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2012年07月04日 イイね!

どんなものでも破壊できる鉄球

どんなものでも破壊できる鉄球 テレビで「どんなものでも破壊できる鉄球」と言う物が取り上げられていた。絶対に破壊できない壁やバリケードと対決をし、それらを見事に破壊したのである。

 この鉄球が、いわゆる鋳物※である。以前、MINIのドアのヒンジが鋳物でできている話をしたが、密度の高い鋳物の頑丈さをあらためて認識した。

 お読みでない方のために、もう一度紹介します。


MINIのドアのヒンジ部分です。左側がボディ、右がドアです。


 ボディ側のヒンジの部品はブロック状の鉄の土台(3段の階段のような形をしている部分)である。これは鋳物で作られているのだが、これがMINIのすごいところ。

 ヒンジをこのような鋳物で作るのは、高級車なんすね。廉価な車はどうなっているかと言うと、鉄板をプレスして形成したものを使用している。プレス製品のほうが製造コストがうんと安いのだ。そして、日本車のほとんどがプレス製品を使っている。よほどの高級車でもだ。見えない所は手を抜く、そんな日本の自動車メーカーの姿勢が見える部分である。

 オイラの愛車、軽貨物のエブリィ(スクラム)君は、当然プレスヒンジ。

 先日、シーマ(Y33)に乗る機会があったのだが、これもプレスヒンジだった。

 最新式のマークXもしかり。

 ところが、レクサスブランドで海外で売ることを前提に作られたハリヤーは、鉄ブロックのヒンジだった。日本人は安く見られているなぁ。

 この部分が鉄のブロックであることで、ドアの取り付け剛性が段違いに高くなる。気密性や遮音性、はたまた走行時のボディ剛性にも影響してくるのだ。ドアの開け閉めの際、ガッチリとした操作感になることはもちろんのこと、耐久性も非常に高くなる。こういうところの手間暇も惜しまないというところで、メーカーの姿勢を窺うことができる。

 ちなみに、ドアが閉まる時にバフッという高級っぽい音がする車がたくさんあるが、これはドアが当たる部分にゴムのパッキンを張り巡らしてあることによる。でも所詮そんなのは子どもダマし。プレスのヒンジは経年とともに、どんどんダメになる。とくにダメなのが、ドアが重い高級車。ヒンジが経年で歪んでくると、ドアを開けた時に、ガクッと下にずり落ちるようになってしまう。シーマ(Y33)がまさにそういう状態だった。

 MINIは見えないところにもしっかりコストがかかっている良い車です。

※鋳物とは
 加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて 固まった後、型から取り出して作った金属製品。
Posted at 2012/07/04 19:53:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | MINI | 日記

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