第二弾は、このクルマから!
Renault Avantimeです^^
何度となく買おうと思って、なんか最後の決め手がなくて買えてない車…
コンセプトカーがそのまま市販されちゃいました! みたいなスタイルです☆
屋根付きで、ここまで開放感のある車もそうはないと思います。
一応、クーペ?? らしいですが、ベースは三代目エスパス。
歴代のエスパスはどれもイイクルマなので、そういう意味で悪いはずないんですが…、
逆に言うとエスパスと異なるデザイン、インテリアくらいしか特徴がない…
個人的には、エクステリア・インテリアはかなり好きなんですが、
他が平凡過ぎるところが買えてない理由です。
デザインで買っても、中身はエスパスなので、
嫌にならないという言い方もできると思いますが…
このデザイン上、やたら長くなったドアの開閉幅を抑えるために特徴的なダブルヒンジドアを採用したり、意外と実用性も考えられてます!
実用を目指した結果、一つの機能デザインが生まれたと言って良さそうですが☆
日本に正規輸入されたのは、210馬力の3.0 V6の5A/Tモデルでしたが、
その他にも2.0L 直4ターボと2.2L ターボディーゼルがありました。
そして、ミッションも5A/Tの他、6M/Tも存在してました。
この時代のV6は、まだ日産VQではなく、ルノー製ユニットになります。
性能的には、
3.0V6 A/Tで、0-60mph : 8.9秒、最高速: 216km/h、燃費EU複合モード : 10.20km/L。
2.0 16V ガソリンターボで、0-60mph : 9.6秒、最高速: 203km/h、燃費EU複合モード : 12.75km/L。
車重は1.8トン弱。同時代のオデッセイプレステージV6あたりといい勝負って感じかと思います。
2001年~2003年の2年間しか生産されておらず、総生産台数はわずか8557台。
先日、取り上げたユーノスコスモより少ないのです。
しかも、こちらは全世界での数字。日本への正規輸入は206台のみです!
生産は、当時のエスパスと同様にマトラ社の工場で行われました。
最近、実はこのクルマが、また少しほしくなってきています^^
それは、主に価格的側面から。新車時の500万という価格は若干う~んでしたが、
今は少し距離の出てる個体であれば、150万くらいで買えたりします!
少し広めのクルマを考えたとき、150万で中古ミニバン買うより、
こちらのほうが優雅なカーライフを送れそうじゃないですか!^^
もう一台は、今回もラグジュアリークーペです、BMWの8シリーズです。
8シリーズ自体、人気車種とは言いがたいですが、ピンポイントで850CSIです!
BMWブランドから販売され、表向きにはMやアルピナの名が入っていないのに、
実は中身は!ってモデルが存在します。
例えば、初代X5の4.6isも、アルピナユニットを搭載してました^^
この850CSIもそんな一台で、M GmbHの手によるモデルです。
それを証拠に搭載されるエンジンは"M"ではなく"S"で始まるS70型。
しかも、このS70ユニット、単なるMエンジンではなく、
あのマクラーレンF1に搭載されたものと同形式なのです!
わりと現実的な話として、6リッター600馬力級のS70を搭載したM8を開発していたというウワサがあります。しかし、こちらのユニットはマクラーレンF1に搭載され、そのディチューン版である5.6リッター380馬力のユニットが850CSIに搭載されました。
しかし、だからと言って魅力がないかというと、全くそんなことはない!
マクラーレンF1を除くと、M GmbHのV12を味わえる唯一のモデルであり、アルピナを合わせても、V12をマニュアルで駆れる唯一のモデルなのです!
850CSIをベースとするアルピナB12 5.7クーペは、電子クラッチを備えたシフトトロニックなる、モンディアルTのバレオマチックみたいなミッションだったと思うんで。
こちらも、Mをチューンしたアルピナとしてレアな上、生産台数も57台と天然記念物級にレアですが…
0-100km/h加速は5秒台後半、ゼロヨン14秒前後、最高速はリミッターで250km/hと、当時としても最速というわけではなかったので、フィーリングで買う車と考えて良いかと思います。位置付け的には、スポーツカーに近いグランドツアラーってとこでしょうか☆
生産台数はわずか1510台!
これは、ディアブロや550マラネロの約半分という数字なのです。
ちなみに、8シリーズ全体では30600台くらいです。これも多いとは言えないですね…
また、国内登録台数も極少数だと思われます。ライバル?のAMG S600C 6.0/7.0の売り物に比べても、中古車市場への登場回数が少ないので、二ケタなのかもしれません。
1680万円という新車価格はFerrari F355やAston Martin DB7の上を行き、
スーパーカーに見えないマニュアルミッションのクーペに、この価格を出す人が少なかったのでしょう… 結構、通なクルマですしね…
今、手に入れるには、出たとこ勝負になってしまうのでは? と思います。
余程酷い状態でない限り、出てきた個体をGETして、コンディションを整えるしかないでしょう…
コンディションにもよりますが、今でも300~400万くらいの個体が多いみたい個体ですね。
スタイル重視であれば、たま~に出てくるワンオーナー低走行の850iを100万そこそこで手に入れるのも面白いかもですね!
時折住宅街で見かける、いかにも2台目3台目として乗ってます! な由緒正しい個体☆
ノーマルのM70 V12ユニットも、オールアルミによる軽量設計、当時としては複雑な制御を満載した意欲作です!
しかし、これが壊れるのです… 制御は基本的にはコンピューターというかソフトウェアの性能で決まるんですが、パソコンで言えばWindows 3.0とかの時代、今の基準で考えると制御内容もしれてるし、ソフト実行面の性能も…。
現代のエンジンは、部品の動きを制御で調整して、負荷や磨耗をある程度調整してるんですが、このあたりも心配ですね…。
魅力は感じますが、CSIのようなスペシャルモデルではないし、実際750で苦労してた人知ってるので、どうしても欲しい人以外には、薦められない世界かもしれません…