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調布市のKAZの"CBR250Four SE" [ホンダ CBR250 FOUR (フォア)]

整備手帳

作業日:2024年10月4日

[CBR250Four] 燃料タンクの「錆取り&コーティング&ピンホールのろう付け」が完了

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 ショップ作業
難易度

初級

作業時間 12時間以上
1
既報の整備手帳: 「修理ショップからの続報・燃料タンクの錆取り&コーティングについて」(→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7938824/note.aspx )からの続きです。

10月4日、愛車・CBR250Four を預けている修理ショップから電話連絡をいただきました。その内容は、「専門業者に依頼(外注)していた燃料タンクの錆取りとコーティング処理が済んだこと」「その際、ピンホールをろう付けして塞(ふさ)いだこと」…というものでした。

修理ショップさんからは、「来店して現物確認されますか?」との声がけをいただいたことから、先方の都合の良い時間帯に合わせて伺うことにしました。
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指定された時間帯に修理ショップに来店したところ、燃料タンクのコーティングを依頼した外注業者さんから、作業風景の画像が送られてきており、それを印刷した紙を見せていただきました。

左の印刷画像は、「燃料タンクの錆取りを実施したことによって」→「タンクの裏側(鞍型の凹状の表面)にピンホールが生じたので」→「ろう付けしてピンホールを塞いだ」様子を示すものです。

恐らく、錆の進行によってタンク外板の板厚が減肉し、錆の除去によって微小な貫通穴に至ってしまったのだと推定します(次の画像へ)。
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こちらが、その決定的な画像です。塗装面からの外観を目視するだけではピンホールを認識しにくいですが、内部に液体を満たすことによって、ピンリークする箇所が明らかとなっています。

燃料タンクのコーティング業者さんは、単に錆を取ったりコーティングをするだけではなく、空いてしまったピンホールをろう付けする作業まで実施される(そこまでの作業責任を負っていただいている)のだな…と実感しました。

なので、「専門業者さん」たる所以なのでしょう。
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さて、実際に輸送返却されたCBRの燃料タンクを見てみます。
この画像では燃料タンクを寝かせているので、画像の向かって左側が車両のフロント側になります。

ろう付けされている箇所(範囲としてのエリア)は、A部とB部に大別されることを確認しました。
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こちらは燃料タンクを立てて撮影しているので、画像の上方が車両のフロント側になります。

A部・B部とも、恐らく塗装を剥がして洗浄し、フラックスを塗って(>たぶん)からロウ付け。その後、さび止めとして塗装をスポット的に上塗り…という工程になるかと思います。
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私自身、かつて燃料タンクのピンホールに対しては「板金はんだ」で穴埋めしたことがありますが(※)、一般的にはんだは450℃以下(主にはんだこてを使用)、ろうは450℃以上(主にガスバーナーを使用)という区分があるそうです。

(※)関連ブログ
板金はんだにトライ編 (走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻・その4)→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/blog/28062889/
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では次に、燃料タンクの中(内側)を覗いてみます。
画像は、手持ちのケータイ電話(← iPhone6S を現役で使用中。すでに世の中にはiPhone16がリリースされていますが)のライトを照明代わりにしています。

ここでの注目は、まずはタンクキャップが接するところの「土手」に相当する部分です(水抜き穴よりも内径側で、上方にせり上がっている円形の壁の部分)。ここの錆がキレイさっぱり無くなっています(次の画像へ)。
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こちらは比較用の画像で、燃料タンクを錆取り&コーティング業者さんに出す前の状況です。

施工前には、案外、タンクキャップと接する部分にも錆があったことが分かります。
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改めて、ケータイ電話を画角の外側に追いやって写した画像です。

燃料キャップとのシール部分となる円環壁だけでなく、ライトで照らし出されているタンクの内側も、非常にキレイな表面性状となっていることが分かります。
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さらに拡大して撮影したショット。
燃料タンクの内壁面には錆が見受けられず、表面性状もキレイな状況です。

当初、「燃料タンクのコーティング」と聞くと、例えば「灰色で流動性のある(ゲル状の)ドロッとした流体を、タンクを傾けたり斜めに保持したりして、全面に行き渡らせる(ある程度の厚みが載る)もの」…といったイメージがあったのですが、このコーティング剤は、仕様として膜厚は薄く見えるようです。
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左画像は、燃料タンク内側を別の角度から撮影したもの。

これで立派にコーティング膜が定着した状態のようです。
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下地処理としての錆取り工程を、よほどしっかり実施いただいたのでしょうね。
内壁表面はキレイな状態です。

このような効果が得られるのなら、サードパーティ的な業者さんがアフターマーケットで施工するのではなく、最初から二輪メーカーさん自身が新車のラインオフ時点で施工しておいて欲しいなぁ…と思ってしまいます(品質向上活動の一環として)。
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画像は、燃料タンクの裏側に戻りますが、右端に位置している「燃料コックとの接続口」についても、錆取りができていることを(修理ショップのご主人さん共々)確認済みです。
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そして今回、修理ショップさんには、新たに新品の燃料キャップ(※)を持ち込みして手渡しさせていただきました。

(※)パーツレビュー
「Yahoo!オークション ホンダ純正互換品・燃料タンクキャップセット(キー2本付き)」→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/13106799/parts.aspx

燃料タンクをコーティングしても、燃料キャップAssyの構成部品の中に錆があったら、いずれ広まってしまう…と考え、これを機会に新品化するつもりで入手しておいたものです。画像は、左側が新品キャップで右側が車両元付き品になります。
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「錆取り&コーティング&(ピンホールの)ろう付け」という、一連の作業を経て戻ってきたCBR250Four の燃料タンク。

今後は、新品のタンクキャップと合わせて寿命の長い品(高耐久性)になってくれると期待しています。

「キャブレターのO/Hが完了」に続く。
 ↓
2024-10-07(Mon.):更新
キャブレターのO/Hが完了(ブリッピングで1万rpmまでの回転を確認)→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7962919/note.aspx をアップしました。

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