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数年前の鈴鹿ツインサーキットの最終コーナーを立ち上がりストレート半ばでエンジンからバッシューと大きな音がして、急に力が無くなった。

加給圧で吸気ホースが抜けた（一回経験あり）のか、エンジンブローだったら電車で帰宅だななどと考えながらピットに戻り、早速吸気関係の点検開始。
すぐにラジエーター裏のパイプ抜けを発見し、修理完了🎵
エンジンは回復したのだが・・・

ボンネットを閉めると、エンジンの下に緑色の水溜りを発見。
アンダーカバーからゆっくりとだが確実にクーラントが漏れているのを確認。

もちろん走行出来る状態ではないのでリタイアして、サーキットからいつものディーラーへ直行した。

結局、加給圧で外れた吸気管がラジエーターを叩き、衝撃の水圧でラジエーターのプラスチック製ドレーンが割れたためと判明し、数百円で済んだ。

もし、ドレーンプラグが金属だったら、ラジエーター自体が破裂していただろう。

この前、シルビアを定期点検したら、営業担当者がジュークのチョロQをくれた。

ジュークの1.6GTのエンジンをマーチに積み、内外装をそれらしく仕立れば、かなり安価なスポーツモデルが出来上がると思うが・・・無理かな。

エンジンがどれだけ低く小さいかはイラストで分かる。（写真では補器類に埋もれて返って分かりにくい）

イラストの後輪の後ろ（右側の黒色）がエンジンだが、エンジンヘッド位置は後輪中心と同じ高さにある（水平対抗エンジンだから当然クランクシャフトも同じ高さになる）。

残念ながら、コルヴェアはアメリカで欠陥車騒動の発端となり、販売不振になり消滅した。

モンザGTとこの車が、実は同じシャシー、エンジンだとは意外だ。

基になったコルヴェアは空冷水平対抗でエンジン高が低く、ラジエーターが不要なのでショーカーに利用された。
ピニンファリーナもコルヴェア クーペやコルヴェア スペチアーレを発表している。

テステュードは1963年のジュネーブショーで発表され、デザイナーは当時25歳のジウジアーロだった。

本人の才能も素晴らしいが、資質を見抜いたベルトーネも碧眼だった。

この車のヘッドライトがこういう風に出てくるとは知らなかった。

先端中央寄りのライト位置もコルベットは似ている。

夜間、この車が後ろから迫って来たらちょっと恐いかもしれない。