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イトケン(G)のブログ一覧

2021年11月30日 イイね!

カングーに乗って一年が経過していた話

カングーに乗って一年が経過していた話 さて、カングーが納車されてすでに一年が経過している。この間カングーのことはほとんどブログに書いてこなかったのだけれど、自分史上最もクルマをいじった一年だった。ただし「クルマをいじる」という言葉から多くの皆さんがイメージする内容とはかなり違う。

 カングーに施したのはひたすらに木工工作。床をフローリングにし、窓を木パネルで覆い、棚を作りつけ、カーテンを吊るす。トノボードも木で作り直した。それらを、亜麻仁油を主成分とするオイルステインで仕上げた。そのため、オレのカングーは木と亜麻仁油のオーガニックな香りに包まれている。
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 そして出来上がったのが書斎のような空間。実際そこで仕事もしたし、キャンプやスノーボード、そして自転車遠征と大活躍。カングーがベース基地になるので、遊びの幅が広がり、質が格段に上がった。フラッと走りに行った先で、床をフラットにして後部座席を開け放てばたちまちそこがカフェや別荘になる。
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 とにかく楽しいカングーライフが繰り広げられているわけだけど、これ、きっと、誰も興味ないよなぁと思ってブログに書きませんでした。興味を持たれたとしても、もはやこの型のカングーを買うこともできないし、運よく買うことができたとしても、クルマとしてはとても他の人にお勧めできるような代物ではない。特に「みんカラ」をやっているような「クルマにこだわりのある人」、「クルマの走りの質が分かる人」には、おそらく刺さらない。
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 カングーはクルマとしてみるといちいち普通じゃない。10,30,50と奇数で刻まれるスピードメーターとか、シートを倒すレバーの操作方向が運転席と助手席では逆だったり、リモコンキーが改造しないと使えなかったり、いろんな金具が新車の時からサビていたり。

 走りも独特である。しなやかな足とふんわりとしたタイヤのおかげで、雲の上に乗っているかのような独特の乗り心地。オレは好きだが、一般的に乗り心地がいいとされているクルマのそれとは種類が違う。(トーションビームなので路面の状況によっては横方向にユサユサと激しく揺れるのは内緒です) 低速からトルクが湧いてもりもり走るが、回らないエンジンと回せないギア比。オレは好きだが、一般的には良い走りとは評価されないんだろうと思う。

 現代の自動車産業のクルマ作りはすべからく同じ方向を目指しているとオレは思う。なめらかな乗り心地、スムースなステアリングフィールと加速。そして、安全デバイスのてんこ盛り。車格によって、乗り心地や加速の質が良くなったり悪くなったりする。料理で例えるならみんなカレーを作ってるんです。値段によって具材やスパイスの種類や品質、量が変わるのだが、カレーはカレー。そんな中にあってカングーだけは、全然別の方向を向いて作られている。料理に例えるなら、いや、カングーは料理ですらない。ただのさつま芋だ。焼き芋にするなり、スイートポテトにするなり好きにしてください、という感じで素の芋をゴロンと出された感じ。

 横にレクサスやBMWが並ぶと「いいクルマなんだろうなー」とその「良さ」は想像できるが、それとカングーの作り上げる世界観を天秤にかけたときに、オレにはカングーの方が魅力的だ。でも多くの人はレクサスやBMWを選ぶと思う。

 だから、路上でカングーに出会うとものすごい親近感を感じる。きっと向こうもそうなのだろう。目が合ってしまって、お互い照れ臭くて頭を下げるということが度々起きる。

 って、色々書き綴りましたが、どうすか? カングーの濃い世界に仲間入りしたくなりませんか?

 え? むり? でしょうね。
Posted at 2021/11/30 14:07:36 | コメント(8) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2021年04月05日 イイね!

カングーライフ、その後。

カングーライフ、その後。 カングーとの暮らしは、まもなく半年になろうとしている。

 走行距離は7000kmを超えた。今までのクルマとはけた違いのハイペースである。走行性能や使い勝手も今までのクルマとは何もかもが違い、面くらうことが多かったのだけれど、ようやくそれらにも慣れてきた。備忘録的に記したいと思う。

【走りについて】
 納車時には、あまりに運転しにくくてビックリしたのだけれど、半年経過した今、違和感は何もない。クラッチのつなぎは少し修正をしてもらったが、エンジンの吹け上り、パワー感、シフトのつながり感、いずれも新車時とは別物。スムースでパワフルに走ってくれる。下のトルクが太いので、シフトチェンジをさぼったりミスをしても、クルマがしれっと対応してくれる。特に急こう配の峠道では、苦しいそぶりを一切見せずに黙々と走ってくれる。

 ただ、ハイスピードな領域はあまり得意ではない、らしい。MINIは160km/hほど出ていても、ビシッと安定していたらしいが、カングーでは130km/hで挙動がバタつき140km/h以上は怖くて出せないらしい。しらんけど。日本の法定上限で走る限りは、問題ないのだけれど。

【燃費について】
 燃費計は日本やドイツのクルマの表示とは違い「100km走るのに必要な燃料量」が表示される。うちのカングーは100kmあたり8.5~7.5リットルと言ったところだ。つまり11.7km/L~13.3km/Lである。面白いのは、満タン法で計測すると実燃費の方が良いということである。実燃費はおおむね12km/Lほど。先日、奈良の田舎道をのんびり走らせたら15.4km/Lもの高燃費をたたき出した。こんな大きななりをした旅車としては、十分な燃費性能である。

【車中泊について】
 月に1~2回のペースで、車中泊キャンプをしている。自作のフルフラットの床のおかげで、快適なベッドルームと化している。カングーユーザーの多くが試行錯誤してフラット化を試みたり、市販のベッドキットをインストールしたりしているのだが、オレのカングーのフラット化の方法は安くて簡単で快適。ま、オレの方法も他の人の真似がベースなんだけど。なので、他の人にもどんどん教えたい。近隣に住んでる人なら、オレがインストールの施工もしてあげるぞ。もし、興味がある人がいたらいつでもダイレクトメッセージ下さい。
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 カングー車中泊、面白いことに、一泊車中で過ごしても窓がほとんど結露しない。エブリイの時は、目隠しが要らないくらい真っ白に結露していたのだが、カングーはほぼ透明のまま朝を迎える。カーテンが湿気を吸ってくれているからか、カングーの通気性が良いからかのどちらかと思うが、おそらく、通気性が良いからだ。なぜなら、二月の車中泊は頭と耳と顔が痛いくらい寒かったから。

 ともかく、おしゃれな山小屋にこもっているような居心地の良さで、旅が楽しくて仕方がない。奇麗な景色を眺めてインスタントのご飯食べてビール飲んで寝るだけだけど、最高に贅沢な時間だと思う。

【トラブルについて】
 今のところ何もない。3か月点検の時にステアリングとクラッチの微調整はしてもらったけど、持病と言われているオイル漏れもその他のトラブルも何もない。

【総論】
 内装も外装も走りも、あらゆる点で質感は低いのだけれど、カングーをトコトコと走らせているだけで、気持ちがほっこりしてくる。生活もかなり変わった。オレ自身も、こういう道具に感性が合う年齢になったということでもあるのだろう。いいクルマに巡り合えたなぁと思う。

 と、同時に、物足りなさを感じている自分もいる。
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 ~ええっ、なんだそりゃ。

 えっと、やっぱり、走りの質感の高いクルマも欲しい。柄にもなくレクサスISが欲しいなどと思ったりしています。買えんけど。
Posted at 2021/04/05 18:45:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2020年11月12日 イイね!

新型カングー公式プレスきました

新型カングー公式プレスきました 以前からチラ見せされてきたデザインのままだけど、いいね、これ。次に乗るクルマもカングーでいいな。デザインも、シトロエン・ベルランゴ、プジョー・リフターよりも、新型カングーのほうが洗練されているよね。デザイン的な技巧を凝らしていなくて、道具としての使いやすさを追求しているカングーのほうが、圧倒的に好き。ただ、これはフランス車ではなく、ドイツ車の世界観だよね。今や、VWやメルセデス、BMWが忘れてしまったた道具としての世界観。

 しかし、価格がかなり上がってしまうよう。カングーはお安く売ってほしい。ベルランゴ・リフターよりも、20万円くらい安くしてくれたら、もう敵なしで売れまくると思う。

 カングーバンが日本にも導入されますように。そしてMTが設定されますように。

 カミサマお願い。
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Posted at 2020/11/12 22:44:47 | コメント(5) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2020年11月12日 イイね!

カングーに乗って一か月後のインプレッション~最高です~

カングーに乗って一か月後のインプレッション~最高です~ カングー納車後、一か月が経過した。走行距離はもうすぐで2000km。感想を一言で言うと「楽しすぎる」。クルマの走りも、室内空間も、クルマを使った遊びも、そしてライフスタイルに合うようにクルマを改造することも、どこを切り取っても今までのカーライフとは別次元の楽しさにあふれている。

 みんな、一度カングーを買ったほうが良いよ。マジで。

 まず、オレはクルマを改造するということ自体が、はじめてに近い。と言うのも、メーカーがセッティングした成がベストな状態で、シロウトが手を加える事が好ましいことだとは思っていなくて。だから、最初からすべてにおいて満足したクルマを買うようにしていた。ドレスアップもそう。見た目が好きなクルマを買っているので、そこから手を加えたいと思わない。

 カングーについても、エンジンや足回りのメカニズムへの改造や、ドレスアップという一般的なカスタマイズはするつもりはないのだが、キャンプやロードバイク遠征のための道具としての最適化を図るための工作を施している。ベッドキットや棚を作ったり、カーテンを付けたり。クルマの改造と言うより、新居で家具をそろえている感覚に近い。これが楽しくて楽しくて、もうたまらない。
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 先日、自転車遠征をした時のリポートをしたが、遊びのツールとしてのポテンシャルも最強である。ベッドキットを施したおかげで、キャンプのベースしての快適さは最高。空間の広さや使い勝手では、やっぱりエブリイの方が優れていると思うんだけど、カングーにはまるでロッヂに籠っているかのような居心地の良さがあるそして、目的地までの移動の快適さは、言うまでもなくカングーに軍配が上がる。したがって、同じ遊びをしても、その質が格段に向上したように感じられる。

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 走りもいいんだ。楽しいんだ。

 納車当初は、あまりの乗りにくさに「うわー、失敗したかも」と思ったのだけれど、2000kmほどを走行し、各部に当たりが付いてきて、印象が一変した。カングー、めっちゃ乗りやすいです。

 まず、エンジン。最初は重りでも入っているように回らず、トルクの出方も唐突で、1速、2速のあたりはギクシャクしまくっていたのだけれど、1000kmほどを走ったら、回転がなめらかになり、トルクも下から発生するようになった。ギクシャクしていた1速から2速の繋ぎも、何の違和感もなくなった。

 そして、足回り。最初は、道路の凹凸をすべて拾って、ガタガタと揺れっぱなしだったのだが、ふんわりなめらかな乗り心地になった。すごく快適で気持ちいい。大きなわだちや段差では、クルマ全体が揺さぶられるけれども、これはトーションビームである以上避けられないもの。全体的には、及第点以上の快適さだ。

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 燃費は、100kmあたりのガソリン消費量が7.5L~8.0L、これは13.3km/L~12.5km/Lと言うことで、決して良いとは言えないが悪くないと思う。

 一台のクルマで、ここまで生活が変わるのは初めての体験。控えめに言って最高である。給料は減るし行動も制限されるし、外出先では常に神経をピリピリとがらせなければならない現在。かつて経験したことのないストレス社会の中で、オレは、カングーのおかげで癒しの空間を手に入れることができた。なんと幸運なのだろうと思う。

 カングーライフお勧めです。皆さんもぜひ。

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Posted at 2020/11/12 12:40:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2020年11月02日 イイね!

カングー実戦デビュー(琵琶湖への旅)

カングー実戦デビュー(琵琶湖への旅) 琵琶湖一周してきた。家ではローラーをせっせと回していたが、実走はゼロ。今年最初の実走が11月で、いきなりビワイチ。さらに、自分史上最速で完走できたという、記録尽くしになった。そして、カングーの実戦デビューでもあったのです。

 カングーのリアをフルフラットに展開してロードバイクを積み込むと、あら不思議。エブリイよりもゆったりしてる気がする。荷室の床面の幅と奥行きの数字こそ、エブリイの方が勝っているが、サイドウインドウの張り出し部分の空間はカングーならではのもの。ここのおかげで視覚的に、カングーの方がゆったりして見えるのだね。一人分の荷物を載せてもまだまだ余裕があるので、仮眠用の毛布と座布団と枕を積み込んだ。まだまだ余裕があるので、走ってみて、改造したくなった時のために、木材と電動ドライバーを載せた。

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 片道100kmの琵琶湖への道のりは、やはり劇的に楽になった。カングーも揺れるクルマだが、重くてデカいのでゆったり揺れる。挙動はエブリイより安定しているよね。なにより、クルーズコントロールがいい。琵琶湖一周151kmものロングライドをすると、脚が痛いんですよ。ちょっと力を入れただけで、脚全体が攣る(つる)。アクセル保持を手元でできるだけで、ものすごく助かる。

 あとね、スピードを出したいと思わなくなった。クルマって、アクセルを自分で操作するからスピードを出したくなるのだよ、きっと。一定速度でクルマが走ってくれていたら、それ以上のスピードを出したいと思わない。今や、普通の車には、前車との間隔を保持して速度を維持する機能が付いてるんでしょ?しかも、レーンキープまで補助してくれるんでしょ?そこまでの機能があれば、クルマに任せていたほうが楽だもの。だから、バカみたいに飛ばすクルマが少なくなった気がするわ。

 運転サポートのデバイスが進化すればするほど、エンジンの出力とか加速性能とか、どうでもよくなると思うから、より高性能な高級車ほど、パワートレインの性能を求めなくなるんじゃないかな。おとなしく前車についていくのが一番いい、となれば、前の車を威圧するような怖い顔も必要なくなるわけで、草食動物のようなかわいい顔したクルマが増えてくれたらいいのに、とも思う。

 カングーで仮眠もしてみました。帰り道、やっぱり疲れたので、サービスエリアで毛布を広げて横になる。うーん、快適。控えめに言って、寝心地最高です。車中泊を前提とした、遠征も楽々行けると思う。というか、行きたい。男鹿半島ライドとか、阿蘇山ライドとか、淡路島一周とかしたいな。

 ちなみに今回のビワイチは、7:00に出発し13:40にはゴール。自分史上最速タイムでした。まもなく48歳だが、体力的にはまだまだ伸びそうな気がする。

 琵琶湖大橋で、キャノンデールのシナプスに乗ったおじさんに声をかけられました。「71歳だけどビワイチ完走できた」という自慢だったけど、素直に感動した。オレ、あなたのようなジジイになりたいです。

 「千葉まで、車中泊しながら帰るのだ」と言っていたけれど、何に乗っているのかを聞くの忘れた。カングー乗りかエブリイ乗りだったらいいのに。たぶん、どっちかだと思う。この手の勘は当たるんだ、オレ。

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Posted at 2020/11/02 12:21:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | カングー | 日記

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