
クルマを買うときって、次に買うクルマのことは、あれこれ悩むのですが、あまりその先のクルマのことは考えたことがない。漠然と上がりのクルマはCornicheかAzureと決めてますが、そこへ至る過程は、あまり考えたことがなかったりします。Azureの最終モノなんて、ひょっとすると、今が底値なんで、タイミングはかなり重要な要素だったりするんですけどね。
で、ロードマップを考えてみようか、と。
と言うと大げさで、もっと全然単純な話です。
欲しいクルマをポンポン買える方には縁のないお話なので、スルーしてください(笑)
こんなことを考え始めたきっかけは、オートサロンで惹かれてしまった、このクルマ。

Bentley Bentaygaです。
いろいろ考えても死角なく、制約も少なそうで、中期目標はBentaygaになりつつあるのです。
リストプライスは2,695万ですが、好きな仕様にすると、どこで買っても、3,500万は用意しないと手に入りません(>.<)
今、3,500万を用意するのはムリなんで、5年後を占うと、Bentayga様も1,500万を切るあたりまでは歩み寄ってくれるのではないか、と!
実際、同じく3,000万以上か、むしろ、4,000万級のMulsanneも、5年でそのあたりまで落ちてますからね。
5年後に、中古Bentaygaを手に入れるには、というロードマップを考えるというお話です。
例によって、脱線しながら考えるわけですけどね (^^;;;
年間走行距離が3万キロ近いので、クルマに使えるお金を考えるとき、ランニングコストと距離による値落ちというのが大きなファクターになります。もっと言うと、5年で14~15万キロを走った想定で、その間にかかるランニングコストと値落ちがどのくらいか。ただ、高速走行が多いので、高速不向きであったり、万一の安全性が低かったりってクルマは、コスト的に有利でも選択肢に入れるわけにはいきません。
まずは、現愛車のユーコンデナリを考えます。

LSDは導入したとして、5年後に売った場合を想定すると、経費との兼ね合い等も考えて、5年の総額は350万円ほど。スーパーチャージドにしたとすると、200万がプラスされる感じで、550万円ほど。
今の使い方には申し分なく、趣味的な要素も満たしてくれるクルマです(^^)
現在の走行距離は12万キロを超えており、5年後には26万キロとかになるでしょうが、このペースで手をかけていけば、今と大きく変わらない感覚で乗れると思います。おそらく、一番痛むのは、ベンツやポルシェと比べて大分弱いと感じる塗装ではないか、と思います。高速走ってると、いろいろ飛んできますしね。。。
次に、ユーコンから5年間の総額を削減可能な節約カーへ乗り換えるパターン。
自分の使い方要件を満たすクルマで、一番コスト的に有利なのは、おそらくこのクルマです。

過去にも何度となく候補に挙がっては消えていったMercedes Benz E320 CDIです。
IT化が進んだ最新型と比べると少し時代を感じますが、そんなに古いクルマではありません!!
今、ユーコンを下取りに出して、同じロジックで総額を計算すると、5年で110万円ほど。240万、Bentaygaに近づきます(笑)
オークションでは100万用意すれば、そこそこの個体が手に入り、そこへECUチューン、マフラー、中古の鍛造ホイールで武装して150万くらいの想定です。
W166 ML350BTも計算してみましたが、オークションで350万くらいで乗り出せるので、E320CDIに100万円と改造費が加算されるイメージです。
新車はどうか?
車両価格の高いクルマはメンテプログラムと燃費の利点が、値落ちで消えてしまうので、そこまで高くないクルマ。そんな中で、一台だけ気になるクルマがあります!
これです↓

Citroen Grand C4 Picasso BlueHDi。
いろんなクルマを経験してきましたが、相対的に経験値が少ないのがフランス車で、そういう意味でも興味があります。その昔、レンタカーでXsara Picassoは乗ったことありますが、シトロエンのMPV系のクルマは高速も楽でなかなか穴場だと感じます。総額は、ユーコンからの乗り換え想定の同じロジックで170万円ほど。400万の新車に乗り換えるほうが、ユーコンに乗り続けるより安いのかぁ。。。
ディーゼルは見たことないんで、いずれ見に行ってみようと思います。
そして、欧州ディーゼルと並んで、もう1つの節約カー、軽自動車も考えます。
軽だと、高速料金も安いのですが、代車で借りた軽達の印象でいくと、高速走行にははっきり向いていない。。。
でも、そんな中、1台だけ気になるクルマがあります。

Suzuki Jimnyです(^^)
いや、ただのジムニーではありません!
パイクスピークのイメージが強い田嶋氏率いるモンスタースポーツのコンプリートカー XCL-Vです。画像もお借りしました。タービンまで変わったコンプリートエンジン、吸排気、脚、ホイール、クラッチと完全なるチューンドカーで120馬力あります!
そしてハイオク仕様! 価格も新車コンプリートで400万円します。。。
フルチューンのベースがジムニーだったって感じのクルマです。ランニングコスト面ではあまりメリットはなさそうですが、それでも5年の総額が180万ほどと、ユーコンの半分近くまで落ちます。節約カーでは最も味わい深そうですが、難点は横風に弱そうなことですかね。。。
クルマの維持費の一定割合の占めるのが改造費やカスタム費だったりもするので、改造したくならなそう、もしくは、それ以上改造するところがないクルマが中心です。維持費削減をしながら楽しめそうなクルマもあると思う反面、乗るべきクルマはそっちじゃないだろうって突っ込む自分もいるので、面倒です(--)
最後は、維持費を無視して最近気になるクルマに乗り換えたらどうなるか、のパターン。
まずは、ここから、行きますか。

Hummer H2。
カスタム度合いにもよりますが、帆世が見てる個体では5年総額720~980万円くらい。
次にQuattroporte。

これも見てる個体では、5年総額730万円ほど。カンビオのクラッチも高いですが、オートマもオイルラインに手がかかったりで、5年総額はそこまで差が出ません。ただ、この金額、新車でGhibli Dieselを買って5年乗るのと、大きく変わらないのです。Levante Dieselはそこへプラス100万くらい。5年総額で考えると、Maseratiの中でも悩むことになります。
そして、Bentley Arnage Red Label / T。

このクルマの場合、5年総額は860~970万円くらい。
実はもう1台穴場があって、Rolls Royce Silver Seraph。少し距離出ている個体であれば、800万円くらいだったりします。

SeraphはBMWのパワトレ、ドラトレなので、Arnageより少しだけ優しいのです、でも、Arnageと並べると、グリルとホイールくらいしか大きな違いがないのに、こちらのほうが数段風格があるので、不思議です。BMW 750 V12よりも濃厚な独特なサウンドで走ってきますしね。あまり、自分で運転するイメージがないクルマだったので、購入候補としては考えてこなかったですが。。。
こうして金額を並べてみると、なかなかに悩ましい感じです。差が大きくも小さくも感じる。。。
Picasso Dieselを気に入ったら乗ってみるか、もう少しYukonに乗ってからSeraphをじっくり味わって、Bentaygaに行くのも悪くない。
そして、Trackhawk HellcatがBentayga構想を崩す可能性も否定できない。
いずれにしても、来週から久々の海外出張ですぐには動けないので、いろいろ見ながらじっくり考えたいと思います。