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2025年02月12日 イイね!

ヘッドライト消え GARAX D4 B型の裏事情 続き

ヘッドライト消え GARAX D4 B型の裏事情 続きGARAX D4 B型のバラストはD2バルブを駆動できることが分かったので、この写真のように、D2Sバルブをセットしたダイスに実装してみた。この前段階として、この右側のヘッドライトには、中華製のD2/D4兼用バラストを一時的に使って、下の写真のようになることを確認していた。何もしていないダイスのオリジナルの左側より、右側はかなり明るいことが分かる。


輝度を測ろうとしたが、大寒波襲来中の夕方の冷え込みで、ミノルタのT-10というルックスメーターが寒さで機能しきらず、また私の手が悴んでしまって諦めた。

左右ともD2Sにしたらどうなるかと、日を改めて、測定したのが、この写真である。夕方では冷え込みが厳くなるので、昼過ぎにセッティングしたものの、外光が数千ルックスあり、日没を待ち、1800ルックス(以降lx)になるまで待って、カメラの絞りをマニュアルで下げ、写した写真がこれである。よって、全体が暗い。尚、先回の斑のある段ボールに代えて、新しい段ボールを使ってみた。


バラストは左が中華製のD2/D4兼用のもので、右がGARAX D4 B型にしてみた。輝度の実測値等は、以下に、”D2Sにしたら 爆光2万カンデラオーバー ”というタイトルでまとめておいた。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/8113263/note.aspx

夜になって、ダイスを運転してみたが、随分と前が見易くなって、運転が楽になった。こんなに違うなら、ハイビームで何とか合格した車検の直後にすべきだったと思った。

まだ光軸を調整しないといけないが、次回車検は問題なく通るだろう。尚、光軸調整はいつもレーザービームを使って自前で私はやっているが、そのやり方はここの6以降とコメント欄に書いた方法で行っている。このやり方で、過去、車検時に光軸でNGだったことはない。一応、写真だけ貼るとこういう具合である。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/2658098/5337437/note.aspx


尚、GARAXのバラストには、こういう”専用バルブ以外取付不可”と印刷されたタグが付いていて排他的な書き方とも言え、専用品を買わせようという魂胆が見え隠れする。でも、私は波形を実測し、自己責任で、セルシオで使い古したD2Rバルブで確認し、その後、新品のPhilipsのD2Sバルブと、小糸のD2Sバルブを使ってみたが、どちらも同じ位の明るさで、同じように機能し、電圧も85Vで収束した。ダイスに実装したのは小糸の方だが、その理由は国産愛用で行きたかったからである。


今回、ダイスのヘッドライト暗いの車検対策を考えていて、D2S化の実験を行い、良い結果が得られた。この実験過程で、GARAXに隠蔽体質を私は感じてしまった。企業秘密と言えばそれまでだが、簡単に見破られてしまうレベルの秘密であり、企業理念や姿勢がバレてしまうことになる。”専用バルブ以外取付不可”というタグまで付けて、市販品のバルブは使わせないようにしているが、私には通用しない。勿論、自己責任で私は使っただけで、良い子は真似をしない方が良いのかも。

私にはリバースエンジニアリングをしてしまう癖があり、D2S化でもその癖が役立った、正月に、ブログに書いた、このボイラー復活劇でもリバースエンジニアリングが役立った。今回も軽く解析しただけで裏事情が見えてしまった。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/blog/48183289/
Posted at 2025/02/12 11:37:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年02月10日 イイね!

ヘッドライト消え GARAX D4 B型の裏事情

ヘッドライト消え GARAX D4 B型の裏事情私の出入りしている車屋さんに、このヘッドライトの車が入庫して来た。HIDヘッドライトが点灯不安定という70後期のノアで、左右ともそうだった。70後期はHIDバルブが水銀フリーのD4Sに切り替わっているので、新品のD4Sバルブに交換してみたが、症状がひどくなってしまった。バラストを見ると、社外品が使われていて、GARAXという文字が読め、バラストが悪いのかと、バラストに別車種用のD4Sのものを使うと、症状はもっとひどくなってしまったそうだ。左右とも、バルブを換えても、バラストを換えても駄目とは、一体どういうことだろうと、店主から私に相談が入った。


GARAXをネット検索すると、ノアに使われているものは、このURL
https://kspec.co.jp/garax_tuningballast/catalog/
の下の方にある丸形のD4 B型というもののようで、写真を引用させてもらうと、上端右のアルミ放熱フィンの付いたトヨタの純正バラストに置き換えて黒いGARAXのものを使い、バルブも専用のものを使うというものであった。お客さんによると、ヘッドライトの明るさを改善する目的で、中古品のこれを使い始めて、確かに明るくなったが、2年余りして、点灯が不安定になってきたとのことであった。


使われていたバルブはこれらで、TUNINGBALLAST 専用6000Kと反対側にKD204 GARAXと表示されている。発光部は電極が見えないくらい灰色に濁っていて、劣化が随分と進んでいることが伺われた。表示からはD2かD4かは不明だが、車用HIDバルブは、水銀を含有する85V動作のD1/D2系か、水銀代替物質としてヨウ化亜鉛を使った42V動作のD3/D4系の2つのタイプしか業界では作っていないので、GARAXのバルブはこのどちらかであろうが、表示からは分からない。尚、私は仕事で、車用より遥かに明るい大電力のPHILIPS社製HIDを使う機器の設計をしていたが、水銀入りのものは高圧印加後、85Vで駆動する仕様になっていた。また、PHILIPS社から資料を貰って、ちょっと勉強したことがあり、業界の事情を藪睨みしていた。当時、業界はRoHS指令でヨウ化亜鉛に移行しつつあった。

お客さんの話では、車検残が1年を切っており、それを機に乗り換えるので、なるべく安く済ませたいとのことだった。調べてみると、GARAXのバラストも専用バルブもかなり高価だった。そこで、お客さんが言われたのは、以前に使っていた純正品があるので、入れ替えて済むなら、そうしたいとのことだった。そうであれば、ご自分でされれば良いのにと私は思ったが、この方は、DIYは一切されない人で、私が交換させてもらうことにした。


バルブとバラストをこの純正品に戻したら、不点灯問題は解決した。お客さんから、GARAXのものは処分して下さいとのことで、私が預かって、点灯不安定の原因を調べることにした。シエンタ・ダイス用に以前用意した、D2/D4兼用バラストであるここに紹介した
https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/8106408/note.aspx
バラストに、バルブを接続してみた結果、やはり点灯が不安定だが、点灯中は、80V余りの電圧を左右どちら側のバルブも示した。ということは、間違いなくD2系である。


GARAXのバラスト側はどうかと、自己責任で、セルシオで10年以上使い込んだPHILIPSのD2Rバルブを駆動してみた。結果、問題なく光り続けた。念のため、1時間余りの間、点灯させたままにしておいたが、何ら問題無く安定に光り続け、ちょっとピンぼけだが、この写真のように、Cカップルの微分波形であるが、80V強の電圧で、周期3.6msecと、安定していた。バラストの表面温度も手で触って、やや温かいと感ずる程度だった。そして、私はハハーンと思った。GARAXのこの製品の秘密を見つけてしまったようだ。

秘密とは、GARAX D4 B型は、D4バルブに替えて、D2バルブを使うことで、明るくなるようにしているだけのことと分かってしまった。GARAXはD4の代わりにD2を使うとは発表していないが、そうしていることが私の測定から分かってしまった。

D3/D4系バルブはD1/D2系に比べて、暗く、短寿命というハンディーがあるが、水銀フリーであり、環境には優しい。D2/D4兼用バラストの検証の際、D2がD4より3倍近く明るかったという結果が得られたこともあったくらいだ。みんカラ内を検索したら、ウェルドの愛車さんにより、これが投稿されているのを見つけた。
https://minkara.carview.co.jp/userid/925740/car/765005/2093694/note.aspx
4と5の写真を比べると、随分と5の方は明るく、写真を引用させてもらい並べるとこれだけの差がある。


このGARAX D4 B型は、D2バルブを駆動できると分かったので、これをダイスに使えるだろうかと調べ始めた。そうしたら、リンク先に、このように、ダイスがあった。


今日はここまでで時間切れになってしまったが、この続きは近日中に実験する予定である。
Posted at 2025/02/10 14:39:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | GARAX D4 B | 日記
2025年02月05日 イイね!

D2/D4どちらでも使えるバラスト

D2/D4どちらでも使えるバラスト我が家のシエンタ・ダイスは2023年の車検の際、ヘッドライトのロービームが暗く、ハイビームで合格はしたが、次回の車検に通りそうにない。

LED化も考えたが、当初は明るくても、輝度低下が頻発したり、故障している周囲の状況を見ている私は、D2SのHIDにすることを模索した。そして、以下の3つにその経過をまとめた。

https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/8105186/note.aspx

https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/8106132/note.aspx

https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/8106408/note.aspx

たまたま、ジャンクとして売られていたバラストがD2/D4兼用であるらしいことを知り、実際にそうか、実験してみた。使えることは分かったが、長期信頼性については実際に使い込んで検証して行こうとしている。
Posted at 2025/02/05 15:22:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | バラスト | 日記

プロフィール

「[整備] #シエンタ ヘッドライト用バラスト GARAX D4 B型 https://minkara.carview.co.jp/userid/1275711/car/3028334/8268222/note.aspx
何シテル?   06/17 12:45
古き佳き時代の車が好き。メカは苦手ながら、多くの車屋さんが得意でない電子領域を私はあまり苦にせず、助け合うことで古い車でも何とか維持している。
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