購入記 ( 二代目 )

二代目の愛車は、94年のシボレー・コルベットC4の6M/Tです。これもアメリカにいた頃です。
憧れという意味で一番思い入れのある車で、この車を手にした時はホントに夢のようでした！

実はレンジローバーを買った時にも当然コルベットC4は頭にありましたが、予算的に買えるのは前期型のみ。後期型のデザインが好きで、内装も変わった94以降の個体が欲しかったので、あえて候補から外してました。

この当時一番欲しい車だったので、日々ネットの個人売買サイトと睨めっこしたり、ディーラーに見に行ったりしてました。94以降のコンペティション・イエローの6M/Tが第一希望でしたが、このイエローは希少な上、6M/T自体がかなり希少…。結局、この条件には一度も出会えなかったのですが、ある日、気になる個体が個人売買サイトに出てました。アドミラル・ブルーの6M/Tで94年式。
さっそく、オーナーさんと電話で交渉してディスカウントに成功！ebayオークションでレンジを売り(アラスカに旅立ちました)、コルベットを取りに行く段取りを考えます。
「コルベットがあるのはBaltimoreだから、Washington D.C.の近くかぁ。え！1000マイル(1600キロ)もあるの！？」
アメリカが広いの忘れてました…　急遽、飛行機で取りに行き、帰りに運転して帰ってくる形にします。プライスラインで破格のチケットを無事GET！

で、お待ちかねの納車日！早朝、飛行機でBaltimoreに向かいます。
「それにしても、妙に揺れるフライトだなぁ…オレの前の列までで朝食Serveも一時中断しちゃったし…　これって波乱の幕開け？何かの暗示！？」
なんて、思ってるうちに朝食も出てきて無事到着。空港でオーナーさんと対面。お～、いい人そうで良かった！そして、駐車場でコルベットともご対面！！
「お～、低い！低い！！スーパーカーみたいだ^^」
で、オーナーさんの運転でご自宅を目指します！雰囲気はマスタング・コブラに似てるけど、こっちのほうが加速鋭いし、視界も数段悪い…
「こんな車運転して帰れるかなぁ…、とんでもない車買っちゃったなぁ…」って急に不安に　(* _ω_)...

手続きを終え、ドライバーズシートに収まり、帰路に着きます。クラッチは思ったほど重くないし、操作系も結構しっかりしてるし、意外とフツーに乗れそうだなぁ。と思ったのもつかの間で、結構な坂道の信号でストップ。グイッと発進しようとしたら、盛大にホイールスピン(･Θ･;)　そして、再び緊張…
緊張しながら、高速に辿り着き、少しずつ加速を楽しむ余裕が出てきた^^
「げ、雨降ってきた…　ん？後ろから結構な勢いで迫ってくるBimmerが！M3かぁ」
雨の高速ワインディングでちょっと頑張ってみるものの、まだ感覚掴めてないんでコワイコワイ(ﾟ_ﾟ;)　170キロくらいまで出してみたところで、早々にM3に道を譲る…

サービスステーションで止まるたびに、車高の低さ・スタイリングに圧倒されてました！
「まだ、自分の車である実感が沸いてきません」夢を見ているようでした！

やがて日も暮れ、夜の高速をひた走ります。雨はやんだけど、まだ５００マイル以上の工程。直線が続く区間で５速に落として、先の先まで見通して(メーター読みですが)２００キロにトライします！すごい集中しました。自分の手による初２００キロに感動です！２５０キロは次にとっておきましょうo(^-^)o
大分車にも慣れ緊張が少しほどけた頃、あることに気づきます。ケツが痛い…　乗り心地が悪い上、クッションがヘタって薄い…　痔になるんじゃないかって急に心配になりました…

そして、午前４時過ぎに無事自宅のアパートメントに到着し、ガレージにコルベットを収めます。エンジンを切り、何度も振り返りながら、ガレージを後にしました。



始めてのスポーツカーだったので、いろんなことが新鮮で、
この車からは多くのことを学びました。
ドライビング・スキルもある程度、鍛えられました。
帰国するまで、乗ってましたね☆


憧れの一台を手に入れて純粋に嬉しかったです！
再びこの車を買った時のような感動を味わうのが、１つの夢ですかね☆
経験値も上がり、ヨコシマになった今、そんな車はあるのだろうか…。XJ220かなぁ…。