[CBR250Four]ブレーキフルード覗き窓の研磨トライ(&電動ママチャリバッテリー表示部の研磨)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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フロントディスクブレーキのマスターシリンダーのフルードレベル点検口(ブレーキフルードの覗き窓)が、経年劣化により濁りまくっています。
まったく用を足さないレベルに濁ってしまっているので、覗き窓の「打ち換え」ではなく「研磨」で現状改善できないか? をトライしてみることにします。
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現状のブレーキフルードレベルの「覗き窓(点検口)」。新車登録(1986年)から、今年(2025年)で経年39年…になります。
覗き窓はガラス製ではなく樹脂製ですので、紫外線の影響やオゾン劣化により、表面が曇って(曇りというよりも濁りですかね…)、かつ無数のひび割れが出来てしまっている状況です。
# これを何とか「お手軽に」改善したい。
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そこで、「ダメ元」で 樹脂窓の研磨トライを実施してみます。
相手部品が樹脂ですので、金属などの研磨のようにはいかないと思われますが、それでも「何もしないよりはマシ」レベルでも改善できれば…との思いにより、トライしてみる次第です。
まずは、「除き窓」以外の部分にマスキングテープを貼って保護します。
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番手が #1500~#2000 のペーパーやすりを使って水研ぎします。
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こちらが研磨開始前の、覗き窓の様子です。
(いわゆる before 画像。)
表層に無数のひび割れが生じてしまっています。
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ペーパーやすり(番手: #1500)で水研ぎしている最中の様子。
表面のひびは、まだまだ残っている状況ですが、窓全体の曇り(白濁)具合は、少しだけ解消してきたように思います。
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さらに研磨(もちろんハンドワークで)を続けます。
今回は「トライアル」ですので、「研磨によって改善できる余地があるか?」を確かめるための「トライアル」の位置づけです。
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ごく簡単な研磨(耐水ペーパーによる水研(と)ぎ)を終えたあとの、マスターシリンダーのフルードレベル点検窓の様子。マスキングテープを剥がして、全体像で状態を確認します。
ガラスのようなクリアな感じを得ることはできませんでしたが、フルードが入っていることを 「何となく」 把握できそうな感じにはなりました。
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さらに一歩引いて、ハンドル周りを眺めてみた様子。
覗き窓の外周(円環のフチ、ヘリ)の研磨具合(仕上げ)が甘い状況ですが、この工程を(耐水ペーパーの番手を変えながら)何度か繰り返していけば、さらに透明度を上げることが可能な雰囲気があります。
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実用に供するまでには、まだ研磨が足りない状況ですが、手間を掛けずに改善効果が得られそうな感触を得た…という点では、今回のトライアルは収穫があったと思います。
# この研磨作業を行ったときの
# オドメーターは、6万3193kmでした。
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(おまけ1)同様な研磨を、電動ママチャリの「バッテリーインジケーター」にも試してみます。
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(おまけ2)こちらが、そのインジケーター部です。この状態で、電源がONです。このときは曇り空ですが、すでに表示がほとんど見えません(晴天下ですと、まったく見えません)。
「表示電圧が低い」とか「外気温度が低くて液晶表示が薄い」…などによるものではなく、「表面の表示シートが単純に曇ってきた」ため、情報が読み取りにくくなっているものです。
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(おまけ3)液晶表示部以外のエリア(=スイッチ操作部)にマスキングテープを貼って、こちらも#1500くらいの番手のペーパーやすりで水研ぎドライをしてみます。
# うまくいったら、おなぐさみ。
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(おまけ4)表面を軽く研磨したあとの様子。
インジケーター内の表示がちゃんと読み取りできるまでに、透明度が回復しました。
トライアルで軽く研磨した段階で、この程度まで回復できました。実用上はこれでも十分ですが、もう少し時間を掛けて研磨すれば、さらに改善することができそうです。
…ということで、電動ママチャリの「バッテリーインジケーターの曇り」については、耐水ペーパーによる水研ぎ(研磨)で十分に視認性を回復できる結果となりました。
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