帆世のブログ一覧

以前に「中古車の穴場」「偉大なる不人気車」と不定期連載を書かせていただいてましたが、このどちらにも当てはめにくいクルマ達について書きたくなってきたので、新たな不定期連載です☆

中古車雑誌なんかのセオリーだと、小さなエンジン、軽い車重で一番負担がかかってなくて、ヤレが少ないグレードを買え！　というオチが多いですが、帆世的醍醐味はその逆をいきます^^

先日乗り換えたカイエンは、新車乗り出し価格がオプション・諸費用入れると1,600万級と思われます。それが８年５万キロで1/4になります。オークション評価も4.5点なんで、程度だって悪くないです！

しかし、自分で言うのも難ですが、カイエンは新車中古車共に人気を保っており、相場が堅い部類！
醍醐味というからには、もっとおいしい世界のお話です☆


第１回は帆世も何度となく隠れ候補として考えている一台！
X350 Jaguar XJ Super V8 です。



Super V8の2004年モデルを見ると、新車の車両価格は偶然にもカイエンターボとほぼ一致の1,360万円。
しかしながら、現在の中古車相場はカイエンターボの半額程度です！
カイエンが1/4のところを1/6～1/8で買えるのです^^


X350とは、先代のジャガーXJのこと。
ジャガー社が、PAGグループの一員としてフォードグループ傘下にいた時の作品です。

しかし、ここでアメリカ人が作ったジャガーと早合点してはいけません！
このクルマはオールアルミボディーによる軽量化が施され、味付けを行ったのは、欧州フォードに在籍しシャシーの神様と呼ばれたリチャード・パリージョーンズ氏なのです！
ハンドリング評価の高かった一連の欧州フォードは、彼の仕立てなのです！

Super V8の車重は標準ボディで1760キロ。これは当時軒並み２トンを超えていたＳクラスや７シリーズより２００キロ以上軽かったのです。その結果、406馬力 / 56.4kg-mという新車当時もこのクラスでは特別パワフルなわけでもなかったエンジンから、0-100キロ5.2秒の加速力たたき出し、楽々250キロのリミッターに当てれる性能を持っていたのです。

エンジンはXJRと同一の4.2L Supercharged。
しかし、こちらはスポーツモデルに振っていない豪華仕様。

ここに凄みが隠されているのです(*^^*)

静かに無表情なまま速い！　これには結構な凄みを感じます！
豪快にいかにもな感じで加速していくクルマよりも、ベンツ600のように静かに無表情なまま空間が加速していくクルマのほうが体感的に凄みを感じます！
このSuper V8も普段はラグジュアリーに、いざと言う時、ラグジュアリー空間のまま加速していくのです☆
なのでSuper V8指名です！　
この延長上にデイムラーがいますが、あちらは玉数がホントに少ないので…

軽い車重は燃費にも効いてます:

◇欧州複合モード : 9.78km/L
◇US hwy : 9.35km/L / US city : 6.38km/L
◇JP 10・15 : 6.8km/L

今のモデルはこれを上回りますが、このサイズとパフォーマンスで高速リッター１０近く走れば、許容範囲ではないでしょうか。


そして、最後にスタイリングにも触れておきたいと思います。
実はデビュー時は、背が高く分厚くなって、このスタイリングには全く欲しいという感情が沸きませんでした。XJは伸びやかで低く、前後が引き締まった"サルーン"に見える形でいてほしかったのです。

しかし、XF、現行XJからデザイン言語が変わった今見ると、この背の高さが立派さを生んでいるような気がしてなりません。そして、元々モダンクラシックなデザインで、現行モデルであまりに変わったので、型落ち感を感じません。

後期モデルX358のエアロスタイルはさらに好きで、Super V8の後継Sovereignがも少し安く見つかっていたら、買っていたかもしれません…
カイエンには長く乗るつもりでいますが、もしSUVに乗れない環境になったら、これは最有力候補です^^


帆世的には、世界的にも数少ないサルーンと呼びたくなる一台！
そんなサルーンも92、93年くらいまでのXJ40のように故障を心配せずに乗れるクルマになりました！


いずれにしても、このSuper V8は投資以上の上質なカーライフを演出してくれる一台だと思います^^
問題は玉数の少なさですかね (^^;;

毎週木曜日と言えばオークションの日、ってな生活も気づけば１ヵ月…
まだ次の愛車が決まっておりません (>.<)

実は955カイエンターボとレンジローバースポーツ4.2S/Cにターゲットを絞ってたんですが、なかなか出物に巡り合えません。しかも、冬にかけて若干ながら値が上がっている模様…

なんだかんだ言って、元が高いんで、中古で買うと言ってもキリがないんですよね…
955ターボでも、できればHPEかターボＳ。これがなかなかなくて、金額的に957も見え隠れして…

トゥアレグW12とグラチェロSRT8もいいなぁ！


今回はノーマルで400馬力級のSUV中心で考えていたものの、なかなか…
それに過去のクルマほどのトンガリを感じないのは、やはりノーマルだからか…

予算無視したら、テックアートマグナムがほしい (>.<)


そんな中、新たな候補の提案が☆
主治医から、何度となく進められていた一台ですが！


これです↓…



正直、このクルマ、キライでした。

前にみんカラにも微妙なクルマと書いたような (--;;

今から10年程前のデビューと同時に結構溢れた記憶がありますが、このちょいと背が高いワゴンは理解の外にいました…
SUVのように視界がいいってほど背も高くなければ、重心高の分コーナーも…って感じで…


しかし、少し再考中です…

主治医によると、A6シリーズの中でもバランスがいいようです。
S6やRS6のV8勢に頭が行きがちですが、バランスでは2.7 V6ツインターボを積むオールロードに軍配が上がり、結構なスピードでコーナーに入っていけるようです！

ノーマルでは250馬力しかないですが、ECU + 吸排気で350馬力は現実的に見えてくるようです！
そう言えば、このエンジンは当時のS4に詰まれたものと同じでしたね^^

なんか主治医に乗せられてる感がすごいありますが (^^;;
ノーマルで絶対欲しいクルマがない今、この提案は魅力的！

羊を被った狼って感じです！
まぁ、羊よりもどんくさく見えますが…

2.7Tのセダンはたしか正規でも入りましたが、使用用途的にはワゴンかと。
そうすると、オールロードしか選択肢がなくなります…


コンセプトはともかく、アウディが質感の力を入れ始め、内装の質感なんかも飛躍的に良くなった世代ですから、クルマとしては悪くないはずです。このA6、W210 Eクラス、E39 5シリーズを見比べて、A6の質感が一番良いかもって、10年程前に感じたのを思い出しました。


実は明日のオークションでも、何台か候補車が出ており、トップバッターがこのオールロードクアトロの出物なんです。

もしここで落札となると、次のクルマはこれになります…

そうなると、ECU取り寄せたり、マフラー作ったりで、また当分クルマこなそうですが…

次のクルマ選びが難航しております (>.<)

予定ではそろそろ発表のはずが、まだ全然の白紙です…

オークションでの競り合い、なかなかに難しいです！
今週は次期愛車に出会えるんだろうか…


先週はこんなの↓


とか

こんなの↓


に狙いを定めたわけですが、２戦２敗です…


大筋の落札価格は見えているので、そこから考えて、この価格で買えたらラッキーな金額を全候補に指定してあります。勝負の勝敗は、もちろんその時のライバル・バイヤーとの駆け引きで決まりますが、中には掘り出し物もあります。


１つは評価点４の不人気色、というか、外しの色。
磨きを入れれば、なんとかなる個体だったとしても、どうも見てると黒のケースと同じようには値段はつかないようです…


そして、もう１つは並行車です。
一部の車種の新並は正規モンと大差ないですが、やっぱり、並行モンは明らかに安いです！
中古並行ディーゼルへのモチベーションが落ちてる１つの理由は、実はここにあります。初期投資がかかるわりには、売る時に正規モンより値段が落ちるリスクが高い…　
燃費代帳消しです (>.<)

でも、考えようによっては掘り出し物が眠っている領域で、問題ない個体であれば、結構お得です！　ただ、フタを開けてみたら…的なリスクと背中合わせなので、並行車を候補に入れるか悩み中です。


そんなこんなで、結構無難なあたりに落ち着きそうな次期愛車。
さすがに、今週もダメなら候補車種を変えようと思いますけどね…


SUV以外だと、こんなのもちょっと気になります↓

人生９台目のクルマも中古車になります ^^;;

オークション相場と睨めっこしながら、車種を絞りつつあるんですが、本命３台のサブ１０台ほどって感じでいろいろ調べています。

ディーゼルの個人輸入等いろいろ考えましたが、ガス検の実績のない車種については、乗り出しまでにかかるコストが読めないというリスクと、欧州からの中古並行は程度が読めないので、オークションにたまたま出てくればって感じです。

それと、いざ買うとなると、ハイパワーはやはり捨てられないのが正直なところ ^^;;
多少燃費には目をつぶる必要がありますが、これでSUVでとなると、選択肢が限られてきます…


ここで、今回いろいろと考えさせられているのが、中古車価格。
今回、自分の100は主治医に引き取っていただくことになりましたが、売る側からすると、100の相場が思わしくありません (>.<)

クルマを高く売れるのは↓の順 :

① : 個人売買
② : 委託販売
③ : 専門店への売却　※自社販売できることが条件
④ : 買取店への売却 or 販売店への売却　※業者オークションへ流れる

①、②は巡り合いの世界なので、あまり現実的とは言えません。
たまたま欲しい人と売りたい人が同じタイミングで現れればお見合い成立ですが、いつ売れるか不明 + 売れないうちに相場が落ちるリスクと背中合わせです。
今までにこの方法で売ったのはCL600。④に比べて１×０円高く売れたので、良かったです！

③は、はっきり言って車種を選びますが、専門店があるような車種についてはトライする価値ありです。

③と④の違いはいわゆる中間マージンですが、④が圧倒的に多いのです。
買取り or 下取りされた車種の大多数がオークションに流れます。

これだけ考えると、専門店で同じ系統のクルマを乗り継ぐのが良いのかもしれませんね…


買う側についても、基本的には上記①～④の順になるものの、乗り出しまでのメンテとリフレッシュをどこまでやるか、もっと言うと、必要なメンテを見抜く力と工賃が関係していて、価格の変動幅が広いです。

別の言葉で言うと、目利きが必要なのです！

そして、①～③はこちらも巡り合いの世界になります。
たまたま探しているクルマがあればお得な買い物になりますが、そうでなければ、圧倒的に④の買い方が多くなります。

④は中古車販売店やディーラーの中古車部門ということになりますが、中古車も「いつ売れる」という保証はどこにもなく、当然ながら在庫維持にはコストがかかるので、一般的には３～６ヶ月程度の在庫維持費が乗っかります。これがいわゆるマージンというヤツで、オーダーの場合、これが消えるので、少しお得な買い物になるのです。

そして、もう一点、パーツ代が高いクルマほど、オークション落札額と店頭価格の差が広がります。


では、ここでランクル100を見てみたいと思います。
帆世号は1999年式で、走行13.8万キロ。パールホワイトで修復なし。評価点はおそらく４点。
帆世号は特殊なので、ノーマルで考えます。
もっとも多くの下取り提示は特殊過ぎてノーマル並でしたが (*ﾉ-;*)

◇買取り・下取り : \700,000前後　※提示額
◇オークション落札額 : \750,000 ～ \1,150,000くらい
◇店頭価格 : \1,200,000 ～ \1,600,000くらい

ボリュームゾーンで考えると、下取りとオークション落札額の間に20万、オークション落札額と店頭価格の間に40万ほどの差があります。

オークションもたまたまバイヤーが少なかったり、ちょっとしたことでいい条件で落札できることもあるようです。それをオーダーで買えば、なかなかの買い物ができるでしょう！


ちなみに、昨日主治医のところで、譲渡の書類手続きと次のクルマの打ち合わせをしてきました。
100は、静かに次なる大手術を待ちます。当分はここに来れば会えそうです^^

乗り換えるか、100に乗り続けるか迷っている…
楽しい悩みでもあるが、なんかエンドレス街道に入ってしまったような… (--;;

来月には車検なので、そうした意味でもそろそろ決めないといけない。

で、頭で考えて出した結論はW211 E320 CDI ワゴン。
これに、Digitec ( 35ps UP！ ) + REMUSマフラー入れて、足元はLorinser RS8のマットブラック19インチをかます！

しか～し、なんか今１つ乗り気になれない…

前は年間走行距離が3,000キロ程度だったので、何に乗ってもランニングコストは大差なかったんですが、今は3,000キロは１ヵ月で走破してしまう。この距離で考えると、E320 CDIに乗り換えた場合、年間維持費が70万以上安い計算になる (X.X)
任意保険が若干上がるかなって程度で、あとは全部下がる…

高速中心なので、ベストな選択だとは思っていますが、も少しキャラが濃いクルマがほしい気がする。困ったことに、いいなぁって思う車って、みんなランニングコストが高そうなんだよなぁ…

このランニング・コスト、上を見たらキリがないし、何をどこまで犠牲にするかという話になってしまう。ここでバランスを取ろうとすると、逆につまらない結論になりそうな気もする…

0-100キロ加速が４秒台なら、リッター８キロでも良しとしよう…とか、
リッター20キロ近いディーゼルでも、0-100キロ加速10秒を許容できるか…とか、
そういう話…　う～ん。


で、最近見てきたクルマの一台目。

2003年式 GMC YUKON DENALI のライトカスタム

はっきり言って、特に速いわけでもなければ、ハードウェアとして見るべきところもない…
DENALIはESCALADEと並んで、６リッター版のVortecが積まれますが、320馬力なので特に速い印象もない…

でも、この年代のYUKON DENALIはなんか好きなのです！
肩の力を程よく抜いて走れる感じとか、どっしりしてるので、安定感もそこそこあるしで。

そして、音がいいのです☆
見に行った個体はワンオフマフラーが入ってましたが、正しいアメ車の音してました^^
帆世的には、フェラーリに次いで好きな音です！

GMT900系は、クルマとしての完成度は格段に上がってますが、音はマフラー変えてもやや人工的。肩の力抜いて、ドロドロ～はこのモデルまでかなぁって思います。

４速A/Tは、今乗ると結構ワイドに感じて、イイ音を出す踏み方はそれなりにマスターする必要がありそうですね^^

そして、全体に丸っこいスタイルも兄弟に中で一番まとまりがあると思っています。
それでいて、厚かましい顔してるのがイイ！

デカく見えますが、全幅も２メータージャストくらいで、全長も５メーターを少し超える程度なので、フルサイズの中ではコンパクトで、今のエアロ組んだ100とほとんど変わりません。

燃費は100キロ巡航であれば、1700～1800回転程度で燃費もリッター８～９程度いくようです！
130キロでも2500回転弱でリッター６は割らないようです。

このクルマ、レギュラー指定なのが嬉しいです^^

アメリカのGSの場合、たしかオクタンレートは87、89、93だったような。
アメリカでレギュラーと言うと、オクタンレート87以上であれば、問題ないのです。

これがヨーロッパの場合だと、レギュラーで95とかなので、レギュラーが90前後の日本に持ってくると、黙ってハイオク指定になってしまいます (>.<)

DENALIに乗り換えたとしても、ガソリン代が年間20万以上削れるでしょう…


そして、もう一台。

Porsche Cayenne (955) です。

Cayenneってあんま興味なかったんですが、ウチの主治医が薦めるので、近所の認定中古を見てきました！
ポルシェのショールームって、いいクルマを見に来た気分になって、なんかいいですね☆
フェア中だったようで、おみやげもいただきました^^

955 Cayenne ならマニュアル・ミッションかターボかなぁって漠然と思ってましたが、2004年式のターボを見せてもらいました。

程よくタイトで質感も高くて、いいですね！
SUVなのに、ポジションが決まる感じといいますか… さすがにポルシェです！

マニュアルはホントにないそうです…
買う人も少なかったようで、例えば10台とかのオーダーがないと、本国発注できないようですが、その10台が集まらないとか…
そんなレベルなんで、オーナーさんに売る時はぜひ！とお願いしとくしかないみたいですね…
そう言われると、マニュアル欲しくなります^^

955のCayenne Sで、今のランクル100といい勝負か、ちょっと落ちるかなってレベル。220キロまでなら、100が勝ってくれると思います^^　
NAならGTSがいますし、信頼性も変わらなく、マニュアルは縁起物なので、やっぱターボかなって、思います。

燃費も120巡航であれば、ターボでもリッター８くらいはいくようですね…
こっから上の速度域で、燃費の落ち方が緩やかなのが、ドイツ車の美点です☆

試乗はしなかったですが、Cayenneというクルマ、結構気に入ってしまいました。
それに、こうした正規ディーラーで買うのも、また気分が良さそうです！

でも、使用用途からは2010年式 957 GTSを薦められました (^^;
走行７万キロで、700万弱…　これってどうなんだろうか…
認定中古車はポルシェ車として完璧な状態で送り出すと書いてありますが…


その他に気になるクルマと言えば、↓な感じ☆

☆　Audi RS6 Avant : 初代のV8のヤツ、それでも0-100キロ４秒台
☆　Citroen C4 Grand Picasso 2.0 HDi 6M/T : まったりキャラだけど…　速くないことにイヤにならなそうな感じ☆
☆　Jaguar XJ 4.2 : X350後期。軽いから意外と燃費いいし、シャシーはパリージョーンズ氏の作品！
☆　BMW 750i : E65後期もいつの間にか200万くらいで、そこそこの個体買えるように！
☆　あとは、中古並行ディーゼルSUV群…


最終的には縁だと思ってますね…
E320 CDIは、やっぱ、ベストバランスなんですけどね…