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汚れ防止など（犯行隠しか？）のために使われる自動車ナンバープレートの着色カバーが来年春にも自動車用品店から姿を消すことになったようだ。

若者を中心に人気となっているようだが、その一方で犯行車両のナンバープレート隠しや偽造ナンバープレート隠しなどに使われているという指摘もある。国土交通省が規制に乗り出す前に先手を打ったかたちである。

このような規制も一理あるが、現行ナンバープレートの形状のダサさがカバーの装着増につながっているかもしれないことも当局は頭に入れたほうがいいだろう。

ひとたび道路に目をやると、ナンバープレートの下半分がグレーや青などに変色させられているものや、真ピンク色のカバー（！）など溢れている。故意か分からないが、工事関係の車両になると付着した泥でナンバープレートをコーティングしている奴もいる。

カー用品の小売業界の自主規制によると、年内に透過率７０％以下の着色カバーの販売をとりやめ、来年春までに透明を除くすべての着色カバーの販売を取りやめるというのだが…自主規制であるならば即時、店頭から撤去するほうが理にかなってないか？店頭に並んでいる商品を、サクっとなくしさえすればいいのである。

1ヵ月の猶予を与えているのは用品メーカーに対するイクスキューズにしか思えない。規制されると分かっていれば分別のあるユーザーは購入しないはずであるが、「規制」を知らないユーザーをターゲットに商売を目論んでいるのだろうか？それとも店頭で注意を促した上で、それでもなお「買おう（装着しよう）」という間違った心意気のユーザーを取り込もうとしているのだろうか？？？