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2012年05月31日 イイね!

スズキ・カプチーノ ~ 風は足りていますか 3/8

スズキ・カプチーノ ~ 風は足りていますか 3/8 ところでオープンカーのカプチーノ、フルオープンにしても運転中はさほどの解放感はない。

 意外でしょ。

 運転視界は、フロントウィンドウの中にあり、それはオープンの時もクローズドの時も変わらないからだ。着座位置はコクピットの中にすっぽりと潜り込むようになる。ドアの高さが肩近くまであり、首から上がちょこんと覗く形となる。ちょうどバスタブに潜った感じだ。このため走っている最中は、想像するほどの解放感ではない。

 走行中に感じるのは、大気との一体感だね。それを肌と、鼻孔と、耳と、髪(オレにはもう残り少ないが)で感じる。

 そして、信号待ちなどで一息ついて視線を空に向けたとき。その瞬間がオープンなんだね。

 空を見上げて認識するのが、「自分がいるのは、外なんだ」ということ。これがサンルーフとの大きな違いである。サンルーフでは、せいぜい「空が見える」と言う程度のもの。オープンカーでは、景色と同化したような解き放たれた解放感を得られる。夜であれば星空。春であれば張り出した満開の桜、新緑の森。それらと一つになる。

 走っていても、止まっても、それぞれの楽しみがそこにあるのだ。

 今日は、ちょっと話を脱線して他のクルマの話をします。解放感を強く感じられるクルマをピックアップしてご紹介します。

 MINIのコンバチブルはフロントウィンドウが立っていて、運転者からは遠いので大変に解放感がある。最近モデルチェンジをしてしまったが、フォルクスワーゲンのニュービートルのカブリオレも素晴らしい解放感だった。

 そして、今まで経験した中で、解放感ナンバーワンは、SJ30ジムニーの幌車だった。



 このクルマは、何と、フロントウィンドウを前に倒すことができたんですね。これは、ぜひとも試してみなくては。

 幌を外して、フロントウィンドウを前に倒す。ボンネットに、倒したウィンドウを固定するためのものだと思われるフックが付いてるので、ひもで縛って固定する。そして、走り出すと、倒したフロントウィンドウが風圧で起き上がろうとする。

 と、ひもがブチっと切れた。

 バンッと跳ね起きるフロントウィンドウ。その衝撃でルームミラーがはじけ飛んで、オレの頬をかすめた。あービックリした。そして、危なかった。もう一度気を取り直して、今度はもっと頑丈なひもでしっかりと固定をして、再び走り出す。

 ひゃっほー、これ、強烈な解放感だぞ。この迫力、ジェットコースターなんか目じゃないね。時速60km/hも出すとすごい風が顔に当たる。口をしっかり結んでいないと、風圧でこじ開けられる。目も開けていられない。虫とか何か小さなチリみたいなものが顔にビシビシ当たって痛い。

 えっと、それって危なくね?

 は、はい。

 フロントウィンドウを倒した状態では、公道を走ってはダメだってのは、散々フルオープンで走り回った後で知りました。ごめんなさい。よい子は真似をしないでね。

人生のスパイスである。
初めて恋が実った時、
ああ、これは神様がくれたおまけだ、と思った、と
ある作家が書いていたが、
少し年齢を重ねると、幸福の瞬間は
日々のあちこちに散りばめられていることがわかってくる。
例えば、友人と飲むコーヒーや自然の中での休日。
そんな輝く砂粒のような時間が
人生の窓に流れる風景を一変させるのだ。


 ・・・つづく。
Posted at 2012/05/31 00:04:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年05月30日 イイね!

スズキ・カプチーノ ~ 風は足りていますか 2/8

スズキ・カプチーノ ~ 風は足りていますか 2/8 カプチーノの屋根は、当時のオープンカーの主流であった幌ではなく、ハードトップを採用していた。このおかげで、クローズ時の静粛性や対候性などが幌と比べてかなり高く、クーペとしての性格を兼ね備えている。

 しかし、オープンにする作業は大変面倒なものだった。まず、留め金を外して三分割になっている屋根を取り外す。取り外した三枚の屋根はそれぞれ一枚ずつ専用のビニルの袋に入れてトランクに入れ、ベルトで固定する。残ったリアの窓はボディの中に押し込むように格納する。

 これを全部こなすのに、だいたい五分ぐらいは要していた。

 特に大変だったのが袋に入れる作業。小さな屋根とはいえ、それなりの大きさの板状のものを、サイズぴったりの袋に入れるってのは、ひとりで行うのは大変だった。袋の向きも決められていたように思う。あと、トランクへの格納の順番も決まっていたかも。

 例えば、ロードスターなどの幌のオープンカーであれば、「あ、オープンで走りたい。」と思ったら、留め金を外して、屋根を後ろに押しやってしまえばもうオープンです。数秒しかかからない。けれどカプチーノの場合は、路肩に止めて、留め金外して、クルマを降りて、屋根を袋に詰めて・・・。

 あれ、コノヤロー。袋に上手く入らないぞっとっとっと。
 あれ、コノヤロー。風が吹くと、袋が動いちゃうでしょっと、おっとっと。

 今考えると、ケースなんかに入れずに、間に柔らかい布を挟むだけでもOKだったかもしれない。長年のオーナーさんであれば、もっと簡単な屋根格納を開発しているのかもしれませんね。もしよかったら教えてください。

 面倒な作業の甲斐あって、オープン時のスタイリングは、とてもすっきりとしてカッコいい。当時の幌のオープンカーは、幌をたたんだ後に上からカバーをかぶせないとスッキリまとまらなかったし、ダイハツのコペンが屋根をたたむと座席後ろに変な隙間ができる(隙間用のトノカバーを装着して隠す)ことなどを思うと、カプチーノの屋根の格納後のスタイルは完璧だったなぁと思う。

 ちなみに、カタログでは4つのパターンの屋根が楽しめると謳ってある。

 屋根を外していない状態、クローズド。
 3分割の屋根のうち、両サイドを外して、Tバールーフ。
 屋根を3っつとも外しただけの状態が、タルガトップ。
 リアウィンドウも格納してフルオープン。

 でも色々楽しめるって言っても、フルオープンにする作業を途中でやめるって、それだけのことなのね。そして、そんな中途半端な状態はとてもカッコ悪いのですね。なので、実際にそんなヘンテコな恰好で走っているカプチーノはほとんど見たことはない。

 カプチーノはフルオープンが一番カッコ良いと思います。

タフな詩人である。
オープンな気持ちで自然の中にたたずんでいると、
風や光が精神の新陳代謝を促進するようだ。
淀んでいたエネルギーが体内を流れ始め、
生命力が息を吹き返す。
感受性を縛っていた結び目がほどけて、
未来のあなた自身が姿を現わす。
足りなかったのはこれなんだ、と全身が呟いている。
強靭なロマンチストに戻る時間を持とう。


 ・・・つづく。

Posted at 2012/05/30 00:07:47 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2012年05月29日 イイね!

スズキ・カプチーノ ~ 風は足りていますか 1/8 

スズキ・カプチーノ ~ 風は足りていますか 1/8  過去所有の車のレポートです。カプチーノについて書き綴りたいと思います。全八編です。

 人生の中で、一番憧れ度合いの強かったクルマがカプチーノである。

 その憧れっぷりときたら、それはもうストーカー並みだった。毎日カタログを眺め、街ですれ違えば必ず振り返り、近所の駐車場にカプチがあることがわかれば、何気に通りかかって眺めたり。もう大好きで、大好きで大変だった。

 カプチーノあげるから、公共工事の入札で便宜を図ってくれと言われたら。

 正直、危なかったかもしれない。

 幸い、オレは公共工事に関して何の関係も権限もないただのサラリーマンだったので事なきを得た。そして、黒い取引によってではなく、自分の力で長年の片想いを叶え、カプチーノオーナーになった。もう、毎日毎日、走り回った。ホントうれしかったなぁ。

 カプチーノはオープンカーだったので、極力オープンで乗るようにしていた。当時は髪の毛もフサフサで、日光を浴びて毛根が死ぬとか、風でカツラが飛ばされるとかいう心配をしなくてもよかったのだ。

 オープンカー乗りの人ならわかると思うが、オープンカーの季節は、夏ではなく冬。春や秋も悪くないが、それよりも冬。そして、時間帯は夜のほうが良い。これは四六時中オープンで走り回って至った結論です。

 そして、オープンカーでしか感じることのできないものがあるのですね。仮にサンルーフ付の車を窓全開で乗ったとしても、感じられるのはオープンカーの10分の1にも満たない。風の匂い、季節の匂い、温度、湿度。これが、一つ丘を越えるごとに、一つ街を抜けるごとに、次々と変化していくのだ。

 大気というものが、これほどまでに表情豊かであることを、カプチーノに乗って初めて知った。

 それは徒歩で街を歩いても気づくことができないんですね。オープンで街や野山を駆け抜けたときにだけ、感じられること。

オープンに生きませんか。
人生を柔らかく、やさしくするものに向けて
心の扉を開いておきたい。
軽やかで自由な空気を
いっぱいに浴びて暮らしたい。
やみくもに走ってきた時代を通り過ぎて、
素直にそう思う人たちが増えているようだ。
気持ちのよい風が、私たちの頬を撫でて吹き始めた。
オープンに生きませんか。


 ・・・つづく。

Posted at 2012/05/29 00:03:13 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2012年05月28日 イイね!

フィアット・500twin air・POP(ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション)

フィアット・500twin air・POP(ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション) 写真は上手に取れなかったので、カービューのものを転用しました。同じサイト内の事なので許して神様。

 さて、このクルマの話をする前に、自分のロッくん(MINI)の話をします。最近ようやく慣らしが終わりまして、エンジンも気兼ねなく回せるようになりました。あと、体がMINIになじんできたこともあって、運転がやたら楽しい。思い通りに動いてくれる。

 オレは、「自分の意思」以外のものが車の挙動に反映されるのがキライだったんだなぁ。と、最近しみじみ思う。

 どれだけよくできたAT(DSGなどのデュアルクラッチのものも含む)でも、やはり車が勝手に機械を操作するので、変速ショックやエンジンの回転数、その時のトルクコントロールなど、「自分の意思」以外のものも車の挙動に影響する。それはがないMT車は本当に楽ちんで気持ちが良い。

 同じ理由で、ターボ車もダメだ。クルマのトルクコントロールは自分の右足だけで行いたい。後ろから、神様か誰かが押して手助けしてくれるような加速感は好きではない。(とは言いつつ、散々ターボ車にも乗ってきましたが。)

 前置きが長くなってしまったが、フィアット500のエンジンの話がしたかったのです。二気筒エンジンは875ccのDOHCだ。インタークーラーターボで加給している。フィアット500では、もう一つ1200ccのエンジンもチョイスできるが、こちらは自然吸気。馬力は排気量の小さいツインエアーのほうが大きい。

 さて、ターボ嫌いのオレなんですけれども、このフィアットのツインエアーにはすっかり魅了されてしまった。

 アイドリングの時から、バタバタバタという古臭いエンジン音を立てて振動しているのだが、ひとたびアクセルを踏むと、ブバァァァァァと、これまた古臭い音を伴って吹け上がっていく。この吹け上がりのフィーリングが、もう雑(ざつ)いの。ターボなんだか、NAなんだか、もうどうでもよくなっちゃうぐらいの雑さなんですね。

 それで、なんだか、超楽しいの。加速しながら、思わず「ふはははは」と笑ってしまった。

 性能は充分です。トルク感もあるし、加速も気持ちが良いし、ちゃんと早いです。そして、この笑ってしまうぐらいの「味」が加味されておりまして。超楽しい。

 これ欲しいっす。



 2ペダルのシーケンシャルのトランスミッションは、中身はまんまMT車。ギアチェンジとクラッチ操作を機械がやってくれる。あと、クリープはしません。ギアの選択は自分でもできるが、オレは上手にできなかったので、今回は機械任せにした。そして、やっぱり自分の思い道理に動いてくれない歯がゆさがあって、これはやっぱりクラッチペダル付きのMT車で乗りたいと強く思いました。

 と、ここだけのナイショの話ですが。

 ツインエアーのMTモデル、近日発売予定です。MTに乗りたい人はしばしお待ちください。

 ルックスもインテリアも超おしゃれで、走りも楽しい。足元が狭くて、フットレストが使いにくい(MT車だとおそらくなくなる)とか、メーターがおしゃれなだけで見難いとか、細かいところで注文つけたいところはあるが、それを差し置いても、これは欲しい。

 誰かプレゼントしてくれんかなぁ。間違って2個買っちゃって余ってるフィアットとか、ないすか?

 というわけでお勧め度は★★★星三つ。
 ★★★いい車です。僕も欲しい。
 ★★☆オイラの好みじゃないけどいい車です。
 ★☆☆いい車と思わないけど欲しければどうぞ。
 ☆☆☆買わないほうがよいです。
Posted at 2012/05/28 00:54:57 | コメント(6) | トラックバック(0) | フィアット・アバルト | 日記
2012年05月27日 イイね!

教育問題

教育問題 とあるお宅の玄関の上にツバメが巣を作っていた。姿かたちはすっかり大人に近くなっていたが、顔や目はまだ子どもの幼さが残っていて、とってもかわいい雛たちが五羽も、小さな巣の中に、ギュウギュウにおさまっていた。

 ああ、かわいいなぁと思って下を見ると。

 ひぇい。ウンチがてんこ盛り。



 育ちざかりの五つ子たちが放ったのであろうウンチが山になっているばかりでなく、ドアやら壁やらにまで、ベッタリくっついている。

 これはいわゆるフン害ではないか。これらがパリパリに乾燥して、風で舞ったのを吸い込んだりしたら、ぜんそくの原因にもなる。これがハトなどの別の鳥が放ったものであれば、巣は撤去されて、ネットを張られて二度と入れなくされたりするんだけれども。

 ツバメだけは、どうしてこんなに優遇されるんだろう。

 彼らが営巣して子育てしている間、その家の住人は、ひたすら子育ての邪魔にならないようにひっそりと暮らす。大量のフンについても何一つ文句を言わずに、毎日掃除をして、ツバメの成長を見守る。オレが訪問したお宅なんて、雛たちがビックリするかもしれないからという理由で、玄関を使わずに裏口から出入りしていた。

 これが、教育と言うものなんだなぁ。子どものころから「ツバメは縁起物」という価値観の社会に暮らしてきている日本人は、ツバメによる被害を何とも思わないように、教育されているのだ。これほどのフン害を苦痛にすら思わなくなるって、教育ってのはスゴイ。

 つまり、教育次第では、たいていの事は耐えられるようになるってことの証明だ。

 ゴキブリだって、「ゴキブリは福の神の使い」なんて教育をされていたら、全然平気になっていたはずだ。ギャーギャー騒ぐこともないし、ゴキブリホイホイなどという残酷な装置も作り出されなかったに違いない。

 それにしても、カワイイなぁ。



 ああ、そうか。

 ちがうな、これ。教育とかの問題じゃないわ。

 純粋に愛くるしさの問題だったわ。

 話をややこしくしてゴメン。
Posted at 2012/05/27 00:06:20 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記

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