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今年に入って、いろいろ忙しく久々のプログ更新です。

最近、車での出張回数も多く、維持費について結構考えたりします。走ったら絶対にかかる経費、燃費のお話です。

燃費というと、国内では10・15モード / JC08モードがありますが、多くの人の使用パターンに当てはまらないのが現状では…と思います。
これは当てにならないので、自分はアメリカのEPA、欧州複合モードを合わせて見て判断するようにしています。って、今まで燃費って気にしてなかったんですが…

そこで、まずは燃費指標について見てみたいと思います。

◆10・15モード / JC08モード

10・15モードは、靖国通りを想定した10モードと甲州街道を想定した15モードを合わせたものですが、最高速は70キロに抑えられ、単調な加減速の繰返し。平均速22.7km/hで、計測時間もわずか11分に４キロちょい。これ考えた人、ホントに靖国通りや甲州街道走ったことあるんでしょうか？って内容です。しかも、車は暖気してベストな状態から計測にかけられます。

JC08モードは、これじゃいかんと2011年4月以降をターゲットにできたものですが、これでもいかんです…
コールドスタートも追加され、計測も20分ちょい + ８キロちょいに増え、最高速も81.6km/hになりましたが、ユルイ感じのメニューには変わりありません。

いずれの計測でも、空いた郊外の道を流して実現できるか否かって数値でしょう…
日本車の多くは80km/hあたりをピークに燃費が落ちだすのは、この計測方法が原因と考えられます。


◆US EPA

これが最も現実的な数値かもしれません。最も厳しいと思います。
EPAは2008年に改定されて、結構現実的な数値を示すものになったと思います。City/Highwayで示され、45%/55%比率のCombined表示があります。
City、Highway、High Speed、Air Conditioning (アメリカらしい！)、Cold Tempratureから構成されます。
全工程で約95分、43.9マイル(70キロ超)、最高速も80mph(128.7km/h)とかなり現実的。実際、ほとんどの車で最も厳しい数値が出ますから！

自分が乗ってた99年コルベットAT車のhighway燃費は23mpg(9.78km/l)。実際、120～140キロくらいで巡航して8km/l以上走りましたから、まずまずのデータと思います。


◆欧州複合モード

欧州複合モードは、パリやローマ市街などを想定した最高速50km/h・平均速18.7km/hの加減速をシミュレートしたECE15を４セットに、最高速120km/h・平均速62km/hのEUDC郊外高速モードを組み合わせたものです。

低速トルクにモノを言わせる領域と高速域。ターボディーゼルが得意な領域です。ヨーロッパのディーゼル勢が高速燃費に優れるのも頷けます。


この３個を参考に、自分の使用状況を当てはめて考えると、日本で燃費が良いとされる車は必ずしも良いわけでもない…

多くのレシプロ車の場合、欧州複合　⇒　EPA Highway　⇒　10・15/JC08　⇒　EPA Cityの順になりますが、例外もあります。

次回はそのあたりを考えたいと思います。