ホイール補修
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
かなり以前のことだが、家族がホイールを痛めてしまった。
このとおり、打痕ができ、その部分が中心方向に寄るように変形している。
2
角度を変えて撮影すると、変形はこのように、リム部が中心方向に1mm以上たわんでいる。車屋さんに相談したが、良い返事は貰えず、潔く、廃棄しようと思ったが、一つ、実験してみることにした。
3
リム部にガムテープを2重に貼り、タイヤレバーを当てて、このハンマーで叩いてみた。500円コインと比べるとその大きさを想像してもらえるかと思うが、ずっしりと重く、利き腕でないと扱いにくい。
4
2本の垂木でホイールを支え、当てたタイヤレバーをガンガンと叩いたら、このレベルになった。叩いた回数は、30回以上あった。1回当たり、平均したら、0.03mm位しか動かなかったことになる。
やる前は、強く叩き過ぎないようにと気を付けて叩き始めたが、全く変化がなかった。車屋さんが色良い返事をしてくれなかった理由はそれかと思い、思いっきり叩き続けたら、少し、変化があった。
5
角度を変えて見ても、リム部はほぼ真っ直ぐになったことがこの写真からも分かるが、エッジ部の凹みはそのままである。念のため、脱脂して、クリアー塗装をこの部分にして、お世話になっているショップでタイヤを組み付けてもらったら、凹み部分はタイヤと幾分離れており、美観を気にしなければ、実用上、問題無さそうに思えた。
6
尚、このホイールは以前、スターレットで使っていたトヨタ純正アルミホイールで、シエンタの鉄ホイールよりずっと重い。アルミと言っても何らかの合金で、とても剛性があり、簡単には変形せず、重いハンマーを使って、本気になって叩く必要があった。10年程前に、社外品ホイールで類似なことをしたが、簡単に変形した。これをやって、さすが、トヨタ純正品はしっかりとしていると思った次第である。
実は、当初、車屋さんに修正をお願いした際に、良い返事が貰えなかった理由が分かった気がした。諦めの悪い私は変形については修正し、打痕はそのままにしたが、作業後、耳鳴りが続いたくらいだった。自分の耳へのダメージだけでなく、ホイールに金属疲労や金属内に蓄積されたストレス等もあろうかと思ったが、その後、冬タイヤを履かせ2シーズン使って、何ら問題無く使えている。
修正したところを見た車屋さんは、
「これなら大丈夫だろう、打痕を埋める材料はあるよ。」
と教えてくれたが、そのままになっている。
7
私の師匠の話では、アルミホイールに社外品を履いた車と純正品の車では、事故を起こした場合、一目で分かる違いが出るそうで、前者は破損度合いが大きく、ステアリング操作が不能になって大変なことになった事例を多々見てきたとのこと。雪道ではスリップ事故が起きやすいので、スタッドレスタイヤには純正品を使いなさいとのことだったが、社外品のアルミを履くくらいなら、純正の鉄チンにしなさいとも言われた。
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