イトケン(G)のブログ一覧

　多くのクルマをテストドライブして「ああ、いいなぁ」と思うクルマも沢山あるのだけれども、その都度「ああ、オレにはやっぱりMINIが良いのだに」と思う。

　個性的な計器類やスイッチ類に囲まれたコクピットに潜り込めば、自動車ではなく「MINIという乗り物」に乗っているのだと強く意識させられる。そして、この乗り物は運転するのではなく、操縦するのだ。

　トルクに余裕のあるNAエンジンと剛性感のあるハンドリングからもたらされるドライブフィールは、ちょいとそこのコンビニまで行く程度のドライブでも、ものすごく楽しい。

　そして、ここが一番肝心なのだが、見た目がカンペキ。

　MINIクーパーR56後期型の外観は、今のオレの感性では、まったく非の打ちどころがない。たいていのクルマは「ああ、ここがもっとこうだったら、ああだったら」という残念ポイントが、少しはあるのだが、R56MINI後期型にはそれがない。

　見た目が気に入るってのは、実はものすごく重要だよね。他にあれこれ問題や気に入らないことがあったとしても「まぁ、でもカッコいいから、いいや」で許せてしまう。逆に、わずかでも、「ここが、もうちょっと」という箇所があれば、そこがずっと気になってしまうし、やがて、気持ちが離れていくことにもつながってしまう。

　ハッ。ああ、そうか。

　つまり、クルマは見た目が気に入ったものを買うべきなんだ。

　なぜ、そんな簡単なことに、オレは今まで気が付かなかったのだろう。

　今までオレは「ハンドリングがどうの～」とか、「エンジンがどうの～」とか、ドライブフィーリング、ボディ剛性、走りの質感などなど、性能面ばかりを語ってきた。もちろん、それも重要な要素であるのには間違いないが、それを語る以前に、そのクルマのルックスが好きかどうか。そこが大事なのだ。

　クルマは見た目で選ばいいんだよ。

　そして、これは恋人や配偶者についても同じだと思う。まずは見た目が大事。人は外見より中身だよと言う人もいるが、そんなのはウソだ。みんなきっと、見た目がストライクゾーンの範囲からしか選んでいないと思う。

　だからと言って、醜男諸君、落ち込むことはない。

　異性のルックスに関しては、人によってそのストライクゾーンが、大きく異なるのだね。ごくわずかな人のストライクゾーンの端っこに、ギリギリ収まってるだけって人もいるかもしれないが、ともかく、誰かのストライクゾーンには絶対に収まっているはずなのだ。まずは、そういう相手を探すこと。そこから先は人格や性格や品性、感性、ユーモアなどで勝負だ。だから、すべての人が幸せになることができるのだよ。

　がんばれっ。

　って何の話？センセー、結局何の話か分かりませーん。