
本屋へ行った帰り道…
某ロータスディーラーの前を通ると、ちょっとグリーンっぽくも見えるガンメタ / マグノリアのセンス良くまとまったエスプリV8最終モデルを発見!
いつもだったら見なかったことにするんですが、吸い込まれるようにショールームに入って行ってしまいました (^^;;
2000年以降の最終モデルは年産150台ペースで生産され、その8割はアメリカへ輸出されたそうです。
ハンドメイドが色濃く残る生産方式、これでも生産キャパ的には順調な数字らしいですが、いずれにしろ国内の現存台数はかなり少ないということになります。
自分が惹かれた個体は、入庫したてで正確にはまだ売り物になってなかったですが、探してる方がショールームを注意深く見てて、気に入った個体があると購入され、プライスボードを掲げる前に売れてしまうケースも多いようです。
だんだんとイイ個体も減っていってるようですし、今回気に入った個体の仕様は国内この一台のみというレベルの少なさのようです。
最近は高速移動が多く、多い月には3000キロくらい走っています。
現愛車の100は気に入ってるんですが、距離考えると、ランニングコストを無視できず、最近はディーゼル中心に何台か見て回ってました。ディーゼル車は皆良く出来てるんですが、今ひとつほしい車がないのと、国内市場の半年後一年後を考えると、案外待ちな時期な気もしてます。
乗り換え / 増車は別として、エコカーであっても、どうも趣味的要素を求めてしまう…
一言で言って、割り切れないんですね… 燃費のいい車でも乗って楽しいほうがいいですよね…
そう考えていくと、乗りたいって思えるクルマってなかなかないのです (>_<)
そんな中で、久しぶりに間近で見たロータス・エスプリ!
久しぶりにクルマ欲しい! と思いました^^
このクルマの魅力は「ごまかしがない点」だと感じます。
メカニカルグリップを重視した、タイヤへの依存度が低いシャシー性能の高さです。
最近は制御技術で車の挙動をある程度作れてしまいますし、今のハイグリップタイヤは多少シャシーがダメでも簡単にはグリップを失わない…
ここに甘えた車も残念ながら見受けられますが、ロータスはその対極にあると言えます。
完成度の高さはボディーにも表れていて、多くをハンドメイドされている車とはとても思えません。
エスプリのボディーはグラスファイバー製で、コルベットC4のボディーはロータスからの技術提携のもとに作られたそうですが、チリの感じは、ロータスのほうがはるか上に感じます。少なくても、最終モデルはそうでした。
コルベットC4はロータスヘッドを持つZR-1もラインアップされていたので、ロータスの技術が結構入っていたのかもしれません。
内装の仕立てもイギリス車らしい、どこか温かみある本皮仕様って感じがします。
同じマグノリア内装でオーダーを入れても、インパネまでマグノリアレザーになっていたり、インパネはブラックレザーで来たり、パイピングなどの細かな仕様が知らぬ間に変わったり、作り手の気まぐれ的なところもあったみたいです^^
手作り感溢れてるし、作り手のごだわりが感じられて、なんだかいい話です^^
日本車やドイツ車だったら、クレーム入れたくなりそうですが…
維持費という面で、タイベルはエンジン下ろさず交換できたり、クラッチO/Hの整備性も同時代のフェラーリよりはいいそうです。
355もタイベル自体は1万円もしないようなゴムですが、エンジン降ろす工賃に、降ろしたついでに水周りと一通りやるんで、50万円コースになっちゃうんですよね…
通勤や長距離移動に使われてる方もいるようですし、スーパーカーとしては比較的フレンドリーと感じます^^
燃費も高速ではリッター10キロ超えるようですし、例えば、高速150アベレージとすると結構燃費のいい車かもしれません!
直4より回さなくていい分、高速の実燃費はV8のほうがいいみたいですね☆
コンベンショナルはマニュアルミッションだし、トラコンの類を持たないので、複雑な壊れ方もしなそうで長く乗れそうな気がします!
最近は安全上トラコンは必須なようなことになってますが、ホントの意味ではそんなもんに頼らなくてもいいシャシー性能のほうが安全装備だと思いますし、そのようなシャシーはドライビングスキルを成長させる上でも価値あるものと感じます。
見てきた個体はV8ファイナル。走行は1万いってない極上個体で、乗り出し800万くらいだそうです。
自分的には決して安いと言える金額ではないですが、いい個体はオーナーさんがなかなか手放さない類の車であることを考えると、バカ高って印象でもありません。玉数もなく、タイミングを選ぶ車ですしね☆
最近はSUV党になりつつあった帆世ですが、スーパーカーという乗り物はどこか純粋な気持ちにさせてくれます^^
メカは比較的丈夫そうですが、外装はデリケートなようなので、今の100と同じような乗り方は無理だし、心理的にもよろしくないですが、時には長距離移動に連れ出したりしながら、エスプリと20万キロくらいを共にするカーライフも素敵だなぁって思います。
この価格帯となると他にも気になる車はもちろんありますが、最近のロボットのようなスーパーカーはあんまり長期間共にするイメージを持てないので、個人的には穴場のスーパーカーです^^
実際問題、BreakThroughなくして簡単に買える額ではないですし、100のチューニングライフとの天秤でかなり迷うところではありますが… エスプリ欲しい病は続きそうです (^^;;;