[モンキーR改] 路上復帰への道23_花咲かG でサビ取りの巻(その5・浸漬2回後のドレン)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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当初、2回目の燃料タンクの浸漬(漬け置き)期間は4日半(4/9(水)→4/13(日))を目指していたのですが、あいにく4/13(日)は終日降雨の天気予報。そこで、予定より1日前倒しの4/12(土)に浸漬を終了させました。これにより、1回目も2回目も浸漬期間は約3日半となりました。
燃料タンク内の「花咲かG(タンククリーナー)」の抜き取りに際しては、1回目と同様、最初はシリコンチューブを装填したシリンジを用いて「上抜き」方式で吸い取りします。
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シリンジに吸い取った「浸漬2回目」の花咲かGです。
シリンジの容量は50ml(+α)程度で小径ですので、使用後のサビ取り溶液の濃さは分かりにくいのですが、浸漬1回目の時よりも色味は濃くなっています(次の画像へ)。
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シリンジで吸い取った花咲かGのサビ取り溶液は、メッシュネットで濾過したうえでペットボトルに回収します。
ペットボトルに集められたサビ取り溶液は、画像に示す通り、当初の透明度が失われて茶色に変色しています。しかし花咲かG(タンククリーナー)は「使い切り」タイプではなく、再利用が可能とされているので(>程度にもよりますが)、もしもの時に備えて使用済み溶液は取り置きしておきます。
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シリンジを用いた「上抜き方式」によるサビ取り溶液の回収も進んできました。
約4L超の溶液を回収した時点で、メッシュネットに補足されている異物(燃料タンクの内壁から脱落したサビ粉)を見てみます(次の画像へ)。
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この時点では、メッシュネットに補足されているサビ粉は、ほとんどありませんでした。
次の画像で拡大(より近接して撮影)してみます。
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微々たる量のサビ粉しか補足されていません。
溶液の採取が「上抜き」方式のため、主なサビ粉は燃料タンクの底に沈殿している(まだシリコンチューブの先端から吸い込まれていない)ものと思われます。
このあと、上抜きによるサビ取り溶液の回収量が約6Lに達し、燃料タンク内に残るサビ取り溶液が約1Lとなった時点で、ドレンキャップを取り外して「下抜き」方式に変更します。
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燃料タンク内のサビ取り溶液が約1L以下の場合は、ようやく素手で容易に保持できる重量以下となるため、ムリせずに下抜きが可能となります(タンクが重いままだと、姿勢的にも辛くなります)。
ドレンキャップを取り外し、燃料給油パイプ(排出ニップル)からドレンされるサビ取り溶液を、直接、漏斗の上に流し込みます。
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燃料タンクの排出ニップルから、サビ取り溶液をドレンしている様子。
タンク底に沈殿していたであろうサビ粉も、一緒になってドレンされます。が、サビ粉の排出に伴って、ドレンされる溶液の流れる勢いが次第に弱まります。そのうち、タンク内にはまだ溶液が残っているにも関わらず、通路の目詰まりにより少しづつしかドレンしなくなってしまいます。
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そのような時に役に立つのが、この「注ぎ口洗いPBTブラシ2本セット(※)」なるブラシです(整備手帳06および09で既報)。
ニップルの内側をブラシで上下に大きくブラッシングすると、詰まり気味だった流路も確保されて、排出される溶液も元通りの勢いでドレンされるようになります。
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「下抜き」方式でドレンした場合、タンク底に溜まっていたサビ粉も一緒に排出されやすく、画像に示すように多くのサビ粉がメッシュネットに補足されました。
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捕捉されたサビ粉の拡大画像。
サビ粉は大径のものは少なく、ほとんどは小片のものばかりでした。
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燃料給油パイプ(排出ニップル)はたびたび詰まり気味になるため、都度、ブラシ掛けをしてドレン流路を確保します。
これを何度か繰り返します。
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「下抜き→ドレンの勢いが弱まる→ブラッシング→サビ粉が排出される→流路が詰まり気味に→ドレンの勢いが弱まる→ブラッシング…」というサイクルを繰り返したあとの、補足物。
今回の花咲かGによる浸漬(漬け置き)は2回目で、バージン剤ではないのですが、製品の謳い文句通りに(使い切りではなく)「再利用した場合」であっても、その効果(効能)は持続していると言えそうです。
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結局、燃料タンク内に入っていた花咲かGのサビ取り溶液を全量、濾過して回収する間に、画像に示す量のサビ粉も分離できました。
浸漬2回目で、これだけ残っていた錆を取ることができました。
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