
えー、ロンサムカーボーイシリーズのカセットデッキ「KP-818G」のヘッドを修理しましたので、記録しておきます。
こちらのデッキは、以前に調達していまして、キャプスタンベルトだけは交換して動くようにはしていましたが、ヘッドの調子が良くなくて片側しか音が出ません。
ヘッドリバースさせますと、音が両側から出まして問題ない感じですので、ヘッドに何か問題がありそうです。
これを見て真似される場合は、自己責任にてお願いします。
m(_ _)m
ヘッドからの配線は茶色のフィルム配線(矢印の所)のようで、配線は全部で5本見えます。
真ん中の大きい配線がアースで共通となり、A面用のR(+)とL(+)、B面用のR(+)とL(+)になっています。
テープを再生させながらテスターで電圧を測定してみますと、1線だけ電圧がありませんでした。
どうも、フィルム配線が途中で断線していると思い、ヘッドを取り外して配線を全部出し確認しましたが、見た目は上等でした...。
ヘッド自体が故障しているとは思いたくないですが、フィルム配線からヘッドを分離して、配線側だけテスターで導通を調べますとやはり上等です。
どうもこの時点ではヘッドに問題が、ありそうです。
ヘッドに問題があるレアな故障のようなので、ドナー機「KP-707G」のヘッドと入れ替えをいたします。
こうやって並べてみますと、ヘッド周りやカセットASSY部分は似た物同士となっています。
ドナー機の「KP-707G」は、再生できない故障品でして、捨てずにストックしていた物になります。
当初、写真のようにヘッドだけ取替したら手っ取り早いと思い、ハンダを外しましたが、若干ヘッド端子部の形状に相違があることに気が付きまして移植失敗です。
どうもヘッドが別物のような気がしてきました。
面倒ですが、仕方がないので基盤毎入れ替えをいたします。
ハンダ吸い取り線でハンダを吸い取り、配線を取り外しいたしました。
配線を取り外す前は、写真などで配線色などの保管を忘れないように注意です。
基盤を元に戻す場合は写真の所にスイッチがありますので、白色のカムがスイッチの黒色部分の間に入るようにする必要があります。
慌ててバラしますと、見落とす所でしたが、こうやって写真を残しておきますと、困った時に役立ちます。
無事に所定の場所に収まりまして、電源入れてカセットテープを再生させてみますと、無事に左右から音が出だしました。
勿論、ドナー機は片側しか音が出なくなってしまいました....。
(笑...)
ドナー機ちゃんありがとう。ちみ(君)の事は決して忘れない...。
(笑...)
Posted at 2016/12/07 06:48:27 | |
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