![代車遍歴 33代目 代車遍歴 33代目](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/450/267/43450267/p1m.jpg?ct=c44ed82e9aa2)
さて、Turbo RSは定期メンテに出したので、久しぶりの代車生活です。今回はオイル交換、ブレーキ調整(または交換)、ちょっとした不具合修理などです。
そんなわけで代車ですが、ちょっと割り込ませてもらったのもあり、これは裏代車といってもいいかもしれませんね。チェックエンジンついちゃってます 笑
こーゆーパターン多いな (^^;;
こーゆーパターンは大概Jaguarで何かおきてましたが、今回はJaguarではありません。
2001年式 BMW 530i M-Sportsです。
いわゆるE39ですね。名機M54搭載のモデルです。後期ですね。E46と並んで油圧時代の集大成と言っていいクルマだと思います。
チェックエンジンもあるので、労って乗りましょう。まぁ、なんとなく乗ってるうちに犯人は見えてきましたが。。。
まず乗り込んで思うのは、あの頃のビーエムのニオイがする✨
もう18年前のクルマですが、ニオイはちゃんと残るんですね。
エンジンかけてみますが、アイドリングも安定してます。チェックランプの常習犯の1つ、イグニッションコイルではなさそうですね。もっとブルブルきますから。
走り出しても、なんだか懐かしい気持ちになります。日頃乗ってるのが96年式のクルマなので、それよりは新しいのですが。。。
今乗ると、操作系が全体に重く感じますね。ステアリングも重めですし、ビターって路面に吸い付いてるというか、バネ下が重いような感覚です。
エンジンもこの時代のは、今のようにフラットトルク型ではなく、回転とともに力が湧いてくるタイプ‼️
現代の制御バリバリの下から一定のトルクが出てるエンジンからすると、少し線が細く感じるものの、こっちの方がクルマらしい。231馬力/300Nmなんで、数字だけ見ると時代を感じますが、乗って気持ちいいのは、やはりこっちでしょう✨
今や、こーゆーフツーのグレードで、こーゆー感じのエンジンを味わえるクルマってないかもしれませんね。。。
このクルマ、全体にすごく自然で素直に感じます✨✨
乗っていてわざとらしい感じや人工的な印象を受けるところがない。そして、操作系にムラがないので、気になるところがなく、操作に的確に応えてくれる。電制になる前の方が、操作系の完成度高かったようにも思えてしまいます。
乗り心地も思ったより、いいですね。現役当時、Mスポの足は無駄に硬い印象もありましたが、今乗ると当たりも柔らかいですし、固すぎず柔らかすぎずのちょうどいい感じ。そして素直。17インチの45偏平とかなんで、大径超偏平が当たり前の現代の感覚では、むしろ優しめのサイズですしね。でも、コーナーは安定してます。Turbo RSの感覚で行くと、だいぶ進入速度速めても曲がっちゃいます‼️
比較的近めの出張先まで高速走らせてみましたが、高速でも自然だし、ちょうどいい感じの手応えですね✨
5A/Tで100キロで2,200回転付近なので、現代の多段オートマとは違いますが、アクセル抜いた時にエンブレがスーッと程よくかかる辺りは、この時代の美点です。多段オートマだと、ちょこまかシフトダウンかけないとエンブレかからないので、なんか現代車が失ってしまったもののように感じます。かと言って、燃費が悪いわけでもない。100キロ巡行だと、瞬間燃費計が15km/L弱辺りを指していたので、実燃費は最近のモデルと比較しても、そこまで大きな差はないと感じます。
しかし、本調子ではないのでシルキーシックスと言われると、少しガサツですね。。。
エアマスセンサーも怪しいですが吹けが詰まる感じでもないので、違うかもしれません。O2センサーかダブルVANOSのソレノイドバルブとかかもしれませんね。O2センサーがいってると混合比とか確かセーフモードのような状態になったと思うので。。。 どちらにしろ、突き抜け感が制限されている印象は受けます。まぁ、チェックエンジンが点くということは、空気を吸って、シリンダー内に送って、爆発させて、排ガス浄化して出すまでの工程のどこかに異常があると言うことですからね。。。
まぁ、でも、本調子でガンガン回せたとしても、そんなに速いクルマではないですね。気持ち良く走るクルマです✨✨ 速さはV8で直6は気持ち良さみたいな感じではないでしょうか。
それから、フリクションのない感じをシルキーと言うのであれば、S54やAplina B3Sが本流な気がします。この辺に比べると完調でも少し重い感じの回り方ではあります。それでも、効率重視の現代エンジンよりはるかに濃厚で、やはりM54はよかったんだなぁって感じます✨
M5の相場を見ていても、明確に上がっているのはこの代まで。久しぶりに、この年代のBMWに乗ると、その理由も分かる気がします。
E60もV10搭載で価値はあると感じますが、性能に振りすぎて複雑すぎるのかもしれません。その点、E39は比較的シンプルですし、今やクラシカルな濃厚さが味わえる最後の代でしょうから。海外で言うところのOld School最終世代という言い方がいいのかもしれません。
いずれにしても、この時代はスポーツグレードとかでなくても、濃厚なキャラがあったのだな、と感じます。この辺りのモデルはBMW、Mercedes、Jaguarも皆結構違いましたが、今はブランド表現してるとは言え、だいぶキャラ弱くなってきましたからね。。。
このE39を何百キロも走らすのは酷だと思うので、Turbo RSが戻ってくるタイミングによっては、何か新しいモデルを借りてみようと思います (^^)
最近は、いろんなクルマが借りれる時代ですからね、マニアックでない新しいクルマは借りるか試乗でいいかなって気がします。
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代車 | クルマ
Posted at
2019/11/11 20:08:33