やっと更新できました!
さて、第6弾は予告通り超高級車です (^^)
しかも、帆世ブログには登場2回目となるクルマ。
ベントレーアルナージュです。
10年落ちなんで、年式的には少し古くなりますが、例えば、新車の320iやC200あたりを買う気になれば、全然買えてしまいます。市場価格は400万円台からって感じですが、オークション価格を見るとビックリします!
2002、2003年あたりの個体で、走行3万キロ以下、評価点4で、200万円台後半で落札されているのです (^^)
もっとも、この相場を考えると、下取り価格は200万いけば御の字ってとこでしょうが…
アルナージュは「Bentley by BMW」ないし「Bentley by VW」と言われますが、これはある意味ホントで、ある意味ウソです。買収劇の細かな話は省きますが、ベントレーがVW傘下に入ったのは1998年のこと。そして、アルナージュの登場も1998年でした。
当初エンジンこそ外部調達でしたが、開発開始はたしか1994年くらい、つまりはロールスロイス/ベントレー時代に始まっています。ロールスロイス/ベントレー時代は、ベントレーの100年近い歴史の約7割を占め、帆世的にはこの時代の作品を純血と呼んでいいと考えており、そういう意味では、最後の純血ベントレーということになります。生産もあのクルー工場でしたし、買収劇のイタズラ… エンジンも伝統の6.75L V8に載せかえられましたしね!
デビュー時はBMW製の4.4L V8をコスワースツインターボで武装した354馬力のユニットが詰まれていました。コンパートメントも比較的コンパクトだったようで、ベントレーと言えど、燃費や現代化を意識したクルマに移行しつつあったのです。
BMWエンジンの搭載は買収劇以前に決まっていたようですが、BMWが買収劇に絡んでいるので、このエンジン選択のウラには何かストーリーが隠されていそうで、ホントのところは分かりません。1つ言えるのは、ピエヒがBMWエンジンを良しとしなかったこと。伝統の6.75L V8に載せかえられたのは、VWによる買収劇が生んだ1つのメリットと言えるでしょう。
その後、登場したコンチネンタルGTからが、Bentley by VWです。まぁ、アルナージュでも最終的にはBMWやVWの意向や技術が入っていたと考えますが、開発という意味ではコンチネンタルGTからです。これはイギリス車ってよりドイツ車って感じですからね…
なんかトゥアレグW12やフェートンの延長上の雰囲気…
レベルは違えど、W220の延長上にいるマイバッハって感じがします。
性能は一級品で、例えば、東京 - 大阪間をビジネスで車移動しないといけなくなったとします。
行きは天候に左右されない確実に速いコンチネンタルGTですが、一仕事終えた帰り道はアルナージュでゆったり帰りたい (^^)
そんな感じの違いですかね、マイバッハもそうですが、ドイツメーカーがやるとどこかビジネスライクなんですよね…
でも、アルナージュには工芸品的なものというか、独特の伝統のようなものが息づいている感じがします。やはり、ロールスロイス/ベントレー時代の「作品」って感じがします。乗り込むと、独自の世界観を感じるクルマです。
ドイツ車の延長線上ではないこうした世界を400万そこそこで覗けてしまうというところに価値があると思います。
この金額のクルマの中では新車・中古車も合わせて、かなり満足度が高い部類ではないでしょうか。
今から10年後、20年後にアルナージュはクラシックになってると思いますが、コンチネンタルGTは同じように、クラシックになれるでしょうか…
最近のモデルでも、ブルックランズやミュルザンヌは別ですけどね☆
データ的には↓の形
★Arnage Green Label : 0-60: 6.2秒 MAX: 241km/h EU複合: 6.80km/l US hwy: 6.38km/l US city: 4.68km/L
★Arnage Red Label : 0-60: 6.0秒 MAX: 250km/h EU複合: 5.95km/l US hwy: 6.38km/l US city: 4.25km/L
★Arnage T : 0-60: 5.5秒 MAX: 270km/h EU複合: 5.53km/l US hwy: 5.53km/l US city: 3.83km/L
元はと言えば、必要にして十分! なメーカー。
"十分"は個人差があるでしょうが、アルナージュにはちょうど良い加速・最高速ってとこでしょうか。なんというか、デカくて重く、少し背の高いものを操ってる感覚でゆったりと乗らないといけないと思います。
燃費に関しては、車重2.5トン超え、6.75L ターボなんで、こんなもんでしょう…
でも、他車と比べてベラボーに悪いとも思いません。実際問題、CLだってカイエンだって、都内をターボ効かせてガンガン走るとリッター3キロ台まで落ちますし、逆に高速はも少し伸びてくれるでしょうから、カイエンから乗り換えたとしても、燃費が極端に悪いって印象は持たない気がします。ま、カイエン買ってまだ1ヵ月半だし、気に入ってるんで、さすがに今乗り換えるつもりはないですが (^^;;
オークション見る限り、先月乗り換えたカイエンと似たり寄ったりの価格、下手したらもっと安く乗り出せていた…
もちろん意識はしてましたが、アルナージュにしなかった理由はサイズです。
もっと言うと、全長です。
5.4mもあります! 車庫に入らないことはないですが…、
これ止めると狭くなるし、なんかムリしてる感じになっちゃって…
ま、ムリしてるんですけどね (^^;;
でも、逆に言うとサイズくらいしかネガは感じませんでした…
維持費はある程度かかるでしょうが、専門店と賢く付き合えば乗っていけそうですし、自税に11万以上払いたくないですが、これも考えてみると、AMGの63やエスカレードを3ナンバー登録したケースと同じ。そうした意味で、例えば215のCL65 AMGを維持するのと大きく変らない感覚でいけそうな感じがします。
状況が許せば、アルナージュTかコンチネンタルTは必ず乗りたいです (^^)
10年乗ったら20年オチ以上… 腐ってもベントレー…
いや、ベントレーは腐らないです!
ロールス/ベントレーは現存率世界一のメーカーですから!

Posted at 2012/12/26 22:32:24 | |
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