
納車から4ヶ月が経ち、約10,000キロを走破したユーコン。
いろいろと見えてきており、振動対策は問題のありそうなものから潰す方針に変えて、タイヤ⇒スタビの順に入れ替えようか考えています。
方針は決めたものの、海外出張の予定が急に入ったかと思えば、なくなったり、来週はどこにいるんだろう?
ってな感じの日々が続いており、なかなかユーコンを入院させるタイミングがなかったりしています (>.<)
入院は少し予定が落ち着いたらですね。。。
左だけインナーハウスに当たる問題も合わせて原因究明です。。。
そして、脚ができたら、サブコンとラムエアーでモアパワーですかね。
タイヤと言っても、バランス取りだなんだで、20万コース。
消耗品のくせにイイお値段です。。。
スタビはたしか15万くらい。。。
乗り換えるつもりないですが、このくらいの差額で買えるクルマに何があるだろう、、、
って、ふと気になって調べてみました。
ショックアブゾォーバーまで変える必要がありそうだとなると、脚のやり直しに近くなるので考えるかもしれませんが(--)
まぁ、乗換予定がなくてもクルマ探しは趣味みたいなもんなんで、今回も探してみます (^^;;
ちょっと面白いかな、と思ったのはメルセデスベンツのR500。変顔のヤツです。

不人気でベラボーに安いかと思いきや、同年式同程度のE500やCLS500と対して変わらない値段で売られています。
逆に価格的においしいのはE65後期の750iあたりですかね。新車時ほぼ同価格帯の人気車ゲレンデG500と比べると、1/3くらいで売られています!
で、先のR500はちょっと見てみました。
いいクルマですが、「おおっ!」って程度の良さを感じる個体に出会わなければ、慌てて買わなくてもいいかなってのが、正直なところ。
パッケージングはほぼオデッセイですが、オデッセイがミニバン仕立てだとするとRクラスはサルーン仕立て。
サルーン仕立てだけど、ベースはW164 Mクラスというなかなか変わったクルマです。
悪く言えば掴みどころがないですが、この1660mmの車高は意外と便利かもしれません。
いや、冷静に考えるとこのクルマ、実は自分の使い方にかなり合っているかもしれません。
大き過ぎず小さすぎずのボディサイズで、1700~1800mmに高さ制限のある駐車場にも停めれる。日頃の荷物は問題なく飲み込み、状況によっては車内で仕事も着替えもできる。室内の質感や作りも悪くない。4Maticもしっかりしており、5リッターV8の左ハンがちゃんとある!! 上にAMG63もいますが。。。
最高速240キロ、0-60mph加速6.5秒なので、動力性能もそこそこで高速も得意。高速なら燃費もそこそこ。
世界的に不人気気味で、おそらくディスコンでしょうから、そこもプラスです(^^)
条件で考えるほどマッチしてるのですが、、、「これは!」って個体でない限り、いまひとつ決めてに欠けます。。。
この中古車価格は魅力であるのはたしかですが。
乗り出しでは1,000万を超えていたであろうR500が2006~2007年式、6~7万キロ走行で100万円台後半まで落ちてきます。
ドイツ生産の他ベンツと比べると、全体に緩くてアメ車って感じがしたり、同じくアメリカ生産のGLと比べると質感も1クラス落ちる感じしますが、この金額でこれ以上のクロスオーバーは買えないのでは?って感じもします。
この年代のメルセデスは、まだ電制をモノにしきっている感じはしなく、ABCサスも信頼性イマイチですし、ATの制御もイマイチです。
ATは7Gなので完璧ではないでしょうが、Rクラスはリアのみがエアサスなので、メンテ面ではSやSLよりも楽な気がします。
Rクラスに限らず、2005年前後のV8 5リッタークラスのドイツブランドは全体的に安い気がします。
自税の15%増も目前だし、スポーツグレードではないV8を買う方は少ないんでしょうね。
10年落ち前後のクルマは穴場が結構ありますが、ネオクラは事情が違います。
その代表格は、最近取り上げられることが多い空冷ポルシェ。964と993です。。
実は3~4年くらい前に一度だけ964を買おうかと思ったことがあります。
たしか91年式のティプトロで、走行11万キロの距離の伸びを気にしなくてよい個体!
白ボディ/タンレザーの組み合わせ、17インチカップホイールとローダウンでCarrera RSルックでした。
マフラーも変わっており、いかにも空冷ポルシェな力強いイイ音してました(^^)
この個体は200万くらいだったと思います。
もし、これに乗り換えて今まで乗り続けてたとすると、おそらく距離は17万~18万キロくらいに達している。
そんな個体でも値段がつくどころか、ほぼ買値で売れていたでしょう!
ちょうどいいサンプルがなかったですが、10万キロを超えたマニュアルが500万近いので、おそらく過走行ティプトロでも250~300万はつけるでしょう。
というのも、マイル換算すると18万キロでも11万マイルを超えたあたり。20万マイルでも売り物になる欧米からすると、必ずしも過走行ではないのです。
帆世の予想として、空冷ポルシェ、特に964の相場は今後二極化していくと思います。
低走行やワンオーナーの超極上車は今後もじわじわ値段を上げ、そこでほぼ永久に高値安定。
逆にフツーに年を重ねてきたような個体は行くとこまで行ったら、落ちてくるでしょう。
ただ落ちるといっても、98万円とかにはならないと思います。そうなる前にレストアされ、イイお値段で売られるのです。
急激な円高や突然変異でもない限り、急激に相場が変わることはないでしょうし、そろそろ"そういう年代"のクルマだと思います。
993は"最後の空冷"、964に関してはここに"最後の911らしいカタチをした"が加わるのが大きいと思いますが、いろいろ見てみると、空冷ポルシェ以外にもじわじわと値段が上がっているクルマはあります。
スーパーカー系のブランドを除くと、目立つのはモーターボートのような形をしたBMW Z8。E39 M5のV8を積み、6M/Tしかなかった硬派なクルマですが、ビカモンは当時の新車価格を超えてきます。
アルピナ版のスゥイッチトロニック仕様も出てきたら、同様でしょうね。
ビーエムでいくと、850iのイイ個体は地味に上がっている気がします。
ビーエムのV12クーペ、もしかしたら最初で最後でしょうから。。。
それに、V12の信頼性の問題で激安まで落ちたので、ほぼ絶滅してるのがその理由と思います。
850iと同じ傾向が出ているのが、ベンツ140クーペのイイ個体。
これも上がり始めている印象があります。AMG 7.0や7.2は126ハンマーなどと同様に高値の世界に住んでましたが、ノーマルのイイ個体が上がってきています。
140もV12となると、イイ個体が少ないんでしょうね。。。
ベンツでもR107はもう目に見えて上がっています。
このクルマも3年くらい前にフツーに程度のイイ個体を見た時、250万くらいで売られていて、ワンオーナーの低走行でも400万まではしてなかった気がしますが、今や250万⇒350~400万、400万⇒600万近くまで上がっています。
レストアを受けた個体はこれ以上だったりしているようですね。
ジャガーXJSもビカモンは上がってますね。
シリーズIIIのダブルシックスは元から開きがあったので、大きな動きなしって感じです。
こう見ると、そこそこ希少価値があり、前時代の集大成のようなクルマは上昇傾向にありますね。
どれもレストアしてクラシックになれる素質を持つクルマばかりです。
複雑な電制に頼らず、メカで味わいを出していた世代のクルマというか。
この20年、クルマで最も進化したのは電制・電気系だと思いますが、ここはレストアがビミョーな領域で、90年代後半とかの電制をレストアしたとしても、メカや内外装のレストアほどありがたみがない。10年前のナビを直してもありがたみが薄いのと一緒です。
90年代後半から2000年代前半くらいの電制が入り始めた世代にモデルチェンジしたクルマは安いの多いですが、各メーカーの電制化が活発化していた頃で発展途上のものが多く、個人的にはあまりオススメしません。そこまで複雑ではない電制の極上車を安く買い、アシにするのはありだと思いますが。。。
外すと泥沼のニオイがプンプンします。
アメ車はどうだろうか。
全体的に見ると、2005年あたりに出たモデルから、グローバルを見据えたクルマ作りをして、シャキッとしてきた印象が強いです。
コルベットやマスタングを見ても、この世代からゆるさが抜けて、しっかりしてきた印象が強いです。
ただ、同時にグローバルを見だした分、個性が薄れたモデルが多くなってきた印象もあります。アメ車に限った話でもないですが。。。
アメ車の場合、ハマー、エスカレード、ナビゲーターによって牽引されたラグジー系のSUVブームが2000年代前半から本格化し、他のモデルは影に隠れてしまった感じもするので、なおさらです。
中古車価格は、まだこの名残があります。
ハマーはゲレンデと並び、まだ高値安定な気がします。
たまに安いのが出てますが、現車確認すると、「これにこの値段かぁ。。。」ってなることが多い気がします。
SUV系、特にフルサイズのモデルは、なかなか難しいというのが正直なところ。
新車並行はプレミア価格ですし、ユーコンも今の愛車に行き着くまで、程度と金額のバランスが取れている個体がなかなか見つからなかったです。
フルサイズSUVのオススメを聞かれたら、今なら三代目ナビゲーターか三代目エスカレードのディーラー車を押します。
共にモデルチェンジしたばかりで入れ替えが起こる時期ですし、ディーラー車も新並と大して変わらない金額で出ています。
リコール対策が行われているか、などいろいろ考えていくと、(価格差があまりなければ)ディーラー車のほうが楽な気がします。
今回書いてみたような穴場のクルマもありますが、いろいろ見ていくと、全体的には中古車が高い印象を受けます。中古車が高いというより、ここ20年くらいで新車価格がずいぶん上がったといったほうが正確かもしれません。物価自体も上がり、為替の影響もありますが、新車価格の上昇が中古車相場に影響し、中古車としての下げ幅を食っている感じがします。
例えば、今から20年ちょっと前のRVブームの頃は、400万くらいでほとんどのモデルを買えた気がします。それが今はアルファードの一番安いグレードが何とか買えるかって感じで、ランクル200については門前払い。。。
2004年に355F1を買ったときは、6年落ち走行1万キロ台の個体を1,000万くらいから探すことができた。今、同じように6年落ち走行1万キロ台の2009年式あたりのF430を買おうとすると、1,600万コース。。。
コルベットもC4の最後とC5の最初は600万切ってたのに、今やオーバー1000万(>.<)
エスカレードも二代目は700万くらいだったのが、三代目で900万クラスになり、現行は1200万以上!
20年前にはまだ少数派だったABSやエアバッグ、トラコンなどもほとんどのクルマが備え、製造コストが上がっている部分もある。
新車価格を上げる要素がいろいろあるのは分かりますが、価格帯が上がり、憧れを抱き目標にできるクルマが減っているのには寂しさを覚えます。
これに中古車相場も加わり、例えば、10年くらい前はある程度モチベーションを持って目標にできたテスタロッサもいつのまにか遠い世界に行ってしまった感じがします。
自分の場合は、クルマ移動が多く一度に走る距離が多いため、投機的にクルマを買うことは難しいですが、こうした相場の動きには悩まされます。
特に買換え予定がなくても、相場からくるタイミングみたいなものは、やはり意識してしまいます。
長文へのお付き合いありがとうございます(^^)