強者に優しく弱者に厳しい新東名

2005年に東海環状道が開通して・・・


土岐JCT～豊田JCTの間を初めて走った時は
山の中を貫いているにもかかわらず、登坂車線やきついカーブが無くて
トンネルの中でも充分な路肩が確保されているなど、、、



最新の設計の高速道路って、こうなんだ。。。と、軽く感動したものです。




東海環状道でこのクオリティなんだから、
新東名や新名神も、そういう道路になるもんだと大いに期待していました。




それが・・・ですよ！？




猪瀬氏がイラン事を言い出してから雲行きが怪しくなって・・・
分かりもしないくせに、充分とか無駄とかいって削り出して。。。

≪この記事でもそこんとこは無責任に逃げてるし・・・≫
http://nikkan-spa.jp/963315



いざ新東名が開通してみると、本来ならば全線3車線だったはずの道路が、
基本２車線プラス・・・所々中途半端に、左側に「付加車線」が付いた３車線。



珍しく、上り線の岡崎SAでの車線減少に限っては、右側が減らされているんだけど
岡崎SAへの流出と車線減少を、同じ場所に持ってくるという、間違いだらけの作り方。
この件については、以前書いてるのでここでは省きます。



ココで犯している大きな過ちは、
車線の増減をほぼすべて左側でやってしまっている事です。



追越車線をぶっ飛ばし続けられる車≪強者≫にとっては、好都合でしょう。



でも、トレーラーやトラックやバスのほか、不慣れなドライバーなど
機敏に動けない、加速力も劣る車≪弱者≫にとっては、これほど酷な道路は無い。



車線の増減の度に、車線変更を強いられる。

左側の車線が無くなって右側の･･･流れが速い車線に移るのって、
≪強者≫にあたるクルマにとっては、難なくこなせることも、
≪弱者≫にあたるクルマにとっては、ものすごく酷なことです。




以前、登坂車線なんて大きなお世話と書いたけど・・・



走れないクルマに
車線変更させずに済む道路というものを考えれば、
誰にとっても走りやすい道路になるはずなんです。





そしてこれが、浜松いなさJCT～豊田東JCT間になると、
トンネルや橋脚までもが、最初っから２車線で作られています。


しかも、トンネルによっては地方の自動車道並のクオリティで、
東海環状道のトンネルのような、路肩が確保されていないトンネルもザラ。


最高速度120㎞/h引上げの議論になった時に、
新東名ではこの区間は、真っ先に落されること請け合いです。





新東名のツッコミ所満載な出来上がりを見ると、
新名神などはどうなってしまうんでしょう。。。（´・ω・｀）

大動脈にあたる道路はある程度、太っ腹な作りであるべきなんですけど。。。


(*´･ω･)(･ω･`*)ﾈｰ