ダイス ヘッドライト暗いに対処
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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我が家のシエンタ・ダイスは2023年の車検時に、ロービームではこのように、輝度不足で、ハイビームで何とか合格したが、次回の車検では通らないことになる。
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昨年の8月以降、私の出入りしている近在の複数の車屋さんでは、HIDのD4系バルブを使ったヘッドライトが光量不足で車検不合格になるケースが多発している。尚、この写真は上のYoutubeからの引用であるが、ヘッドライト交換がベストな対策ながら、懐に大きく響くことになる。中には、これを機に乗り換えに走らざるを得ない人も出てくるだろう。
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そもそも、環境対策として、ヨーロッパで始まったRoHS指令により、水銀フリー化が行われ、HIDはD1/2から、水銀に代えて、ヨウ化亜鉛を使ったD3/4への変更が日本でもされた。D3/4は暗い上に劣化が早いという悪評が立って久しいが、車検場での自動機による検査がロービームでのみされるようになって、この問題が顕在化してきた。尚、RoHS指令については、ここに解説がある。
https://www.ohmiya.co.jp/special/rohs/
私自身は、RoHS指令の無鉛化による被害者で、半田付け箇所が鉛入りのものに比べて、簡単にクラックするため、その対策に苦労したものだった。
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この対処として、バルブを早めに新調するのが手ではあるが、光軸調整のやり直しも必要なことが多く、手間やコストがかかる。また新品でも、D2より明るさはかなり劣る上、その後の輝度低下も早い。LEDへの置き換えもされているが、高輝度のLEDは熱処理が甘いと、短命に終わるものが多く、対策としては必ずしも万全ではなく、一時凌ぎと言う人もいる。D4バルブにしろ、LEDにしろ、寿命の観点で不利である。
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私はLED化せず、HIDのまま、D2化により明るく、長寿命にすることを模索し、ネットを検索したら、AmazonにこういうD1/D2/D3/D4兼用と書かれた商品があることを知った。写真はAmazonからの引用。
尚、D1/D2系は動作中の駆動電圧が85Vであり、D3/D4系は、42Vと異なる電圧のため、互換性はないが、バラストを換え、バルブのカット位置の対処をすれば、何とかなる。世の中には、85Vでも、42Vでも自動切り替えのバラストがあり、この写真のものがそのようだった。
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本当に兼用かなと疑念もあり、さらにネット検索すると、バラスト用の半導体に、兼用を可能にするものがあり、それを使ったものは、電圧を切り替える機能を持っていて、D2系でもD4系でも使えるらしいことが分かった。しかし、中国製ゆえ、品質や信頼性がどうかとは思った。そんな折、某中古車用品店にジャンクとして売られているこれを目にした。同じものが売られているなんて、何とタイミングの良いことか。でも、動作保証のないジャンク品だった。
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