２倍増しっ！

ペンタックスの面白いのは、フィルムカメラ用のレンズ類も全部デジカメに使えちゃうことですね。
写真はリアコンバーターなる製品。

カメラとレンズの間に接続して焦点距離を２倍にしてしまうというアイテムです。
つまりレンズ1本で2本分のはたらきが出来るというわけです。
単焦点、ズームレンズいずれにも装着出来ます。

ただデメリットもあります。
装着することでレンズが絞り２段分暗くなるのと、
AF情報が取得出来なくなるのでMFでピント合わせする必要があります。
さらに手ブレ補正を効かせるときは手動で焦点距離を入力する必要もあります。
面倒といえば面倒ですね。

でもこれで普通の望遠レンズで超望遠撮影が出来るのは、大きなメリットです。
早速18-250mmズームレンズと35mm単焦点レンズに装着し、K10Dで撮影しました。



まずはノーマル望遠レンズのワイド端。焦点距離18mmでの撮影です。



これは250mmテレ端。いずれも先日撮影したものです。



今日撮影したリアコンバーター装着後のテレ端。
焦点距離は500mmの超望遠になります。
これは結構使えそうです。
手持ちで野鳥撮影が出来そうな気がします。



レンズを変えてこれは35mm単焦点。先日撮影したものです。
奥のエルグランドにピントが行ってしまったので手前がボケています。
もう少し絞るべきですね(^^ゞ。



リアコン装着で70mmの中望遠になります。
もともとF2の明るいレンズなので、リアコンを装着してもさほど暗くなった印象はありません。
屋根瓦のディティールもつぶれず、輪郭がシャープですね。



同じ70mmで、５ｍほど離れたところからルーを撮影。
いい感じです。

このリアコン、室内では暗くなりすぎるので使いにくいですが、屋外では充分実用になりますね。何といっても手持ちのレンズを増やすことなく焦点距離のバリエーションが倍増するわけですから、カバンにコロンと入れておくと何かと重宝しそうです♪