中古車の穴場シリーズも「その⑤」まできました!
読んでいただいてる方、ありがとうございます☆
今回も趣向を変えて、車両価格ではなく値落ちから穴場車を探します。
まず、1台目はトヨタ・センチュリー現行型です。
センチュリーと言うと、政治家や企業のお偉いさん運搬用で、個人ユーザーが買うイメージのある車ではないですが、彼ら専用にするにはもったいない作りをしています!
生産を担うのは、東富士にある関東自動車工業。トヨタの特装車やカスタムカーなども手がける会社ですが、その一角で多くの部分を熟練の職人さん達により、ハンドメイドされています。大げさに言うと、SZ系の時代のクルー工場に迷い込んだ如く工芸品の世界☆
多くのハンドメイドを伴う生産過程や単一車種専用のV12エンジンを考えると、新車で1000万を超えるプライスタグも消して高くなく感じてしまいますが、そんな車が100万円前後から狙えます。ほとんどが元法人車で走行距離も、10万キロどころか20万キロを超えています。でも、ある程度ガンガン乗るのであれば大丈夫でしょう!
トヨタ車の中で最高品質を誇るのは、このセンチュリーだそうです。
ちなみに、品質順的にはセンチュリー ⇒ セルシオ(LS) ⇒ ランクルとなるそうです。
ちなみに、個人タクシーでセルシオ時代に80万キロくらい走った車がありましたが、エンジンは確かオーバーホールなし、エアサスもミッションもオーバーホールが生涯で2回とかって言ってたはずなので、30万キロは持つみたいですね。もちろんプロですし、使われ方で大きく変わってくるとは思いますが…
人間も生活習慣が変わると急に疲れが出たり、病気になったりしますが、車も同じようでタクシー時代は平気だったのに、自家用に変えて使用パターンが変わった途端に壊れたりするみたいですね… なので、法人時代の同じように、ある程度稼動させるのであれば、20万キロくらいでも問題ないのでは、と思います。
セルシオを越える品質のハズですし…
さて、2台目はベントレーのArnage T です。
個人的に「一生モノ」として欲しいクルマの最右翼です。
3000万円を超える新車価格を考えると、フトーに安い気がします^^
安いと言っても、絶対的には簡単に買える額ではないですが…
中古車業者にも得意・不得意が当然あるわけですが、その辺りが相場形成に大きくかんでいると推測します。不得意とする業者が下取りやらひょんなきっかけで仕入れてしまったとします。在庫抱えてるうちに壊れられても困るし、経費もかかるので、多少安くてもいいから、とっとと売ってしまいたいわけです。そんな業者というか個体が複数あったとします。元々、全国に20台も売り物がないクルマですから、安いクルマが数台出てくると、相場が動きます。専門店もある程度値段を落とさざる得ません。そんなこんなで、今の相場なのではないかと思います。
もちろん、逆もあり得ます。全国に買おうとしてる人が5人いたとすると、相場は上がると思います。
ロールスのシルバーセラフと並び、それぞれVW / BMW傘下に入ってからのモデルですが、シルバーセラフ / アルナージュに関しては、時期的にも買収前に基本的な開発を終えていたという説が有力と考えます。つまり、最後の純血モデルということができると思うのです。まぁ、純血という言葉もある意味いい加減で歴史を遡れば、ロールスとベントレーがバッジエンジニアリングされた車は純血ではないと言うこともできますが… この辺りは年代的なものですし、VW / BMW傘下に入っていなかったらどんなエンジンが載ってたか未知数ですが、レッドレーベル以降のアルナージュは伝統のV8なので、良しとしましょう^^
SZ系も間違いなく名車中の名車ですが、結構アップライトのポジションはなんくなくトラックチックだし、アルナージュのほうが新しい分、自然な感じがします。
パフォーマンス的にもメチャ速なわけでもなく、ドイツ車的な性能ではコンチネンタルGTやフライングスパーに負けますが、このクルマに必要なのは、ヘリテージであり、自分の中で純血と思えるかどうかです。もちろんある程度の性能も必要ですが、あこがれや欲しいという気持ちは、トップを争う性能ではなくヘリテージや世界観が前面に出た車にたいして抱きます。
一生モノとして買うので、長期ローン組んでも欲しいクルマです(*^^*)
ホントに一生モノにするかは所有していく中で考えれば、いい話です(^^;;
さて、も1台は何にしよう…
ビーエム7やアウディA8、ジャガーのXJなんかは、昔ほどではないにせよ、値落ちが比較的激しいですが、穴場というほどではない…
何かスーパーカー系でと思いましたが、新車価格そのものが上がっている…
それも倍以上に!
F355は出た時たしか1490万でしたが、今の358は3000万オーバー。ディアブロもSVなんかは2200万くらいだったと思いますが、アヴェンタドールは4000万オーバー (>_<)
値段は落ちてるとは思いますが、元が元だけに「!」って感じにならない…
新しい車が高い分、348/355世代もつられて程度の良い個体は相場が動いていない…
そこで、こんなクルマです。
Dodge RAM SRT-10! シングルキャブ6M/Tのほうです☆
デビュー時は「500」がキーワードでした。500馬力・500lb-ft・500Wのオーディオ!
一言で言うと、バイパーエンジンのラムトラックです。上の2台と比べると値落ち率は低いですが、これが200万円台で買えるのを発見した時は嬉しく思いました!
限定みたいなもんですからね☆
個人的にはこれ、スーパーカーの仲間です!
スーパーカーというからには、エンジンが特別でなくてはいけない!
そして、日常的ではいけない!
さらに、醸し出すオーラがスーパーでなくてはいけない!
2気筒同時爆発のV10搭載だし、スーパーカーに負けないオーラ出てます^^
それに、フルサイズのピックアップトラックという時点で、日本ではある意味スーパーカーだと思います。空荷状態でリアが軽い形状は、それなりに運転に気遣いが必要で、いい意味でフツーではないでしょう。
SRT-10になってからは、結構煮詰められているみたいではありますが。
0-100キロ5.2秒で加速し、最高速は240キロに達します!
この1つ前の型のラムトラックV10もいいですね^^
この頃は、パイパーエンジンを前面に出していなかったですが、十分スーパーな気分を味わえるクルマでした!
たしか埼玉にあるお店が、V10 Runnerだかのサブネームで入れてましたが、スーパートラックと位置づけていたようです。従って、結構新車並行の低走行、程度良い個体が以外と出てきます! 特別なクルマとして買われ維持されてきた証拠です。
速いかと言われる微妙ですが(0-60で7秒台とかのレベル)、タコ足を組んだV10のサウンドは大迫力でした^^
エコやら効率が騒がれる時代、アメリカのメーカーと言えど、デカいエンジン大パワーを前面に出した車は積極的に作れないでしょうから、今のうちに一度乗っておきたいなと! フェラーリやランボと一味違ったスーパー気分が味わえると思います^^
今回はかなり好みで取り上げたところで、おしまいです。
また、次のテーマを考えます!