイ部隊が別の地点へ偵察活動に向かいます。
我の火力戦闘の前に敵部隊に打撃を与えるため、特科火砲を展開させます。
155ミリりゅう弾砲FH70が特科陣地に展開し、射撃の準備を行います。
FH70は牽引砲ですが補助動力装置を持っていて限定的な自走ができるので牽引車から離れて移動や陣地変換をすることができます。
高射部隊や特科部隊を87式偵察警戒車が援護し、また火力戦闘を行う戦車部隊がくるまでの間警戒を行います。
87式偵察警戒車は機関銃のほうか25ミリ機関砲を搭載されています。
乗員は車長、砲手、操縦手の3名に加え2名の斥候隊員を乗せることができます。
こちら偵察警戒車、機関銃による射撃を行う。
撃て!
特科部隊の射撃準備が整いました。
偵察警戒車が後退します。
特科部隊が戦車部隊による攻撃に先立ち攻撃準備射撃を行います。
大変大きな音がします、ご注意ください!
特科部隊の射撃により打撃を受けた敵に対し、戦車部隊により攻撃を実施します。
10式戦車が進入してきました。
10式戦車が射撃を行います。
大きな音がします、ご注意ください!
撃て!!
10式戦車は優れた射撃統制装置、目標の自動追尾装置や油圧サスペンションにより走行時の車体の揺れを押さえることで砲を一定に保つことが出来るためこのように機動しながらの射撃が可能です。
50トン以下のコンパクトな戦車には120ミリ滑腔砲を搭載するのは困難とされています。
10式戦車がそれを可能にしたのが油圧サスペンションで速度や路面状況からくる動揺を検知してサスペンションを制御することで動揺を抑えるものです。
射撃時の反動をサスペンションで自動に調整することで精密な射撃を行います。
急停車し後退へとうつります。
このときの停止状態から後退速度も速く、機動性の高さをうかがわせます。
10式戦車は世界初の戦車用無段階変速機や新型の4サイクルエンジンを搭載しています。
エンジン出力の伝達効率を高くでき、90式戦車よりもエンジン出力は低いものの起動輪出力は高いそうです。
続いて74式戦車が進入し、敵部隊に対して射撃を加えます。
大変大きな音がします、ご注意ください!
撃て!!
74式戦車は105ミリ戦車砲を装備していますが、空砲に関しては10式戦車や90式戦車よりも迫力があったりします。
砲塔左側にみえる箱状のものは投光機で夜間射撃時に使用されます。
砲塔の旋回速度、後退速度などを74式戦車、90式戦車、10式戦車で比べてみると外観からはわからない進化を感じます。
退役が始まって10式戦車に後退がすすんでいるとはいえ、74式戦車も走行時でも砲の姿勢を一定に保つことができるのはさすがですね。
これより突入を行います。
突入に先立ち、特科部隊が我に対して妨害する敵に対して射撃をします。
大変大きな音がします、ご注意ください!
90式戦車を先頭に96式装輪装甲車、軽装甲機動車がつづく突入部隊が進入してきました。
90式戦車が敵を征圧します。
90式戦車に援護された普通科部隊が敵陣地に対して突入を行います。
普通科隊員がもっている太い筒状のものは110ミリ個人携帯対戦車弾です。
使い捨ての対戦車用無反動砲で700ミリ以上の装甲貫通能力があるとされています。
戦車・装甲車は突入部隊を支援します。
状況終り!!
訓練展示参加車両がグランドを離脱します。
この後このグランドでは装備品展示が行われます。
尚、戦車教習場では74式戦車による体験搭乗が行われていました。
その4に続く。
駒門駐屯地創立55周年記念行事 その1/その2/その3/その4
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Posted at
2015/05/04 14:08:00