
自分の中での「C5事件」を解決するため、私は身銭を切って、アニエッリにクリスマスプレゼントを渡して、1日自由時間をもらい、懇意にしているディーラーにイプシロンで向かった。スタッドレスのテストも兼ねていたのだが、路面に全く雪がない。最高にあった場所でこの位
気温が低い(-7℃)のも要因なのか、ぜんぜん滑らない。ハードにブレーキングしてみても確実に止まる。 タイヤの完全な評価は出来かねた。
ディーラーに到着し、カクカクシカジカ(ダイハツではないが)話すと、ディーラーサイドの人間も、C5に関しての危機感はもっていなかったようで、いろいろ調べてくれた。結論から言うと、やっぱり危機的状況に間違いはなかった。昨日の時点で私の所望するツアラーセダクション、色ブラスクは、残り3台。時間的に考えて諦めざるを得ない。クサラの車検が切れる再来年まで頑張って働いて、お金を貯めてからの計画であるので、PCJが左ハンドルのC5を導入するという英断をしてくれない限り、再来年の9月に正規モノの新車を買うことは不可能なのである。
この状況に私は心が締め付けられる思いがして、ふと自分の仕事のことを考えた。
私の家業は1920年代に曾祖父が起業し、もう少しで100周年を迎える。今でも曾祖父を知る大正生まれのカスタマーも来店し、尚且つ震災後に生まれた子供達もやってくる。
私にとってどちらの世代も大切なカスタマーである。シトロエンが教えてくれた私の職業人としての方向性は
「トラクション・アヴァンからDS5までどの年代も診れる人間」
である。
この点において現在のシトロエン(メーカー&インポーター)は反面教師である。
古いハイドロシトロエンを中心に愛し、所有してきた私でさえ、現行C5はなんとしてでも手にいれたい魅力的な車である。
伝統を重んずることを決して忘れず、新しい時代にも対応してゆく。私が目指したい人間像をC5は教えてくれたような気がする。
そんな素晴らしい車を正規に買えなくなるかもしれないなんて嘆かわしい。
右ハンドル云々、大きさ云々、ガダガタ言ってたせいで、今まで何回もあったC5を買うチャンスを逃してしまった己を猛反省し、予算の都合で今すぐ買えない悔しさをバネ(欲しいのはバネサスじゃないが)して私はAVANTして行きたい。
そんなことを思いながら帰路につこうとしたら電話が鳴り
「いつまでなにやってんだ!すぐ帰ってこい!」
とアニエッリ。
クリスマスプレゼントの効力は7時間しか効かなかった(涙)
しかし私はめげない、新しいシトロエン愛をつかむまでは・・・。

Posted at 2013/12/23 21:37:20 | |
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