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イトケン(G)のブログ一覧

2018年08月31日 イイね!

ツーリング報告 下呂編

ツーリング報告 下呂編 お盆の最中の8/13(月)、オレはロードバイクでどこまで走れるかテストをした。名古屋近郊から北に向かって、ひたすら走る。天気も体調もよくどこまででも走れそうな気がしたが、翌日には大事な仕事があるので、ちょうど100km走った下呂温泉で引き返すことにした。

 下呂温泉街の中心を流れる河川敷に、無料で利用できる混浴露天風呂があり、そこで足湯をしたり、栃の実アイスを食べようかどうしようか迷ったりしながら散策をして、さて帰ろうかと思ったその時、ガラゴロと地響きするような雷鳴がとどろいたかと思うと、突然の土砂降りの雨になった。

 運よくカフェテラスのような場所に逃げ込むことができたが、叩きつける雷雨に加えて暴風も吹き荒れてきて、オレはテラスの奥の奥のほうに、体を縮めた。テラスにデコレーションしてあった風船の飾りが吹き飛んで、中から慌ててスタッフが飛び出してきた。そのスタッフが、テラスの隅で震えているオレを見つけて、建物の中に招き入れてくれた。
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 おしゃれなその建物は、インターネットやケーブル工事を行う会社で、数日前にオープンしたばかり。カフェのような店内には、開店祝いの胡蝶蘭が並べられていた。きれいでオシャレなオフィスに、汗臭いオレを入れてくれて本当にありがとうございました。

 下呂近郊で、インターネットとか、ケーブルテレビは、シーシーエヌ株式会社さんに頼もう!!
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 暴風雨は約2時間続き、少し小雨になってきた。雨雲レーダーが正しければ、今から30分間程度は、雲の隙間に入る。すぐ間近には80mmもの強い雨雲が迫っていて、この機を逃せば再び嵐になる。「今だっ」と判断して、オレは走り始めた。

 が、しかし、読みは外れ、再び土砂降りの雨が降ってきた。両側に山がそそり立つ国道41号は、ただでさえ日が陰るのが早いのに、雨雲がかかると、まだ16時なのにもかかわらず、夜のような暗さだ。ヘッドライトをつけた自動車が水を跳ね飛ばしながら走っていく。体は冷えるし、ブレーキは効かないし、暗いし怖いし、このままだと死ぬかもしれんと思い始めたその時、目の前に「ビジネスホテル」の看板が表れた。
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 古い和風の建物で、看板には休憩4000円、宿泊3500と書かれてある。見るからに怪しくて、入るのを躊躇してしまう。しかし、この先にも後にも約20kmほどはコンビニも飲食店もない。体は寒くて震えが来ている。オレにはもう選択肢はないのだ。

 勇気を出して扉を開けてみると、電話機が一台置いてある。受話器を取ると呼び出し音が鳴って「ちょっと待ってて」と言われた。ほどなく、年のころなら80歳ほどのおばあさんが、よちよちと歩いてきた。泊まりたい旨を話すと、部屋は空いているとのこと。盆の最中なのに、これはラッキーだと思ったが、空いているどころか、他にお客がいない。オレは、その日唯一のお客だった。
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 部屋は6畳の和室で、きれいに整理整頓されていた。最後に掃除をしてから、しばらく時間が経っているようで、よく見ると虫の死骸やらなんやらが落ちてはいたが、そんなものは軽く払えば済む話。婆さんが、「クーラーがないで」と申し訳なさそうに言ってきたが、オレは今凍えそうになって走ってきたのだ。それに、網戸にしたら、涼風が流れ込んでくる。行き倒れた急場の宿としては申し分ない。
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 その日唯一のお客どころか、数年ぶりのお客だったようで、押し入れの中に置いてあった歯ブラシセットの歯磨き粉は、カッチカチのセメント状態。廊下の壁に掛けてあったカレンダーは1992年11月のもの。バスの時刻表は平成3年のものだった。

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 風呂に入ってさっぱりして、いざという時用に持っていたビスケットで空腹を満たし、テレビを見ていたら、ポツポツと羽アリが布団の上に落ちてきた。最初は1、2匹だったので、気にもせず払いのけたのだが、徐々に数が増えていく。見上げると電灯に虫がわんさか集まっていて、布団や畳の上にも大量の羽アリがたかるようになってしまった。堪らず、婆さんに「蚊取り線香か、殺虫剤を持ってきてぇぇぇぇっ」と電話したが「ここらへんは虫なんかいないから、殺虫剤は置いていない」と言いやがる。それでも、しばらくしてから婆さんがスプレー缶を持ってやってきた。これで何とかならんかと差し出したそのスプレーは、スキンガード。

 うぉい、スキンガードってっ。それは体に吹き付けて使う虫よけだぞぃっ。

 と、突っ込みを入れたかったが、一生懸命探してきてくれたご好意を無にするわけにはいかんと思い、ありがたくお借りした。幸い、羽アリはスキンガードをかけるとやっつけることができたので、あちこちにシューシューと。どうやら網戸の隙間から入ってくるようだったので、サッシを閉めたらそれ以上の虫の侵入は防ぐことができた。

 が。

 くさい。そして暑い。

 少量を肌に吹き付けて使うスキンガードを、狭い室内で大量に使用したために、ものすごい臭い。サッシを閉めたので、すんげぇ蒸し暑い。その日、そのホテルはオレの貸し切りだったので、入り口のドアを開け放って、暑さと臭さをやり過ごした。

 夜中に、山姥に喰われるんじゃないかとか、幽霊が出るんじゃないかとか、目が覚めたら野原で寝ていたりするんじゃないかとか、いろいろ心配したが、疲れていたせいでよく眠れ、翌朝5:30にはホテルを後にすることができた。残り80kmを急いで帰って、10時にはオフィスに出勤することもできた。

 いゃあ、よかったよかった。終わってみれば楽しかった。雨宿りをさせてくれたシーシーネット(株)の皆さんと、何年もお客が来ないのに、ずっと宿を維持してくれていたお婆さんに感謝です。
Posted at 2018/08/31 14:16:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年08月28日 イイね!

スズキ・スイフトスポーツ~速いだけのクルマ~

スズキ・スイフトスポーツ~速いだけのクルマ~ スイフトスポーツ、ようやく試すことができました。残念ながらAT車だったけれど、そのポテンシャルは十分に感じることができました。

 最初に結論を言うと、オレの好みじゃなかった。理由は二つ。統一感のないインテリアデザインと、雑な動きをする足回り。

 スイフトスポーツ、めっちゃ評判がいいじゃないですか。欧州のスポーツコンパクト勢や、マツダ・ロードスターやトヨタスバルの86BRZなどの国産スポーツカー、並み居る強豪たちの向こうを張れるとか、むしろスイフトスポーツの方がイイって人も沢山いる。うん。そう言いたい人がいるのも理解はできた。

 まず、加速がすごいのよね。下からモリモリっとトルクがわいてきて、あっという間にとんでもない速度域に達してしまう。小排気量ターボにありがちなドカンとしたフィールではなく、ジェントルにグーンと加速していく。これは素晴らしい。

 あとね、実際の速度と、感覚速度には1.5倍ほどの差があるのよね。つまり、60km/h出していても、体感的には40km/hぐらいにしか感じられない。コーナリングスピードもかなり高く、タイトコーナーに、かなりのオーバースピードで飛び込んでも、スルッとこなしてしまう。だから、ボディと足回りの性能はハイレベルだとわかる。

 しかし、褒められるのはここまでだ。

 なんといっても、乗り味が好きじゃないなぁ。一言でいうと、乗り味が安っぽいのだ。ここんとこ、スズキは超高張力鋼板を効果的に使って、ボディの軽量化と、高剛性化を実現している。ボディが軽くてカッチカチになると、足回りにすべてが集中するじゃんね。スズキは、ボディに合った足のベストのセッティングをまだ見つけていない気がする。コツコツと道路の凹凸を拾うし、ボディはバタバタと落ち着きがない。総じて乗り味は軽薄なものになっている。

 あと、シートもダメね。見た目こそホールドのよさそうなシートは、変にふんわりしているのに、振動をドライバーに伝える。オレの様な腰痛持ちは、こういうシートが一番苦手だ。

 インテリアデザインも、全くダメ。統一感のないデザインに加えて、変に赤いパネルやら、本革をあしらっていたりするせいで、チグハグになっちゃってて、余計に安っぽく見える。あと、試乗した個体は、登録から半年くらい経っているクルマで、樹脂パーツの部分には、たくさんホコリが吸着していた。ホコリがあまりつかないクルマや、気にならないクルマも多いんだけど、スイフトはあかんね。
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 というわけで、スイフトスポーツを一言でいうと「速いだけのクルマ」です。それは加速だけでなく、コーナリング性能も含めた「速さ」で、マツダ・ロードスターはもちろん、トヨタスバルの86BRZよりも速いかもしれない。けれど、全然楽しくないのよね。走る楽しさ、気持ちよさで言えば、マツダ・ロードスターの方がはるかに好み。

 ま、これは好みだからね。ジムカーナやサーキット用のチューニングカーの様な絶対的「速さ」を求めるなら、スイフトスポーツは、かなりイイ線いっていると思います。速さだけなら、並み居る欧州勢や、国産スポーツカーと比較しても、勝るとも劣らないクルマです。
Posted at 2018/08/28 15:13:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2018年08月27日 イイね!

日本テレビの24時間テレビの拷問マラソンをやめさせたい

 毎年恒例の24時間テレビが放送された。オレはこの企画自体は嫌いじゃない。昨今のテレビときたら、どのチャンネルにしても同じことを報道している。芸能人や政治家、スポーツ業界の不祥事や、猟奇的な事件など、思わず目をそむけたくなるような報道ばかりを、キャスターとコメンテーターが上から目線で眉をしかめてしゃべっている。

 しかし、この日だけは、普段はスポットが当たらない一般市民の、小さな幸せ、普通の幸せをひたすら取り上げる、感動の大バーゲンだ。つか、365日、このスタイルで番組を作り続けてくれてもいいのにと思う。ひたすらに、心が温かくなるような内容だけ取り上げる、そんなテレビ局が一つくらいあってもいい。

 それはさておき、この番組内で毎回行われる「拷問マラソン」。こいつだけは、アカン。到底受け入れられん。

 時代の寵児的な芸能人を一人、生贄に祀り上げて、24時間走り続けさせる。今回は、身体能力の高い芸能人を抜擢し、水泳とバイクとマラソンというトライアスロンを、24時間かけてやらせた。

 頑張っている姿を見て感動する、という趣旨のコンテンツで、スポーツの延長線上のイベントだと思っている人も多いと思うが、違うからね。もう、何もかもが全く違う。

 スポーツや競技の場合、プレイヤーは自らその種目に興味を持って、自分の意志で係っているのに対し、24時間マラソンは企画者側の指名によって走者になる。競技内容も、企画者が勝手に設定する。走者の自由意思は、認められていない。

 きちんと訓練されているわけでもない普通の人に、人間の限界を超えた運動をさせるわけだから、高みを目指して努力して積み上げていくスポーツや競技とは全然次元の違うものだ。

 これは与えられた苦痛を「頑張って」耐えているだけの、ただの拷問だ。

 毎年、ランナーは足の痛みを訴える。今回は膝だった。これ以外にも、足の裏はズルズルに剥けているだろうし、靭帯や腱はあちこち損傷しているはずだ。2週間程度はまともに生活ができないくらいまで、体はボロボロになっているはずだ。そんな怪我をしても走らせ続けられる。ボクシングでいえば、TKOが出ているのに、サンドバックにさせ続けるのと同じだ。

 確かに、ランナーは頑張っている。ひたすらに苦痛に耐えている。ゴールしたいという強い思いもあると思う。肉体の限界を、精神で乗り越えることは並大抵ではない。けれど、体が壊れる競技自体がまともじゃないし、体が壊れても走るランナーの姿に狂喜している聴衆にも、おぞましさを感じてしまう。これは社会的な虐待、拷問なのだよ。

 こんなバカげた企画は、もう今年限りにしてほしい。
Posted at 2018/08/27 11:28:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2018年08月04日 イイね!

新型F56が、メッチャいい。

新型F56が、メッチャいい。 マイナーアップデートされたMINI・F56のCOOPERに乗ってきました。今回の変更の目玉は新型トランスミッション。ついに、MINIにもツインクラッチのロボタイズドのトランスミッションが搭載された。あと、見た目が少し変更された。

 トランスミッションが変更されたからと言って、あのぼんやりとした乗り味のF56が劇的に良くなるわけがないと思っていたが、見事に裏切られた。なんじゃこりゃ、すんげぇイイ。

 路上に出た瞬間に、アクセルのレスポンスの良さに度肝を抜かれた。加速も減速も思いのまま、アクセルとエンジンとの一体感が半端ない。多段式のギアのはずなのに、加速も原則もシームレス。ギュンと加速し、ズバーっと速度が乗る。繊細なアクセルコントロールにもキビキビと反応する。これ、マニュアル車だったら、もっと気持ち良いよねぇ、きっと。

 これ、クーパーSだったっけ?

 それよりももっと劇的に良くなったのが、身のこなし。路面が荒れていようが、ラフにステアリングを操作しようが、路面にネチッとへばりついたまま。ハンドルに対する応答性も超ダイレクト。ズバッ、シャキッと曲がる、曲がる。ボディが一回り小さくなったと錯覚するコントロール性だ。にもかかわらず、乗り心地はフラットで、絨毯の上を素足で歩いているかのような気持ちよさ。とにかく素晴らしい安定感。

 道幅の狭いつづら折りの峠道でも、何も怖くないので、どんどんスピードが上がる。

 これ、ポルシェだったっけ。

 劇的に変わったハンドリングだが、足回りの変更については公式のアナウンスはないとのこと。減衰力とかバネレートの設定の見直しをやっただけで、物としては同じなんだと思うんだけど、走った感じは、完全に別もの。おそらく足は、より柔らかく設定されたと思うんだけど、それで逆に安定してキビキビとした挙動になった。

 オレ的に、今まで乗ったあらゆるMINIの中で一番です。現行のクロスオーバーも、クラブマンも、上品で上質な乗り味なんだけど、どっしりとした高級車の走りなのよね。新F56は、次元の違う「意のままに操る楽しさ、気持ちよさ」だ。オレは、こっちの方が好き。

 こんな風に度肝を抜かれることってのは、滅多にあるもんじゃないです。五感をこんなに刺激するクルマは、ホントに久しぶり。なんで、いきなり、こんなにいいクルマになっちゃうのよ。もう、たまらんくイイ。そして、メッチャ欲しい。

 市場に、メッチャ欲しいクルマがあるってのは、幸せですな。ジムニーしかり、MINIしかり、今年は当たり年過ぎて、鼻血が出るわ。
Posted at 2018/08/04 00:13:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | MINI | 日記

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