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新車並に綺麗な車だった。

特徴のあるシリンダー配置（狭角V型4気筒、プラグ位置が直線ではない）と、カムカバーのランチアの刻印、前輪より前にエンジンがあるからFF、微かに見えるヘッドライトが丸型4灯の条件からランチアフルビアクーペと分かると思う。

しかし、エンジンはコンパクトに収まっている。

サイドのウィンカーはベンツを真似してミラーに設置することが多いが、流石にプジョーは一捻りしてミラーの支柱に設置していた。

フランス車は古いモデルばかり見てきたので工作精度には期待していなかったが、RCZにはその点も感心した。

プジョーRCZのオーナーと話す機会があり、車を見せて貰った。
エンジンはBMWのニューミニと同じだそうだ。

屋根とリアウィンドウの造形には感心し、スタイルの良さにはほれぼれする。
オーナーによるとこのリアウィンドウのせいで後ろの景色が歪んで見えるとか。

給油口の蓋がトランクにかかっていたり、可動式のスポイラーがあるのは初めて知った。

テールライト周りの隙間が限りなく小さくて均一で、工作精度の高さがうかがえると思う。

NHKニュースによれば、17年後の2030年もガソリンエンジンが販売の主流らしい。

根拠はエンジンの燃費性能向上とシェールガス普及によるガソリン価格低下だそうだ。

今、慌ててハイブリッド車や電気自動車を考えなくても良さそうだ。