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2013年02月17日

続、石油は化石燃料ではない 2/3

続、石油は化石燃料ではない 2/3   亜炭や石炭は、これまで、「古代の植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、そこで長い期間地熱や地圧を受けて変質(石炭化)したことにより生成した物質」とされてきた。そして、条件が違って、石化せずに液体になったものが原油とのこと。定説は、オレが亜炭を触って直感したこととはだいぶ違う。

 石油が植物などの生物由来であるという説が定着した背景には、一つ原因がある。亜炭の中には木の枝や皮が炭化したものも含まれていたのだ。だから、亜炭や石炭は樹木からできたのだと思われることになったのだろう。

 しかしオレは、これについては別の理由によるものだと考えている。

 アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス市には、タールピットという池がある。これは原油の成分の一つである天然アスファルト(コールタールと同質のもの)の池だ。地中から真っ黒でドロドロのアスファルトが湧き出て沼になっている。一緒に水も湧き出ていて、池は一見普通の池のように見えるが、ひとたび足を踏み入れてしまうと、たちまちドロドロのアスファルトに沈んで二度と出て来られない。

 タールピットでは、そのようにして埋まってしまった太古の動物や人の骨や化石が次々と出土している。人骨は最古のもので9000年前、動物では3万8000年前のものが発見されている。

 これっ、これなのだよ。これが、亜炭や石炭の元なのだ。

 タールピットのような池の上に、やがて土が覆い、長い年月とともに固まったものが亜炭であり、石炭なのだ。亜炭から出てくる炭化した樹木は、倒木してタールピットに埋まってしまったものだと思う。

 ちなみに、泥炭(トロピカルピート)というものがある。これも、一般的には木質遺骸の堆積物だと言われているが、その説にはかなり無理がある。木から泥炭になり、亜炭、石炭と移行していくのであれば、泥炭には木の痕跡が多く残っていなければならないのだが、そうはなっていない。柔らかい田んぼの土、あるいは土粘土のような物質で、スコップでサクサク掘ることができるもの。

 泥炭についても原油が固まったものだと理解する方が無理がない。

 繰り返しになるが、原油は、生物がいなかった原始の地球において、自然に生成された様々な炭化水素が地中に閉じ込められ、マグマの高温と高圧で作られたものだと考えることが自然だと思う。

 石油は、化石燃料なんかじゃないし、1万年ぐらいは、絶対に枯渇なんかしない。

 ・・・つづく。
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Posted at 2013/02/17 00:31:46

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