先日の八王子オフで無事お披露目となった
新ネタ、事の発端は
新車から14年を超え、シートベルトバックルは傷だらけ&白化が目立つ状態に。5年前に一度樹脂保護剤を塗りましたが、焼け石に水で劣化は止まりません。
そんなところにみん友の
hamachi_yoさんがシートベルトバックルの純正流用ネタを公開し、それを見てから何か純正流用できそうなものはないか探すようになりました。
色々検索をしていてふと目に留まったのが40系レクサスLSのシートベルトバックル、アンカー挿入部の脇にLEDイルミネーションが付いているではありませんか。他にもステー全体が樹脂で覆われていたりと、なかなかの高級感があります。調べてみたらシートベルトアンカーの形状は120系カローラと同じ、これはいけると思い早速入手に挑みました。
ということで、運転席側はヤフオク、助手席側は新品でディーラーから購入しました。
コネクタを見ると明らかにカローラには不要と思われるものも見受けられます。ここから導通を探すよりもバラして余計なものを除去したほうが手っ取り早いと判断し、早速分解します。
そこまで苦戦することなく無事に完全分解。アンカーのロック機構はステーに直付けされているんですね。これなら分解したところで強度等には影響なさそうです。
配線もチューブを剥いで余計なものを除去、とりあえずスイッチ2種とイルミ1種の計6本まで減らすことが出来ました。
そこからスイッチを解析、2つのうち1つはシートベルト装着警告用のもの、もう1つはスイッチ位置によって抵抗値が変わるもの、こちらはシートベルト巻き取りテンションを変化させるためのスイッチなのでしょうか。
どのみち不要なのでこれも除去して、最終的に4本までシェイプアップできました。
次に手を加えるのがLEDイルミ、
標準では白色に発光しますが、車内のイルミネーションを統一させるべく、アンバー色への打ち換えを行います。
使用するチップLEDは2016サイズとこれまで扱った中でもっとも小さいサイズのもの、悪戦苦闘しながら…
なんとか2箇所の打ち換え完了。ほのかにアンバー色に発光します。
次にシートベルト警告スイッチ、LSはアンカー非挿入時は導通なし、アンカーを挿入すると導通するようになっています。
が、120系カローラは、導通するとメーター内の警告灯が点滅、導通がなくなると消灯、と見事に正反対です。何か策はないかとスイッチ基板を見てみます。
黒い樹脂部を取り外すと
こうなります。パターンが3極あり、アンカーの挿入に合わせて黒色樹脂が動くことによって樹脂裏側に取り付けられている金属板が導通を変化させているようです。
この画像を見ると、真ん中の配線を外して上側に付け替えてやれば、アンカー非挿入時に導通、挿入時に非導通、と導通を反転させることが出来ます。よくできた機構だなぁと感心しました(笑)
仕組みも分かったところで配線を付け替えて無事にスイッチも正常動作を確認、ようやくシートに取り付けができます。
取り付けに際し、イルミ用のハーネスも用意しました。
肝心のイルミ点灯のタイミングですが、同じくイルミが付いている30系セルシオの技術マニュアルを見たところ、フットランプと同じタイミングでよさそうだなと言う結論に至り、ディーラーOPで取り付けていたフットランプ配線から分岐させることにしました。
配線も済み、シートへの取付も完了したところで、いざ点灯…
おおっと唸る光り加減じゃあないですか。昼間はほとんど点灯に気づかないですが、暗い場所では絶妙に存在感をアピールしてくれます。
アンバー色も車内の他のイルミと統一感がとれてなかなかいい感じです。これはかなりのヒットですねぇ~
これが見たいがためについついドアを開けっ放しにしてしまいます(笑) 見た目と実用を両立できた純正流用、100点満点のネタと言っても過言ではありません。
とりあえず今度の日曜日開催の関西舞子はこのネタを引っさげて参戦予定になるのかなぁ? あとは、保管スペースの関係で
これが積みっぱなしのままで行くかも…
Posted at 2017/11/13 22:36:47 | |
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