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前回は抒情詩的広告の代表作だったので、今回はメッセージ主体広告の代表作のご紹介。

ジョーダン社の成功から、アメリカの自動車広告は美人モデルの背景に対象車を置き、価格に応じて背景を邸宅や犬連れの家族、ハンサムな男性モデルなどに替える形式になった。

1960年代にフォルクスワーゲン（初代ビートル）がアメリカで販売され、表題の広告が開始された。

この広告は専門家の評価も高く、業界の研修、講演では名作として今でも前回のものと並べて紹介されることが多い。

開始初期には解説文があったが、後期には表題だけになった。

販売の結果はご承知とは思うが大成功だった。

この広告は1923年のジョーダン社のプレイボーイ（車）のものだが、初の抒情詩的広告（※）として自動車業界よりも広告業界で有名である。

イラストは、荒馬に乗り疾走するカウボーイを追い越しワイオミングの夕焼けに消えて行く、女性が運転するプレイボーイ車が描かれている。
子供時代のその情景が印象的で忘れられない想いが文章で綴られている。
広告は有名になり車も売れて大成功だった。

だが当初は広告の専門家には悪評だった。
顧客に知らせたいのは女性か、馬か、車か、不動産なのか分からない！
顧客をララミーの西部地域に限定するつもりか！
ララミーでなにが起きたのかもわからない！
などと批判された。

アメリカではこの傾向は、フォルクスワーゲンの初代ビートルによるメッセージ主体広告が開始されるまで続くことになる。

※抒情詩的広告
情緒的広告とも言う。
製品の性能や数値部分ではなく、色やデザイン、雰囲気などを強調する写真やイラスト主体の広告のこと。

梅雨入りしたが、雨の日に窓を真っ白にして運転している車が散見される。

おそらく、空調の設定を知らないのだろう。

最近の新車ならまずエアコンを装備しているから、エアコンをオンにして、温度設定を好みに設定すればまず窓が曇ることはない。
視界が悪くなるので、特に多人数乗車の場合は必須だと思う。

エアコンがないか、どうしてもエアコンを点けたくなければ、外気導入で前窓のデフロスターで使用すれば前方視界だけは確保できるはずだ。

良好な視界は安全運転の基本だと思う。

伝聞だが、空調は外気導入が基本位置らしい。
確かに風量を最大にすると、外気導入位置が内気循環より騒音が低い。

マツダから株主総会の案内が届いた。
役員名簿を見たら、代表権のある専務にフォード提携関係統括として外国人が就任していた。

先日、発表されたアルファロメオへロードスターのシャーシーを提供する案件には影響はないのだろうか？

他社もだが株価は上がらないな～💦

新車で乗ってみたかった車の三台目

昭和45（1970）年のホンダS800。

今や世界的な自動車会社に発展したホンダが、4輪メーカー進出のため本田宗一郎の陣頭指揮の基開発したことは知られている。

機械的な内容よりも、この車に込められた「意思、志」を運転席に座りハンドルを握りながら汲み取り、感じたい。

きっと社長（本田宗一郎）にバカヤローと怒鳴られながらも、明るい明日を信じて開発、製造した社員の心意気が感じられるだろう。
可能ならば、その現場に社員として参加していたかった。

現在の経営陣は、本田宗一郎の写真を見ながらこの車のシートに座ればもっと良い考えが浮かぶと思う。
少なくとも、現在の車種構成にはならないだろう。
正しいホンダとして早く生き返ってもらいたいし、ホンダならできるだろう。