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イトケン(G)のブログ一覧

2014年02月19日 イイね!

穴の話

穴の話 昔、三菱GTOをバカにしまくっておりました。高級セダンディアマンテの皮だけとっかえて、見た目フェラーリ風にしただけのクルマで、いろいろツッコミどころ満載なのだが、傑作なのがミッドシップ車っぽく見せるための「ダミーのエアダクト」。リアタイヤの前の所のダクトっぽいやつね。当然、そこから空気を入れる必要なんてないので、穴なんて開いていない。黒いプラスチックで穴っぽく見せてるだけ(黒く塗っただけだったかも)なのね。

 散々バカにされたのに腹が立ったのか、マイナーチェンジで本当に穴を開けてきた。でも、そこから空気を入れて、リアのタイヤを冷やすんかえ?と、また、オレたちがバカにしまくった。

 ボンネットにも謎のプラスチックのキャップがくっついていた。ボンネットの設計をミスして、フロントサスペンションの出っ張りとボンネットが干渉してしまうので穴を開けて、プラスチックで塞いだとか、これも「なんちゃってエアダクト」なのだとか、物議を呼んでいた。ミッドシップ風を装うならフロントのエアダクトの演出はおかしいんじゃねぇの?と、これまたオレたちはバカにしまくった。

 あー、もう、このクルマ、バカにしだしたらキリがない。

 しかし、ここんところ、このエアダクト風なモノが密かに増殖中なのである。

 最初に気が付いたのが、ゴルフ5GTiのバンパー。


 フォグ周りが、ダクト風なのだが、穴は開いておらず、ハニカム模様のデコボコを施した樹脂のキャップだ。なんという、カッコ悪いことをしでかすんだと思ったら、先代マツダ・アクセラも、同じ部分が同様の処理がされていて、その気で見まわしてみると、やー、なんじゃこりゃ、そんなクルマがいっぱいではないか。

 あ、MINIクーパーSのグリル上のダクトも、実際に穴は開いてるけど機能的には意味のないものだもんね。

 挙句、メルセデスベンツまでが、そんなことをしてきやがった。CLA180のバンパーの左右のダクト風の穴、黒いプラスチックがはめ込んであるだけです。近くで見るとスゲー安っぽいです。今度のC-classのバンパーも、たぶん同様の処理がされている。


 「すべての形に意味がある」んじゃなかったんすか?!

 ナニナニ風を装うってのは、そもそもお手本となるナニナニがあるわけですよ。少なくともGTOにはミッドシップ風って、テーマがあった。ゴルフやベンツのバンパーの穴っぽいモノはナニ風なんすか。いったい何にあこがれて、そこを穴っぽく見せているのか。

 と、そして、今日もオチが思いつかない。

 穴があったら入りたい。
Posted at 2014/02/19 00:51:43 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2014年02月18日 イイね!

そして僕は途方に暮れる

そして僕は途方に暮れる メルセデスCLAがスゴイ人気だそうで、納車が半年とか一年かかるとのこと。MINIを降りるつもりはまだないが、次のクルマの候補にCLAは残っている。もう一度、乗ってみるか。そして、よかったら発注しちゃおうか、なんて気持ちになってディーラーに足を運んだ。

 オレが筆おろししたCLA180(ナンバーを付けて最初に運転したのがオレ)はまだ試乗車として活躍していて、半年ぶりの試乗は同じ個体で行うことができた。

 しかし、走り出した瞬間、記憶していたフィーリングと全然違う。

 なんじゃこりゃ。

 まず、アクセルレスポンスが悪すぎる。流れにも乗れるし、普通に走れるのだが、文字通り「床まで踏み込んで」やっとマトモに走る感じだ。パドルシフトをこまめに使ってシフトダウンしてやれば、ストレスは減らせるが、気持ちいい走りとは程遠い。

 足回りのフィーリングも、これ、全然ダメです。早くもブッシュ類が硬化していているようで、しなやかさがなくなっている。ここに、18インチへん平率40という、超扁平タイヤをかましているので、路面の振動が下品にボディを揺さぶる。ハンドリングはビビットに反応はするが、しなやかさがないので雑な動きをする。

 そして、ボディがゆすられているうちに、内装の建て付けが悪くなってしまったようで、終始、インパネやらピラーやらシートの下あたりから、安っぽいビビり音が発生していた。担当者がビビり音を止めるためにあちこち手で触っていたが、そんなことしなきゃならないクルマってどうよ。

 試乗を終えた後のMINIの走りの気持ちいいこと。

 ハンドリングの剛性感、ダイレクト感、スカッとした加速感。どこを切り取ってもCLAなんかMINIの足元にも及ばない。いつもはあまり好きになれないガサガサしたエンジン音すら、魅力的に聞こえてくるから不思議だ。

 そしてオレは激しく落ち込んだ。オレ、CLAを褒めちぎってしまったよ。どうしよう。誰かの購入計画に影響を与えていたとしたら、どうしよう。

 アクセルレスポンスは、試乗車として乱暴な運転をされるうちにコンピューターのプログラムマップが学習して緩慢になったのではないか。足回りはブッシュ類が落ち着いてきたことによるフィーリングの変化なのではないか。以前試乗したときに、自転車で行ったので正しくフィーリングを感じ取ることができなかったのではないか。

 理由は色々思いつくのだが、ともかく凹む。

 そして、僕は途方に暮れる。
Posted at 2014/02/18 14:55:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年02月17日 イイね!

フォルクスワーゲンはジェンガゲーム

フォルクスワーゲンはジェンガゲーム ジェンガという遊びがある。柱型の積み木を積み上げて、柱を倒さないように積み木を抜いていくという遊びだ。今のフォルクスワーゲンの開発方向はジェンガゲームに似ている。

 自動車業界では、上級モデルで先に採用した技術を、おさがりのように下のモデルにも展開していくトリクルダウン方式が常識だが、フォルクスワーゲンに限って言えば全く逆のアプローチで物事が進んでいる。「これ、もっと小さくしてもいいんじゃね?」「これ、なくしてもいいんじゃね?」と、少しずつ少しずつジェンガの積み木を抜くように、より小さなパワートレインへの移行を進めている。

 先日公開されたポロのマイナーチェンジモデルは1.0Lの3気筒エンジンを搭載してきた。これはup!のエンジンだ。これがポロコンフォートライン、ハイラインの主力モデルの心臓部になるのは間違いがない。トランスミッションがDSGになるのか、シングルクラッチになるのかは不明だが、おそらくup!のシングルクラッチが採用されるのだろう。


 エコ技術の追求と言えば聞こえがいいのだが、実際のところは、より多くの利益を生み出したいという、企業としてはごくまっとうなモチベーションによるものであろう。品質が落ちないギリギリまでサイズダウン(コストダウン)するという、チキンレースの真っ最中なのだ。

 でも、もう、そのギリギリの一線を越えてしまったんじゃないのかなぁ。

 先代のゴルフ6までは、サイズダウンしているのにクラウンを凌駕する走りの質感を実現という、驚きの世界が展開されていた。ポロの1.2DSGモデルもそう。しかし、現行ゴルフ7のトレンドライン、コンフォートラインの走りは、1.2にダウンサイズして、先代よりも確実に質が落ちている。基本性能としては必要十分なのだけれど、弟の靴を無理やり履かされているような無理無理感がある。

 ポロがup!のパワートレインを積んで、ドタバタした走りになってしまうことを想像するだけで、ちょっと残念です。

 あと、オレはパーティーゲームはジェンガよりも王様ゲームの方が好きです。
Posted at 2014/02/17 17:02:54 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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