
 えー、昔のカセットデッキ、パイオニアのカロッツェリア「KPX-440」を再び修理しましたので、記録しておきます。
 前回、かなり修理をしまして、無事に修理完了かと思っていましたが、再度テープを入れて確認してみますと、再生不能となっていました。
 また、前回気が付きませんでしたが、「LOUDNESS」ボタンがユルユルになってちょっとお辞儀しているようでしたので、そこも補修しておきます。
 ちなみに前回の「KPX-440」修理情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3934028/note.aspx
 ちなみに パイオニア セントレート(CENTRATE)KPX-777 修理情報はこちら↓↓↓↓。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3713558/note.aspx
 ちなみに①カロッツェリア カセットデッキ 「KPX-990」 配線修理情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3581711/note.aspx
 ちなみに②カロッツェリア カセットデッキ 「KPX-990」 フロントパネルオープン修理はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3593338/note.aspx
 ちなみに③カセットデッキ 「KPX-990」キャプスタンベルト交換情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3595322/note.aspx
 ちなみに④カセットデッキ 「KPX-990」ヘッド周りの改修はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3599653/note.aspx
ちなみに⑤カセットデッキ 「KPX-990」フロントボタン修理情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3606613/note.aspx
 これを見て真似される場合は自己責任にてお願いします。m(_ _)m
 今回の症状は、カセットテープの出し入れは問題ありませんが、電源入れて直ぐにテープ挿入後の再生動作に問題があり、再生NGとなります。
 しかし、何回か出し入れを繰り返しておりますと、数回目で何とか再生音出しするようになりました。
 それからは再生は問題ないのですが、日を変えて再生させますとやはり最初の数回は再生NGで、再度何回かチャレンジしておりますと、何とか数回目で再生いたします。
 テープを挿入してよくよく観察しておりますと、写真のヘッド用モーターに難があるようで、ここが動いていないことが判明いたしました。
 分解して調査いたしますが、モーターが回転していないのは、自作ベルトが張り過ぎていると思いましたが、検討違いでした。
 次に、フィルム配線の断線か接触不良かと思いましたが、別配線でバイパスを取っても変化なし(モーター不回転)でした。
 今度は、電圧が不足しているのかと思いテスターで計測しても、ちゃんと電圧が7V程度ありましたので、それも白です...。
 とうとうモーターの故障かいなー!?、と思いましたが、こんな特殊で小さなモーターは見たことがないでながなー!?...。
(笑...) ←笑い事ではない...。
 モーター自体は写真のように、半オープン仕様のようで、ちょっと特殊仕様です。
 もしかしたらみの隙間にゴミでも入って重たくなっているかと思いプーリーを手で回転させると、やはり重たくスルスル回転しません...。
 おぉぉー!?、やっと原因らしき物にHITいたしましたですねー...。
 けれども、ゴミらしき物は中から出てきませんし、エアーガンで吹き飛ばしても変化なしです...。
 何でじゃホイ!?。
 じぃーっと、観察すること1分。
 おぉぉぉー、やっと原因が判明いたしました。
 何と、プーリーとモーター間の狭い隙間にベトベトに溶けたキャプスタンベルトが入り込んで軸に纏わり付いて残っていました...。
 当方の清掃ミスですねー、と言いながらここの隙間までは見えませんがなー...。
 (笑...)
 写真は3倍ルーペで拡大して撮影しております。
 隙間に爪楊枝の先を突っ込んで丁寧に清掃していきます。
 まさか、こんな所に溶けたベルトが入り込んでいたとは想像も付きませんでしたねー...。
 (笑...)
 原因が判明してなによりです。
 爪楊枝の先を見てみますと、結構な溶けた量が纏わり付いて出てきました...。
 やはりモーター軸が回転している関係で、巻き取られるように巻き付いたと思います。
 ここの清掃だけに爪楊枝10本程度は使いましたかな...。
 爪楊枝も歯の隙間を清掃するだけの物ではないぜよ。
 (笑...)
 清掃後、全て元通りに組み立てして動作確認ですが、問題なく最初から再生するようになっています。
 素晴らしい...。
 どうも当方の見解ですが、テープ入れて最初は溶けたベルトが硬くて動作不良でしたが、何回かチャレンジしている内に溶けたベルトが温まり、モーターが回転するようになっていたようです。
 温まると回転しますが、放置プレイが長くなると硬直して不回転となり再生不良となったようです。
 清掃は、これでもかというくらい隅々まで行いましょう...。
(笑...)
 また、1つ勉強になりました...。