
ハマーが戻ってきて数週間。
車両感覚も戻ってきて、曲がれない場所と一部の駐車場以外で不便を感じることはなくなってきましたが、、、新たな懸念点が😔
水温上昇です。どうもスーパーチャージャーが熱持つようで、この暑さだとクルマが辛そうです。Defiメーターの水温計は100度を超えてくる(--;;
ま、純正の水温計はほぼ動かず、後付けメーターの話なんで、センサーの位置とかいろいろあって鵜呑みにできない部分はあると思いますが。オーバーヒートするようなことはないのですが、、、150馬力は加算されたチューンドエンジン、多少の気は遣います。良く言えば、クルマとの対話幅が広いということになるのですが、やはり、いろいろと制約が多いのが実際のところ。気遣いポイントはありますが、乗り味もだいぶ洗練されて、だんだん好みの感じに近づいてます✨✨
使用用途に合ったクルマへの乗り換えを意識することもあり、興味のあるクルマには乗ってみようということで、その第一弾。
Chevrolet Camaro SSです。
正規モンの新車です。乗り換えるとしたらの本命かもしれません。
本題に入る前に、カマロというとどんなイメージお持ちでしょうか??
時代や世代、モデルにもよるので、一概には言えないですが、やはり、マッスルカーにカテゴライズされるイメージではないでしょうか。
帆世の知ってるCamaroは、どことなくCorvetteに遠慮しつつ、やっぱり、V8はマッスル系だなって感覚です。マッスルな中でも、スポーツカーというより、スペシャリティーカーなのかもしれませんが。
そして、自分の場合、マッスルカーという認識を初めてしたのは、このクルマです。
94年式のCorvette C4 6M/Tです。USで乗ってたマニュアルコルベットです。
今の時代、音は排気系で作り出すものになりつつありますが、このコルベットのLT1ユニットはエンジンそのものの存在感が大きかったです。力強く、少し重く、身震いしながら回っていく感じ。この次のLS1でだいぶクールな回り方するようになっちゃったので、LT1までですね、こーゆー感じは。そして、脚もシャシーもエンジンに完全に負けていた。直線番長とも言われますが、フル加速ではケツ降りたがるので、直線加速はウデがないと怖い。。。 でも、このウデで押さえつけながら乗る感じが魅力で、マッスルという独自の世界観を生み出していたのだと思います。クルマ対ドライバー、一種ロデオのようにどっちが勝つかみたいな世界です。
この年代の4th Camaro V6 Convertibleも借りて乗ったことありますが、Corvette C4以上にダメ脚でトラクションかからなかったですね。。。 4thもZ28やSSは、も少しちゃんとしてたと思いますが、V6も不思議と嫌な感じではなかったですね。これはこれでズルズル走らせて楽しかったです (^^)
こんなことを思い出しながら、Camaro SSのスペックを見ていくと、車重1710キロに対して、453PS/62.9kgmの6.2 V8 NA。そして、0-60mph加速は4.0秒フラット‼️、となかなかにマッスルな、あの感覚を期待させてくれるもの。
久々なんで、少々構えての試乗です (^^;;
エンスタがついているようで、真っ赤な試乗車がアイドリング状態でエアコンを効かせて待っている。この日は外気温37度以上ですからね。。。 アイドリングは静かです。そして、大人しい音してます。
ドライバーズシートに乗り込み、スタートボタンをプッシュ。なんかエンジンかかってるクルマのイグニッションボタン押すって不思議な感覚ですね (X.X)
乗り込んで、まず感じるのは視界の狭さ (>.<)
窓の高さがないのと、ドアパネル、メータークラスターの位置が高いんですね。。。
ステアリングの天辺とメーターパネルがほぼ同じ高さ(・・?)
初期モノのディアプロ思い出します。シート高上げても、フロントの真横はほとんど見えないので、ちょいと注意が必要です。でも、だいぶスポーツカー演出が入ってるポジションですね。
恐る恐る公道へ。
まずは、ゆっくり発進。
あれ?? ホントに450馬力オーバーのV8??? って大人しさです。もっとマッスルな、おしりムズムズな感じだと思い込んでたので。。。
アクセルのペダルストロークが意外とあって、少し重めなんで、イタズラにスロットルレスポンスを過敏にしてないんですね。これだったら、雨の日も気兼ねなく乗れそうです。むしろ、先日乗ったGiuliaのほうが反応過敏でしたね。マニュアルはも少しダイレクトかもしれないですが、この上にZL1がいるので、オートマのSSはこうしてるのかもしれません。そして、ゆるゆる走ってる限り、エンジンもエキゾーストも静かです。ポジションと視界以外はスポーツサルーンの感覚。
前が空いたので、踏んでみます‼️
ドロドロ系の乾いたレーシーな音させて、結構な勢いで加速します✨ そして、アクセルオフでパンパン言う😄
でも、そこまで速さは感じないです。シャシー、アシがしっかりしててトラクションのかかりもいいので、安定したままの加速。簡単にはホイールスピンしません。速さをあまり感じないのは、シャシーや足回りがエンジンに負けてない証拠です。アメ車も変わりましたね。。。
少し暴れながら加速したC4 Corvetteのほうが心理的には速くトルクある感じしましたが、実際速いのは、間違いなくCamaro SSです。マッスルな感じをイメージしてたので、拍子抜けするくらい安定してて乗りやすく、エンジンも主張してこないですね。やや人工的ですが、エキゾーストからはいかにもな音が聞こえてきます。やはり、大排気量NAと思わせるクルマです(^^)
乗り心地という面でも、この足回りはよくできてます✨
GMお得意のマグネティックライドが入ってるようですが、スポーツモードにしても、硬いけどあたりが柔らかい、いい感じの乗り心地。モードによる差が極端に出るタイプではないですが、これだったら、常時スポーツモードで全然いけてしまいそうです。自分の知る限り、相対的に見てもスポーツモデルとしては乗り心地が良い部類だと思います。良くできてます‼️
加速していて1つ気になるのは、8速オートマ。
アップシフトは自然ですが、キックダウンの時、2段落ちるのでワンテンポ遅れて加速する感じで、ギアが多すぎる感じします。このエンジンだったら、5段とか6段である程度引っ張りながらのほうが豪快でいいような気がしてきます。ここは時代ですね。カタログ見てたら、ローンチコントロールが入ってるので、0-60mph 4秒のためにはコイツを使うことになるのでしょう。ただし、日常的に多用することになるパーシャルスロットルでは、パドルで上手くギア選択をしてあげたほうが乗りやすそうです。
高速は走ってないですが、高速巡航も得意だと感じます。燃費も伸びるでしょうし、飛ばしても、のんびり走っても嫌にならないあたりは、さすがアメ車。この2面性の両立は、まだまだアメ車に1日の長があると感じます。なかなか他国のクルマでは出会わえない性能です。飛ばす日、のんびりな日、いろんな日があるので、日頃から高速移動が多い身としては、この性能は重要なのです。
クルマが持ってる余裕な感じの雰囲気と合わせて、実用上、大きな問題はなさそうですが、何点が気になるところも。
一番はトランクの開口部の狭さ。
年間数回はスーツケースを積むことがあるのですが、スーツケースが詰めるか非常に微妙な開口部。。。 トランクルームの容量自体は結構あるので、開口部だけですけどね。。。 いざとなったら測ります‼️
そして、もう一点はCamaroに限った話ではないですが、保証の条件というか、カスタムがほぼできないところ。吸排気は換えて、それらしい雄叫びを上げるようにしたいとこですが、これをやってしまうと保証対象外になってしまう模様。ホイールくらいだったら、大丈夫みたいですけどね。最近のクルマはカスタム幅がどんどん狭められてるので、ここは残念なポイント。割り切ってメンテパックもつけずに買うという手もあります。メンテパックは激安価格ですが、Moty'sを入れたい衝動に狩られますから (^^;; このメンテパックというヤツ、どこのメーカーのも値段から液体類のクゥオリティーは期待できなそうですね。。。
オートマの特性は乗り方マスターすれば、何とかなるでしょう。
最新のCamaro SSに乗ってみて、一番感心したのは、GMのシャシー作り、アシ作りの飛躍的な進化です。伊達にニュル走ってないというか、乗り心地含めて、結構レベルの高いところにいると感じます。SSでもエンジンが勝ってる感じしないですからね。逆にいうと、エンジンが勝っていたマッスルな感じではなくなってしまったんですけどね。ZL1は乗ってないんでわからないですが、あの感覚に近いのかもしれません。
実際乗っても、スペックシート上でも、これだけのクルマが650万円と言うのはお買い得な印象です。ブレーキも前後ブレンボです。内装の質感とかは飛躍的に変わった感じしませんが、走りの質感がこれだけ高くなっていたのには、少し驚きました。アメリカでのプライスを考えると安くもないのですが、少なくても、0-60mph加速4.0秒フラットを実現しながら、この価格で買える新車は他にないと思います。それでいて、のんびり走っても嫌にならない懐の広さも備えており、新車で買えるNAの6.2L V8 OHVなんて絶滅危惧種ですからね。
そんなわけで、Camaro SS、乗り換えるとしたら候補のかなり上位に来るクルマだということがわかりました✨