イトケン(G)のブログ一覧

　こちらの記事、まずは心からお見舞い申し上げます。もう本当に気の毒。できることなら同行して、関係者を全員正座させて、スリッパで頭をたたきながら説教したい。(小一時間ぐらい)

　こちらのブログを呼んでいると、クルマ選びで最も重要なことはディーラー選びなのだと思う。(まぁ、一般的によく言われていることですけれども)　クルマは買ってからのメンテナンスや修理などが必要な道具。大切なクルマを任せることができる店かどうかの見極めも、クルマを選ぶことと同じぐらい大切なことっすね。

　オレ、皆さんもご存じのとおり、本当にクルマ好きなものですから、けっこう頻繁に色んなディーラーに足を運ぶ。けど正直、購入予定もないのに、付き合いのないディーラーには行きにくい。ほら、オレってば、引っ込み思案って言うか、人見知りするって言うか、シャイじゃないですか。だから、知らないディーラーの扉を開けるのには、いつもとても勇気が要るのです。

　その心細さを分かり易く例えると、女性専用車両に間違って乗ってしまって、気が付いた時には扉が閉まっていて、次の駅まで冷たい視線を浴びながら身動きできないっていう、あの感じ。

　そんな心細い状態で足を踏み入れると、ディーラーの良し悪しがよく分かるのです。オレみたいな買わない客も居心地が悪くならないような、営業マンの対応と、店の雰囲気づくり。誠実で丁寧に、そして適度な距離感を持って接するってのが大事です。

　そして、クルマ好きの営業マンなら最高です。はい、ここ重要。

　クルマ好きって、クルマの話しだすと目がキラキラしてくるんですね。こういうキラキラした営業マンからなら、クルマを買っても大丈夫。クルマ好きって、クルマを大切にしている人の気持ちが分かるので、クルマを丁寧に扱ってくれるし、プロならではのゆきとどいたサポートをしてくれる。

　意外とクルマ好きじゃないディーラーマンって多いんですよ。クルマ好きじゃないディーラーマンって、やっぱりクルマの知識も絶対に乏しい。もちろんきちんと販売マニュアルやサポートマニュアルに従って仕事していると思うんですけれどもね。けれども、クルマが好きな人との差はどうしても出てくる。

　オドオドしながら入ったディーラーで、素敵な営業マンと出会えると、とても幸せな気持ちになる。そんな風に仲良くなった営業マンが、一度も買ったことのないオレに、半年とか一年とか、忘れたころにポッと電話をくれて、オレが興味があるであろうクルマの発表会や試乗会のお知らせをしてくれると、うれしくなっちゃうね。

　そして、うれしくなってしまって、つい買ってしまう。(もちろん、クルマが良ければですが)

　まぁ、結局、買っちゃうんですけどね。

　クルマを買うつもりでディーラーに行くと、クルマの事ばかりに気を取られてしまって、ディーラーの事が見えなくなってしまう。だから、買う気がない時にあちこちディーラーに行くことが、良いディーラーを見つけるコツかもしれません。

　ただ、今回の事例、もともと付き合いのあったディーラーのようでして、二重にお気の毒。