やっと、更新する時間ができました…
二ケタ万円で買える、味わい深いSUV。
もちろんフツーに日常的に乗れて…、乗ってて楽しいヤツ。
前回はシボレーを出したので、クライスラー系とフォード系からいきます!
まず、クライスラー系ではダッヂの初代デュランゴR/T。
ようやく二ケタ万円でも出てきたし、新車並行の割合が結構高い。
ただ、このクルマをオススメしたい理由は、そこではなくエンジンです。
Magnumシリーズと名づけられた5.9L V8は、2000年前後のSUVの中では、最もアメ車濃度が高かった印象があります。いわゆるアメリカンV8って言葉から連想するエンジンに最も近いのでは、と思います。
自分はダコタで経験しましたが、力強い回り方とドロドロ系の排気音で、乗ってて楽しくなります^^
また、このエンジンは本国ではグランドチェロキーにも搭載されていて、こちらはコンパクトな分、当時のSUVでは最速の一台でした。当時の米誌の計測データで、0-60mph 6.8秒をたたき出しているので、かっとび系SUVのパイオニアであるAMG ML55と同等の加速力ということになります。
そして、エンジンつながりで、もう一台ダッヂラムチャージャー。
このクルマはメキシコ生産で、アメリカ本土でも売られませんでした。
ベースはダッヂラムトラック1500で、リアのライトがボイジャー用だったり、なんとなく廉価版の印象を受け、2ドア2駆のみでセールス面でも振るわなかったですが、日本ではラム顔のSUVってところに、存在価値があると思います☆
アメリカンSUVのV8は、マフラーとヘッダーズ(エキマニ)を変えてあげるとドロドロ言うようになりますが、この年代で個人的に音買いするのであれば、Magnum 5.9L + ギブソンがチョイスです^^
続いては、フォード系です。
金額的な選択肢は、2代目・3代目のエクスプローラーということになると思いますが、この頃アメリカに住んでおり、さすがは当時のベストセラー、今の日本でプリウスやらフィットを見る勢いで走っていたので、なんとなく感覚が麻痺してしまっています…
でも、そんななかでも一台だけ欲しかったモデルがあります。Saleen XP8。
S7、マスタングS281で知られるサリーンが仕上げたコンプリートカーです。
V8 5リッターのエクスプローラーをベースにスーパーチャージにより286馬力へスープアップし、足回り、ブレーキ、タイヤ・ホイール、フルエアロ、レカロシートと一通りいじってありました。98以降は、ATもクラウンビクトリア用が入ってたようです。
生産台数はわずかに119台です。
一時、本気で欲しくて個人輸入も考えましたが、エアロ割ったら入手困難、当時はまだサリーンが正規で入る前で、国内での調整・メンテ、パーツ確保にも不安があり、あきらめたことがあります。
そう言えば、デュランゴにも、キャロルシェルビーが仕上げたシェルビーSP360なんてのがありましたね^^
次はヨーロッパ系を見てみたいと思います。
ここは結構難題です。
まず頭に浮かんだのは、ランドローバーのディスカバリー2と2nd Range Roverですが、ここはハードルが高いです…
故障が多いというよりも、複雑な機構が多くメンテや調整が必要なものが多いと言ったほうが良いかもしれません。
この頃のローバーは、オンオフの両立をエアサスやH型ゲートなど、メカとソフトウェアで解こうとしていた印象が強いです。92年の最終コイル物のクラシックレンジに乗ってましたが、この車の足回りは完成度がかなり高かったです。ここから更に上に行くには、BreakThroughが必要で、エアサスに行くしかなかったのでしょう…
ここで言うオンオフの両立は、今の時代のSUVのようにオンでスポーツカーのように走ることを目指したのではなく、ラグジュアリーサルーンを目指していました。それに現在のモデルよりもオフ比重が高く、これが味わいに寄与していたと感じます。
オフでの微低速でも扱い易くした結果生まれた、濃いクリームをかき混ぜるような濃厚なフィーリングのV8、ロールを許し硬くないのに粘る足回り、カチッと利くブレーキ、独特の速度感、どこか温かみのあるインテリア、と独自の世界感があり、この世界感というか雰囲気はこの世代までではないかと思います。
これじゃないとダメな方がいる類の車なんで、二ケタ万円での味見で旨みを取るのは難しいかもしれません。ソフトの性能も今の基準では未熟ですし、味わいの裏に複雑な機構と相応のメンテの必要性があるところが難しさです。
そして、もう一台。アウディの初代オールロードクワトロ。
最近見てて、結構安くなったなぁって思った一台です。
これはSUVなのか微妙な感じがするし、いまだにこのハイトワゴン?はよくわかんないコンセプトであります…
搭載されるエンジンは、当時のS4と同じ2.7Lターボときてるから、よりよくわかんない車です^^;;
北米などには、このエンジンを載せたA6のスポーツグレードも存在してました。
ただ、アウディが本格的に内装の質感とか品質に力を入れ始めた世代の車なので、作りは悪くないと思います。この代のA6とW210、E39を見比べ、たしかに質感が高い!と思ったのを覚えています^^
いまとなっては、結構前の車ですが、このよくわかんないコンセプトのおかげが、あまり古臭く見えません☆
そういう意味でも、二ケタ万円で乗るには、意外と良い選択かもしれません。
今回は、この辺で!
セダン、SUVと来たので、次はクーペ / オープンですかね☆
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Posted at
2012/02/26 00:04:25