「ハイソカー」と呼ばれた時代
投稿日 : 2011年02月05日
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ちょいと請われて、知人元所有のマークⅡを回送しました。
昭和59年式の初期型GX71。実に27年落ち。
1G-E搭載、5速MTの標準型グランデです。
峠越えの後なので、ボディが汚れているのはご容赦を。
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この「スーパーホワイト」のボディカラー、当時は大流行でしたね。
まさしく「石を投げれば白いクルマに当たる」状態で、ひねくれもののわたしは、つい最近に至るまで、白いクルマ拒絶症になってしまったほど。
ホイールは非純正のアルミ。当時はこんなフィンタイプのデザインが流行りでしたね。
ルーフのスキーキャリアは珍しい純正品。
3
インテリアもフルノーマル。
当時はこのようにメーター両脇にスイッチ類を設ける、「サテライトデザイン」が主流でした。
オドメーターは20万㌔を越えていますが、オイル管理もしっかりされていたので、エンジンは好調。アイドリングではエンジンがかかっているのがわからないほど、静かで振動がありません。
4
これも当時らしいエアコンパネル。
木目調の質感は、現在のレベルでは安っぽく見えますが、当時はかなり高級に見えたものです。
プッシュ式エアコンパネルもこの頃から普及し始めました。
オートエアコンは正常に作動します。
5
これも懐かしい純正オーディオ。
メインソースが「カセットデッキ」だったり、チューナーに「DX/Local」の切り替えボタンがあるのも当時らしい。
この当時は現在のような前方定位の音作りではなかったので、リアトレイに社外の大きなスピーカーを埋め込むのが主流で、この個体もパイオニアのスピーカーが付いています。
若干雑音が入るものの、全て正常に作動するのはお見事。
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当時のトヨタ車に多かった、ソファーのようなモケットシート。
これがフカフカで座り心地が最低。長時間乗ると腰が痛くなるシロモノでした。シートリフターやランバーサポートも付いていますが、用を成しません。
サイドブレーキ後方のスイッチは、手前がリアワイパー(当時はこの位置が多かった)と、奥が純正オプションのエアピュリファイアー(空気清浄機)のもの。
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ワイパーレバーの下にあるスリットは、当時のトヨタ自慢の装備「クイックハンドウォーマー」。
左にある銀色のスイッチを押すと、電熱線で温風がステアリング裏に吹き出すもの。
当時はヒーターの効きが遅かったこともあり、こんな装備が考えられました。
もちろん完動品で、使ってみるとなかなか快適。
「バッテリー上がりの要因になるので、つけっぱなしにしないように」との注意タグ(レバーから紐で下がっているもの)まで当時のまま残っているのがすごい。
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トランクリッドのキーは、このようにエンブレムをずらして差し込むようになっていました。
もちろん、トランクオープナーは付いているので、キーを使う機会はほとんどなかったと思いますが。
運転席ドアのキーシリンダーには、照明がついており、夜間のキー差し込みを誘導するつくりになっています。
まだキーレスドアロックが普及する前ならではの装備です。
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