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イトケン(G)のブログ一覧

2013年01月19日 イイね!

新型アテンザ試乗

新型アテンザ試乗 遅ればせながらアテンザのテストドライブをした。今回試したのは、話題の2.2Lクリーンディーゼルのワゴンと、2.0Lのガソリンエンジンのセダン。奇しくも、新型アテンザはアテンザとしては三代目となる。

 結論から先に言います。私の好みではなかった。

 さらに言うと、先代アテンザのほうが格段に良かった。先代アテンザは、鏡のような静かな水の上を、スーッとすべるように進むようなライドフィーリングがあった。それでいて、ステアリングは、しっとりさとキレの良さが絶妙にバランスしていた。高速コーナーが続くワインディングやハイウェイでは、どこまででも走って行きたくなるような、心地よさと気持ち良さがあった。残念ながら、新型アテンザは洗練されて研ぎ澄まされた旧型と同種の乗り物ではなくなっている。

 まず注目の新型アテンザのディーゼルエンジン。昔のディーゼルを思うと、振動も騒音も静かであるが、「ディーゼルにしては」という枕詞を入れる必要はある。アイドリング時のエンジン音は低音を基調としたもので、耳障りではないが、ガソリンエンジンとは明らかに違う個性を発している。そして、ペダルやステアリング、シフトノブからは、それなりのしっかりとした振動が伝わってくる。

 走り出すと、ゴーという加速音と併せて、遠くからタッタッタというタペット音が聞こえてくる。残念ながら、アイドリング時の振動も、加速時のタペット音も、オレには許容できるものではなかった。もっとうるさくても、許容できるクルマ、あるいは音が楽しめるクルマは沢山あるが、アテンザは音質がダメだ。全然、心地よくないのだ。

 加速感は、踏めばモリモリっと加速するが、そこには官能的なフィーリングはない。暴力的な加速でもない。上質ですらない。何と言ったらいいのかなぁ、雑い感じなんだよなぁ。あるいは、今風に言うなら、普通?普通に速いね、と言った感じ。

 乗り心地はどっしりと重量感のあるもので、ハンドリングは、上質で剛性感がある。しかし、キレの良さは完全に失われてしまった。

 2.0Lのガソリンに乗り換えると、全然別なクルマに乗ったような感覚になった。フロント部分の重量が軽いことが、走り出した瞬間に感じられる。軽いことで、ボディが小さい車に乗り換えたような錯覚を覚えたが、こちらのセダンのほうが、ホイールベースも全長も長い。

 しかしガソリンエンジンモデルも、エンジン音が結構車内に入り込んでくる。そして、その音も安っぽいのだなぁ。ボディが軽くなったことで、軽快な乗り心地やハンドリングになるかと思いきや、こちらもただ安っぽくなってしまった印象である。

 総評だが、新型アテンザ、良いクルマかと問われれば、良いクルマだとは思う。ただ、オレの好みではないのだな。ディーゼルも2.0Lガソリンも、先代アテンザと比較して、ずいぶん荒削りな印象だ。まだ未完成と言うべきか。

 本命は2.5Lガソリンか。2.5Lをテストしてから、このクルマの評価は決めたいと思う。
Posted at 2013/01/19 12:06:17 | コメント(6) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2012年11月14日 イイね!

続・N-ONE

続・N-ONE N-ONEについて、詳しく書くのはやめておこうと思ったのだが、関心が高いようなので少し加筆をします。オレが乗ったのは、ベーシックなGというNAのグレードです。

 走り出して最初に気になるのが「音」である。走りを演出するための音ですと言われたが、「軽自動車らしい」ガサついて安っぽいエンジン音で、およそ目指したところとは程遠いと思う。純粋にノイジーなだけだ。オレの乗っているエブリィよりもノイズレベルは高いかもしれない。

 「ロングホイールベースで実現した安定した走り」も、売りの一つとのことだが、それも全く体感することはできなかった。普通に安っぽい軽自動車の走りです。軽バンのエブリイの方がよっぽど安定している。ハンドリングも、電動パワステの手ごたえの薄いもので、フィーリングとか味とかを語るレベルではない。

 ただ、加速性能はまずまず普通に走れるレベルのもので、悪くなかった。と言って、特別に良くもない。これもエブリイとの比較で、大差がない。CVTは躾も上手で、CVTの独特の行儀の悪さはほとんどない。とはいってもワゴンRのそれからはワンランク落ちるのだけれど。

 そして、ここ最近のクルマらしからず体感速度が実速度よりも早い。時速60km/hも出していると、すごいスピードで爆走しているように感じる。100km/h近く出してもまったく体感速度のないワゴンRとは真逆である。この原因は、足回りだ。N-ONEはバタバタと落ち着きのない足回りのせいで、走りが安っぽく、不安定な挙動になる。それが体感速度として表れているのだ。

 N-ONEでイイと思ったのは、リアシートのアレンジです。リアシートの座面を跳ね上げることができるのは、便利だなぁと思いました。ギターケースを運ぶのにちょうどいいスペースで、アクセス性も高い。

 あと、なんといっても犬を乗せるのにちょうどいい。フロアが低いので抱きかかえなくても犬が自分で乗れるし、空間の広さ的に広すぎず狭すぎず、犬がストレスを感じない大きさなのである。シートの汚れを気にしなくてもいいところも良い。

 リアシートの座面を跳ね上げても、リアトランク部分はそのまま使えるので、荷物も犬も載せるときにはかなり重宝すると思う。フロントシートはベンチシートなので、背もたれ部分が、リアとの仕切りになっていて(ひじ掛けを跳ね上げた場合)、犬が前に飛び出してくるなんてことも防げる。

 これは、犬好きの人が開発に携わっているに違いない。ああ、だから、N-ワンなのか。犬と過ごす休日のためのクルマなのだね。

 と、あたかも「犬を飼っている人目線」であれこれ書きましたが、オレは犬を飼っていない。そして、さして犬好きでもない。
Posted at 2012/11/14 08:40:59 | コメント(12) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2012年11月13日 イイね!

N-ONE

N-ONE 普通の軽自動車でした。何かが特別スゴイわけでもダメなわけでもなく、今まで普通にある軽自動車とほとんど変わりがない。

 ヒストリックカーのリメイクと言う点では、MINIやフィアット500などと同じ手法なのだが、何の変哲もない、仕上がりレベルも高くない軽自動車になってしまったことは残念だ。デザインも何だかあか抜けていない。エンジン、CVT、ハンドリング、乗り心地、静粛性能等、あれこれと書こうと思えば書けるが、読んでも面白くないと思うので割愛します。

 このN-ONE、クルマとしては、ワゴンRに大きく差をつけられたと思う。ワゴンRがスマホだとすると、N-ONEは折り畳み式携帯電話だ。そして、必要な装備を付けた売れ筋グレードはスイフトRSと同じ価格帯になる。同じ価格帯に、もっともっと格段に良い車が他にある中で、売れるのかどうかちょいと心配しましたが、販売も好調とのことで何よりです。

 ところで、ワンと言えば、犬の鳴き声だ。オレ、犬っぽく吠える方法を知ってます。息を吸いながら声を出して「ワン」と言うと、かなり犬っぽく聞こえる。その際「ワン」ではなく「ウォン」のほうが良いかもしれない。ちょっと練習すると、本物の犬と区別ができないぐらいになる。

 本物に近い犬の声が出せるようになったら、これ、かなり便利じゃないかと思うんですよね。

 えっと、何に便利かと言うと、えっと。

 犬を飼っていないのに、その気分を味わえるとか。

 犬の気を引くことができるとか。

 泥棒を撃退することができるとか。

 ・・・やっぱり、たいして便利でもないか。

 と、どうでもいいことを考えたりして運転していました。ともかく、N-ONEはちょいと、オレの好みには合いませんでした。スゲー好みのクルマに仕上がっていたら、またこれ、欲しくなってしまって、また買ってしまって、オレのうちはクルマだらけになってしまうので、これはこれでよかったのかもしれないのだけれど、ちょっと残念だなぁ。

 残念っ。(byざんねん侍)
Posted at 2012/11/13 00:39:35 | コメント(8) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2012年11月04日 イイね!

ザ・ビートル

ザ・ビートル UP!の後で乗ったから余計によく思えたのかもしれないが、ザ・ビートルは予想以上に良いクルマだった。

 ザ・ビートルのエンジンは1.2Lのシングルターボ。このエンジンが最初に採用されたのはポロである。当時、大変に評判が良かったので期待をしてポロに乗ったのだが、確かに加速性能は抜群で軽快に走るものの、走りの質感はゴルフTSIからはワンランク落ちるもので、少しがっかりしたのである。加速も含めて、がさついた乗り味は、メーカー内でのヒエラルキーがしっかりと設けられていることを感じた。

 そのエンジンが、もっとボディの重いゴルフやビートルに搭載されているわけだから、フィーリングも含めて、あまり楽しい車ではないだろうと思っていたのだが、どうしてどうして、とても元気がよくビートルというクルマのキャラクターにピッタリのエンジンだった。

 低回転からトルクがしっかり乗っていて、出だしも町乗り加速も楽ちん。アクセルを踏み込めば、ギューンと気持ちよく加速していく。エンジン音やバイブレーションでは、少しガサツさを感じるが、これがいい感じに「味」になっていて、このクルマのキャラクターに合っている。

 ハンドリングも、ゴルフと同様に節度感と安定感のあるものなのだが、ゴルフよりもノーズが軽いというか、車全体が少しバタつく印象である。ゴルフのような上質で品の良い感じは少し薄まっているものの、逆にクルマを操る楽しさが演出れているように感じられる。これもまた、ビートルのキャラクターにピッタリはまっている。

 そして内装の雰囲気が、また大変によろしい。ボディと同色のインテリアパネルで構成されていて、オレが乗ったのは「赤」だった。ポップでスポーティーで、おしゃれで。そして、横幅が広くて、独特の低い丸いルーフ形状から、ほどよい閉所感のある居心地の良い空間が出来上がっていた。

 このクルマは都会が良く似合う。表参道の並木道を、お気に入りの音楽などを聞きながら、マウントレーニアのエスプレッソをすすりながら、渋滞の中をゆっくりと走らせるのがよいと思う。そして、季節は今時分。秋が良いと思います。厚手の毛糸編みのカーディガンを羽織って。

 このクルマ、一つだけ残念なのが、外観。デザインはそんなに悪くないのだが、何もかもが大きくて間延びしたように見える。路上でも、トミカの中に、マルカのプルバックカーを入れたみたいに、他の車とはスケール感が違うのだ。もう少しキュッと締めたボディラインにして欲しかったな。

 ビートルやフィアット500に乗ると、うらやましく感じることがある。ヒストリックカーのリメイクというキャラクターはMINIと同じコンセプトなのだが、ビートルも500も、オリジナルを作ったメーカーが手掛けている。メーカーのエンブレムも含め、正当な後継者であり、育ちの良さを感じるのだ。

 ザ・ビートル、よい車でした。間延びしたスケール感さえ違和感がなければ買ってもいいと思いました。
Posted at 2012/11/04 23:57:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2012年11月02日 イイね!

フォルクスワーゲンup!

フォルクスワーゲンup! 基本的に今どきの自動車は、アクセルとブレーキを操作すれば、構造を理解していなくても乗りこなすことができる。エンジンの動力を伝える方法がCVTだろうが、ATだろうが、DSGだろうが、そんなことを気にするのは一部の自動車好きの人だけで、多くの人は全部「オートマチック」という総称で呼び、同じように操作することができる。

 ところが、このUP!については、その構造を理解していないと、いきなりビックリすることになる。UP!のトランスミッションは、基本的な構造はマニュアルミッション車である。いわゆるロボタイズドMTと呼ばれるもので、クラッチ操作は自動車がやってくれる。

 だから、まず、ブレーキから足を離してもクルマは前に進まない。アクセルを踏むとクラッチが繋がって走り出す。加速しようと思ってアクセルを開けると、グッと加速したかと思うと、いきなり前につんのめるような衝撃を感じる。シフトチェンジのショックである。2速、3速とシフトアップするたびに、結構な違和感を伴うシフトショックがあるので、そのたびにびっくりしてしまう。構造を理解して乗っても、ビックリするのだから、なかなかのものである。

 マニュアル操作で、アクセルワークしながらギアを自分で切り替えれば、3ペダルのMT車と同じような感覚で、気持ちよく走らせることができるのだが、それならいっそのことクラッチペダルが欲しくなる。ペダル操作なしにMT感覚で運転するのも、違和感があるのだ。オレはこのロボタイズドMTはどうしても好きになれない。

 それ以外の走りはと言うと、エンジンは3気筒の1000ccで、アクセルを開けて積極的な仕事をさせた時のエンジン音は、まんま日本の軽自動車である。三菱の軽自動車の音にかなり近い。ekワゴンとか。そして、アイドリング時でもかなりバイブレーションがある。遮音材も全然使われていないようで、エンジン音もロードノイズもかなり車内に入り込んでくる。このおかげで、ずいぶん安普請の建屋のような印象を受けてしまう。

 しかし、実際は骨格は頑丈だし、サスペンションのキャパシティも大きい。抜群の安定感はさすがにVWの一員だ。実は加速性能もかなり良くて、ビュンビュン走る。あっという間に100km/h近くまで速度が出てしまう。

 クルマの基本性能や骨格はしっかり作りこんであるのに、快適性能には気を使っていない素っ気なさが、クルマを道具として使い倒すヨーロッパのモータリゼーションの装いなのである。この感覚は昔どこかで感じたことがあると思ったが、一昔前のVWの車に共通のものだった。ゴルフ3あたりの。そういう意味で、本格的な欧州車なのである。

 あと、シートがすごくイイ。見た目、ミラージュのシートみたいにペラッとしてるのに、すわり心地は重厚で、体をしっかりと支えてくれる。BMWの116のシートよりもうんとイイ。

 と言うことでUP!、良くも悪くも個性的で面白い車です。お好きな方にはたまらない車なんじゃないかと思います。

 オレは、要らないけど。
Posted at 2012/11/02 23:14:42 | コメント(10) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記

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