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イトケン(G)のブログ一覧

2014年05月26日 イイね!

メルセデスベンツ・A180

メルセデスベンツ・A180 クルマの買い替えを予定している友人に同伴して、A-classの試乗に行った。ハンドルを握る友人は、現在E90系のBMW320iに乗っているのだが、A-classのカッチリした乗り味と、シャキッとしたハンドリングに感動している。アクセルのレスポンスは確かにダルいが、もともと飛ばす乗り方をしないし、慣れてしまえば問題ないだろうとのこと。

 オレは、後部座席でふんぞり返っていた。後部座席はそれなりにゆすられる。わが家のスイフトよりも、コツコツとした突き上げは強いんじゃないかとも思う。とは言え、A-classの仕立ての良さってのはいいなぁ、と改めて感心する。どノーマルのA180だったが、手に触れる部分には、本革が奢ってあり、また、シートの形状もエルゴノミクスにかなっている。

 異変は15分ほど走行したころに現れた。

 なんと、このオレ様が、車酔いをしてしまったのである。人生初めての車酔いかもしれない。そもそも乗り物好きのオレが乗り物酔いなど、めったにするもんじゃない。時々船で酔うぐらいのもので、自動車で酔うなんてことがまずあり得ない。一度気持ち悪くなりだすと、一気に気分が悪くなり、店に戻るまでの道のりが、地獄のように思えた。オレだけだと思ったら、助手席に乗っていたもう一人の友人も同様に酔っている。

 試乗を終え、E90の後部座席に乗り込むと、スーッと潮が引くように気持ち悪さが治っていった。改めて、E90の乗り味に意識を振り向けると、これは素晴らしいね。後部座席に乗っている方が、リアの動きをしっかりと感じられる。硬さはあるものの、後輪が地面にへばりついたまま、なめらかに凹凸をいなしているのがわかる。路面からの雑な振動はすべて足で処理して、ドライバビリティに必要な挙動だけを乗員に伝えている。

 いやぁ、BMW・320iって、良いクルマなんだなぁ。

 以前、現行のF30の320iを試乗した際に「これと言った個性もなければ、楽しさもない。普通だ」とオレは書いたが、この普通と言うことが、実はスゴイことなんだと気が付いた。

 自動車は道具だ。普通の生活で、場合によっては過酷に使う道具だ。普段使いや、長距離での移動など、様々なシーンでの使い勝手を考えたら、クルマの挙動は、とにかくクセなんてない方がイイ。ナチュラルにクルマが動くこと。そして、どのような路面状況でも、どの速度域でも普通に走ること。そのことにこそ価値があるのだ。

 その視点で見ると、音が汚くて振動が多いエンジンも、長い間使用されることを見越してマウントを設計したり、性能に関係ない部分にはあえてこだわらなかった結果なのだと思えてきた。マテリアルにこだわらず、簡素で地味な内装も、実用車としてはこの方がイイ。ちょっとこれ320i、見直しちゃったな。320iにはきわめて使いやすいMTの設定もあるしね。

 ちょっと欲しくなってしまったのだけれど、320iには致命的な問題点がある。価格が高すぎることだね。乗りだし500万円でっせ。もうバカかと思うほど高い。

 えっと、あれ、そもそも何の試乗レポートだったっけ。
Posted at 2014/05/26 00:46:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年05月22日 イイね!

マツダ・プレマシー20Cスカイアクティブ

マツダ・プレマシー20Cスカイアクティブ 円熟のプレマシーを試した。20Cスカイアクティブというモデルで、パワートレインにアイドリングストップ機構のあるガソリンエンジンが搭載されている。プレマシーのベースは旧アクセラで、マツダのスカイアクティブ技術は部分的に採用されている。

 旧アクセラのシャシーのプレマシーを走らせてみると、新型アクセラよりこっちの方が気持ちイイと感じる。なめらかな乗り心地と、雑味のないステアリングフィール、そして安定した直進性。走っても、止まっても、曲がっても、スカッとした爽快さがある。ZOOM、ZOOMをキャッチコピーにしていた時代のマツダらしいクルマだ。

 ひゃ、楽しいなぁ、このクルマ。ユーザーには、こっちの走りの方が分かりやすいし、魅力的に感じるのではないかと思うのよ。

 新型アテンザ以降、つまりスカイアクティブ思想を全面採用して開発されたクルマは、明確にZOOM、ZOOMとは違う路線の商品作りをしてきている。じっくり走り比べてみると、旧型のボディ剛性は発展途上だということも見えてくるし、スカッとした気持ちよさは、ブッシュ類によって演出されているのだろうなぁということも見えてくる。だから、経年によってフィーリングが変わってくることも想像ができる。それでも、スカッとした気持ちよさは、高い商品力だと思うんだよなぁ。

 日本メーカーのクルマは、売りっぱなしなのよね。もちろんエンジンオイルや、各種フィルター、ワイパーのゴムなどの消耗品は交換が前提だが、クルマの基幹部分については、新車から廃車まで基本的には手を加えない。エンジンマウントを始めとした各種ブッシュ類を5年とか10年で交換したら、走りは見違えるようにシャキッとするのに。ドイツのクルマは最初からそれを見越しているから、ボディをひたすら頑丈に作りこんでいる。(そんなクルマ作りも過去のものになりつつあるけど)

 マツダも、このZOOM、ZOOMの走りを、定期的にブッシュ類を交換しながら、長期間維持できるような商品にしたらいいと思うのだよ。新型アクセラの質実剛健な無骨さも嫌いではないけれど、旧アクセラベースのスカッとした走りは、これはこれでとても魅力的。
 
 私がマツダの社長に就任したら、これからのマツダの商品戦略は、ZOOM、ZOOMとスカイアクティブの共存、そして20年間気持ちよく走れるクルマ作りを目指します。古いクルマに対する課税を重くする、旧車いじめのような税制度になってしまいましたが、そんなことをする政治家は、マツダ社長のオレが財力でつぶします。

 というわけで、そろそろいい加減にオレをマツダの社長にしてくださいよぉ。

 ねぇねぇ、カミサマぁ。


知らん・・・

Posted at 2014/05/22 14:48:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年05月19日 イイね!

琵琶湖(北湖)一周

琵琶湖(北湖)一周 琵琶湖(北湖だけだけど)、自転車で一周してきました。

 とても素晴らしい体験で、深い充実感を味わっております。ただ、この感動、文章で書いても伝わらないと思うのよね。話にすると、自転車をこいだだけ。自転車に乗って足を動かしましたって、ただそれだけの話じゃんね。んで、予定通り元の場所に返ってきましたって、それだけだもの。

 あなたにこの感動を伝える方法は、一つしかない。

 あなたにも、琵琶湖を一周してもらうしかない。

 スゲー感動するんすよ。スゲー達成感なんすよ。この感動をどうしても伝えたい。だから、あなたも是非一周してみて欲しいのです。

 なんといっても、道中の景色が美しいんだな、これが。行く先々で、景色が全く違うしね。日本にこんなに美しい景色があったのか、と驚きの連続。まるでヨーロッパの別荘地、まるでエーゲ海、さながらアジアのマングローブなど、絵葉書や写真集にでもなりそうなロケーションが次々現れる。

 もちろん、冒険には付き物の試練やトラブルもちゃんとある。足がつりそうになったり、絶望的にお尻や腕や首や背中が痛くなったり、風で吹き飛ばされそうになったりもする。自動車が行き交うトンネルの中の、幅の狭い歩道で、自動車が通るたびに風圧で体がゆすられ、この歩道から落ちたら死ぬという恐怖感も味わうことができる。どんなに天気予報が晴天の予報をしていたとしても、突然のスコールに襲われたりもする。

 そして、琵琶湖(北湖)一周は150km。普通の人が自転車で一日走って走り切れるかどうかのギリギリの距離なんすよ。このギリギリ感がたまらない。ギリギリって言っても、ギリギリダメでした、ゴールできませんでしたって、そう言う結果は選択できないんですけどね。後半苦しくなったって、真っ暗になって心細くなったって、もうどうしようもない。自分でゴールする以外、帰る道はない。

 だからゴールした後の感動たるや、もう、言葉にできないんだから。感動は、ゴールした瞬間ではなく、後からジワジワとやってくる。自転車で走った場所を、クルマで走ったり地図を眺めたりすと、「ホントに、こんな距離を走り切ったんだ」と自分でも驚く。と同時に、それが充実感や自信になる。

 この夏、この感動をぜひ。
Posted at 2014/05/19 23:27:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2014年05月16日 イイね!

スズキ・ハスラーXターボ

スズキ・ハスラーXターボ バカ売れしているらしいですわ、ハスラー。乗って納得しました。見た目は好みの問題なので論じないけれど、コンセプトや使い勝手、そして走りを含めて高い商品力のクルマだ。

 スズキの軽自動車はMRワゴン、ワゴンRと、その走りの上質さにビックリしたのだが、ハスラーはその上を行っている。ハンドリングのキレこそないが、しっとりと重厚感すら感じる乗り味、これはワゴンRでも充分感じられたが、ハスラーはさらに懐の深さが増した。おそらく最低地上高を30ミリほど高くしたおかげで、サスペンションのストローク幅が広く取れるようになったからだと思う。

 乗り味だけで言えば、ハスラーよりダメなクルマ(普通車)をいくらでも挙げることができる。倍のプライスタグ、いや三倍以上のものでもハスラーよりダメなやつがある。

 今回試したのはターボ車。このエンジンが素直で扱いやすいのよ。ターボ車らしいトルク変動はあるものの、欲しい時に欲しいだけの力をスッと引き出すことができる。これはエクストレイルよりも扱いやすいぐらい。

 内装の仕立ての良さや、居心地の良さは、わざわざ書かなくてもいいかな。総じて、とても良いクルマでした。

 ここで気になるのが、ジムニーの今後である。スズキは身が軽いメーカーで、経営上の軌道修正の決断が速い。昨年の東京モーターショーのコンセプトカー「X-LANDER」がジムニーのティザーだと聞いたのだが、その話は一旦ストップしてしまったらしい。

 と言うのも、増税問題で鈴木修社長が怒って、「とにかく軽自動車を売れ。軽自動車がどれだけ国民に愛されているかを見せつけろ」と大号令をかけたそうだ。その急先鋒がこのハスラー。今、スズキはこのハスラーを売るのに躍起になっていて、他の部分は後回しになっているとのことだ。(ホントかどうかは知らんけど)そして、ジムニーよりエスクードの方がフルモデルチェンジは早いという話も聞いた。(ホントかどうかは知らんけど)

 そして、オレが一番気になっているのがエブリイの動向だ。クルマの使い勝手は、どれだけハスラーが良いと言ってもエブリィの足元にも及ばない。キャリイがモデルチェンジしたので、エブリイも続くと思っていたら、三菱、日産にも現行型をOEM供給し始めてしまった。しばらくは大きな変更はできないとは思うのだが、どうなるんだろうなぁ。

 ハスラーの出来が良いので、余計に他の車種の動向が気になる今日この頃。早く新エンジンとエネチャージ・エコクールを搭載したモデルにスイッチしてほしい。新しいエブリィが出たら、オレ買いますよ。
Posted at 2014/05/16 11:53:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年05月13日 イイね!

日産・エクストレイル 20X-4WD

日産・エクストレイル 20X-4WD 日産エクストレイルは、先代の時も日産で一番良いクルマだと思っていたのだけれど、今回のもとてもよいクルマでした。

 何が好きって、まるでホテルのカウンシルルームのような落ち着いた内装と居心地の良さだ。アウトドアで汚れた服のまま乗り込んでもOKというビニールレザーのシート表皮は、まるで本革シートのようなさわり心地。作り手の意図に反して、とてもじゃないけど、泥んこで乗り込む気にはならない。スーツでドレスの女性をエスコートする方が似合っている。

 旧型のシートは、本革シートと同様に、体が滑ってしまうことがウィークポイントだったが、今回、お尻の部分や背もたれの部分には、パンチングの加工を施してきた。これによって、体を預けても滑らなくなった。

 走りはどこまでも重厚でなめらか。大型の高級サルーン並みの乗り心地だ。レクサスのLSや、日産・フーガと比べても遜色ない。オフロード走行を前提とした高い車高で、サスペンションのストローク幅を大きく取れること、あるいは、へん平率の高い分厚いタイヤを履きこなしていることが、結果的に上品な乗り味につながっている。日産の中でもナンバーワンの乗り味だとオレは思う。

 ただし。ドライバビリティは皆無だ。

 まず、2Lエンジンは走りません。この重いボディを元気に走らせるだけの力は持ち合わせていません。ハンドリングも、良いとか悪いとか論ずるに値しない。そもそも、走りとかハンドリングを求めてはいけないのだ。この、落ち着いた雰囲気のなかで、ゆったりと走るのがエクストレイルには似合っているのです。

 だから、これでいいのだ。

 惜しいのは、リアシートがリクライニングしないということ。3列シート仕様を選択すればセカンドシートのリクライニング機構も付きますよ、とのことだが、そのためだけに使いもしない3列シートを買うのもバカらしい。マイナーチェンジでぜひ改善してほしい。

 そして、今度のエクストレイルにはMTの設定がない。旧型のマイナーチェンジ前モデルはガソリン車にもMTの設定があった。この手のクルマはMTで使いたいユーザーもいるはず。ぜひ復活を検討願いたい。

 あとですね。このクルマ、ヨーロッパではキャッシュカイとして売られているのだけれど、細かい部分のデザインが違って、あっちの方がカッコ良いのよ。なぜ日本で売るモデルをわざわざカッコ悪くするのか、そこが理解できない。




Posted at 2014/05/13 15:22:30 | コメント(6) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記

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