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最近、気になるのはヘッドライトのレンズが曇りガラス状になっている車が多いことである。

国産大衆車からベンツまで一様に曇りガラスになっている。
おそらく日光でレンズ表面の保護塗装が劣化したのだと思うが、厄介なのは研磨処理しても完全には戻らず、また暫くすると再発することだ。

根本的な解決策は新品に交換することだが、ヘッドライトユニットはどの車種でもかなり高価なはずだ。

1980年代あたりにヘッドライト形状自由化の要求から表面カバーがポリカーボネイト製になった（小糸製作所が世界初らしい）ようだが、耐久性に劣るために外装同様にウレタン塗装（もちろん透明）をするが、この塗装の耐久性が低いのだろう。

自動車メーカーはもちろん公表しないが、内部では問題になっているような気がする。
（以前、トヨタはマークⅡ系のパール色のバンパーが茶色に変色して大騒ぎになった）

ヘッドライトの曇りはどうもトヨタとベンツが多いように感じる。

余談だが、自動車用ライトの光源と反射鏡が近年飛躍的に進歩したことはご存知と思うが、調べてみると面白いので資料を一読することをお勧めする。