
えー、以前にいただいておりましたミニコンポCDプレーヤーを修理いたします。
70年代は大型のステレオセットが主流でしたが、80年代後半からはちょっと小ぶりなミニコンポが主役だったと思います。
ちなみにこちらのモデルは90年代前半の製品のようです。
コンポはケンウッドのDP-1001というタイプになりまして、症状はトレーが開かなくなり、中のCDが取り出せなくなったとのことです。
前オーナーさんからは、CDが無傷でしたらCDだけリターンしてほしいという要望がありましたので、救出に向かいます。
取り残されたCDは世界の歌姫らしいです。
先ずはカバーを取り外しいたしますが、両サイドと後ろにビス止めされていますので、それを取り外しいたします。
中はこんな感じで、パイオニアの昔のカーコンポロンサムカーボーイシリーズで遊び慣れていますと、中がスカスカ状態に見えるのは当方だけでしょうか!。
(笑...)
おぉぉぉー!!、トレーにガッツリ挟まって世界の歌姫が、身動き取れない状態になっとりますがなー!!。
試しに電源を入れて再生させてみましたら、CDを認識して音楽が鳴りだしましたので、トレーの開かない以外は問題なさそうです。
(セーフ!!)
あーだ?こーだ!とトレーが開かないまま、上の黒い横長のカバーを少し左手で持ち上げながら右手でCDをスルッと後側へ抜き取りました...。
コツは、CDを少ししならせ(曲げ)ながら奥の方へ抜き取りましたですねー...。
神業!!。
不思議なことに、CDがなくなりましたら、イジェクトボタンを押すとトレーが何事もなかったように、開きましたですねー!。
どうなってんじゃ!?。
再度確認のために、世界の歌姫CDに入ってもらい再生後取り出そうとしますと、やはりトレーが開きません...。
どうなってんねん!?。
いろいろと調べておりますと、原因が判明いたしました。
スピンドルモーターのCDが乗る皿の部分にベトベトした粘着性のある物質が付着しておりまして、CDががその皿から分離できなくなっていました。
写真では見えにくいですが、1/3くらい見えている銅色の部分になります。
原因が分かれば対応できますが、てっきりギアでも欠けて開かなくなっていたかと思いました...。
今回は綿棒とパーツクリーナーで清掃して終了です。
世界の歌姫「マライアキャリー」を、無傷で救出できてなによりです...。
(笑...)
Posted at 2016/10/13 07:02:45 | |
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