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2019年02月18日 イイね!

アルフェッタGTといすゞピアッツァ

アルフェッタGTといすゞピアッツァ
両車は2ℓクラスの4人乗り3ドアハッチバッククーペでデザイナーは共にジウジアーロ、片やイタリアの名門スポーツカーの世界的大ヒットモデルの後継車として、此方も国内専用モデルながら好評だった117クーペの後継車として発売されました。

両車は前後の意匠に囚われずに横から眺めるとスタイルの近似性が分かります。
アルフェッタGT

改めて横から見るとフロントオーバーハングが短いのにロングノーズ感があり、全体に全く違和感を感じないのはさすがです。

ピアッツァ

単体で見ると違和感は感じませんがこうして並べると前後ガラスが立ち気味なのが分かりますね。

ピアッツァのフロントオーバーハングが大きいのでロングノーズですが前後ガラスの倒し方はやはりアルフェッタが強く、よりスタイリッシュなデザインです。
基本的には両車はかなり似たシルエットだと思います。

では初期型の主要諸元を比較してみましょう。
アルフェッタGT ・・・ピアッツァ
発売年1974・・・・・・1981年
全 長 4,170・・・・・・4,385ミリ
全 幅 1,670・・・・・・1,675ミリ
全 高 1,330・・・・・・1,300ミリ
重 量 1,120・・・・・・1,250キロ
W B 2,400・・・・・・ 2,440ミリ
エンジン 1,800・・・2,000cc

意外にも幅はほぼ同じながら21センチも長く3センチ低く130キロも重いのはピアッツァでした。

アルフェッタGTは先代の欠点だったリアアクスルが左右に揺れる不安定感と後席及びトランク容量の狭さが解消されていました。

機械的には往年のGPカー158の動力伝達機構とサスペンション形式をそのまま市販車に採用しクラッチまでもリアに搭載するという誠に凝った設計でした。

それ故に伝説化した素晴らしい操縦性を得た代わりに、常にエンジンクランクシャフトと同じ高回転で動いているプロペラシャフトの(高価かつ複数の)ゴムブッシュを定期交換する必要がありました。

又このドライブシャフトは前後を間違えても組めてしまうというメカニック泣かせの設計になっていて、高価なゴムブッシュやベアリングを何回交換しても振動が治らないという同車系車種の持病になっています。

修理は現在の輸入ディーラーには断られるしヘタなショップに出すといじり壊されるので「当時の新車状態を熟知している」メカニックが居る、現在では残り少ないショップに依頼するしか無いそうです。

これも伝説化した話題ですが、1970年代のイタリア車はソ連製の鋼板を使用していて新車時に錆対策処理をしてもオーナーは毎年のように発生する錆に悩まされました。(実体験有り❗️)
特にアルファスッドは車自体は好評だったのに国内に現存する個体が極端に少ないのはこれが主要因だと思っています。

さてピアッツァですが当初は国内法令でフェンダーミラーが標準装備となり無様なスタイルでしたが、非関税障壁との外国からの強い指摘により法令が改正され直ぐにオリジナルデザインのドアミラーになったのは幸いでした。

発売当初のフェンダーミラーモデルはこちら




1983年からのドアミラーモデルはこちら



やはりスタイリッシュなスッキリ感が違いますよね。

当時のいすゞはGMの傘下にあり同社の世界戦略車であるTカー(オペル カデット)、日本名ジェミニの旧式(1974年発売)な車台を使ったのがピアッツァの弱点かもしれません。
そのせいかドイツのイルムシャーやロータスにサスペンションの改良を依頼して市販していました。

これが基本になったいすゞジェミニです。
スタイリッシュな良い車でしたが後席に座ると背後のガソリンタンクのチャポンチャポン音が聞こえるのが気になる点でしたね。


ピアッツァはショーカーであるコンセプトモデル(アッソ デ フィオリ、以下アッソ)と市販車がほとんど同じデザインだった点が売りでした。
もしピアッツァがアルファロメオやランチア辺りから発売されたら値段は倍以上だろうなどと話題になったものでした。

アッソは2001年にいすゞで復元されネットに復元記録があります。
左がピアッツァ、右がアッソです。


前後ガラスの傾き角度、ドアハンドル、給油キャップ?がピアッツァと違いますね。


実はいすゞは凄いメーカーでガソリンエンジンの腕試しに3.5ℓV12のF1用エンジンを僅か1年で新規開発し、関係のあったロータスに積んでテストをしたところかなりの好タイムを記録したそうです。
そのエンジンの画像です。


一時期、ホンダのF1エンジン開発者をコドモと称し独特の筆調で話題になった「究極のエンジンを求めて」の筆者 兼坂 弘氏はいすゞのエンジン技術者でした。

30年前に近年のダウンサイジングターボを予見するなど、この本は名著だと思うので一読をお勧めします。


さてピアッツァは内装もアッソと同じく凝っていて説明されないと初見では操作出来ません。
こういう他車と違う独特感、特異性は私は大好きですね。

ハンドルポストから左右に伸びたレバーでライト類やワイパーを操作するのではなく、全てはメーター左右にあるサテライトスイッチで操作しました。
メーター自体は普通のアナログ表示です。
(アッソ同様速度とエンジン回転をグラフ表示する高価格モデルもあったような気もします。)


右側サテライトスイッチはライト類とクルーズコントロールが操作出来ます。
LEFT、RIGHTと書いてある場所から伸びている板がウィンカーレバーです。


左側サテライトスイッチはワイパーと空調が操作出来ます。


顔のイラストがロングヘアだったり靴がハイヒールだったりと明らかに女性なのがイタリア風ですね。


極め付けはこの運転席側Aピラー下のエアコン吹き出し口です❗️
使わない時はダッシュボードと平面ですが


使用時には手で定位置まで持ち上げると風が出てきます。
持ち上げ方もサイドの溝を見れば分かるようにまっすぐ上ではなく湾曲してます。


現在は乗用車生産から撤退したメーカーでありピアッツァは有名な割には評価が低く今では中古車がかなり安く買えるので良い状態の個体に出会えればレストアするのも面白いかもしれませんね🎵

ユーチューブでウナ丼さんの名前でピアッツァの紹介が最近アップされました。
ウナ丼さんの解説は簡潔で非常に面白いので一見をお勧めします。


最後に強欲外人に搾取されて経営陣が混乱している某日本メーカーに「だから乗用車部門から撤退したんだよ」という反論を承知で愛の苦言を一言献上します。

「大きくて品の無い馬鹿デカイ車ばかり造ってないでこんなのを出してみやがれ❗️」
Posted at 2019/02/18 00:41:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | スポーツカー | 日記
2019年02月16日 イイね!

F1にアルファロメオが帰って来た

F1にアルファロメオが帰って来た
1950年代のF1、1960〜70年代のツーリングカーレースのアルファロメオの戦績と市販車販売の最盛期を知る身としては近年の状況にはかなり寂寥感を感じますが、とりあえず復帰した事を喜びたいと思います。

1951年のGPカー159


1968年の1300GTA


1969年の1750GTAm


特別製作市販モデルのジュニアZ


レース専用モデルのTZ


T33ストラダーレの市販モデル


こちらは今年の写真でこのブルゾンは欲しいですね。
Posted at 2019/02/16 18:15:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月12日 イイね!

馬鹿なツイッター事件

馬鹿なツイッター事件
今月も全国各地で馬鹿なアルバイト店員のツイートが話題になっていますが、特にくら寿司守口店の事件は行ったことがある店だし、ネットで広まっている店員の住所が隣町でもありかなり驚いています。



今までは学生アルバイトということもあり氏名公表や損害賠償をしませんでしたが、社会的責任として経済損失は当然負わせるべきと考えます。

左派評論家には給与が安いからとの意見がありますが、こんな連中は単に仲間内での一時的な受け狙いなので給与を高額にしても防止策にはなりません。

防止策は徹底的な個人責任の追及以外はありません。

今回の件は株価急落により一部では損害額は27億円との説もありますが当然に本人に請求すべきです。



Posted at 2019/02/12 18:31:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月07日 イイね!

経理屋がトップの自動車メーカーは衰退する❗️

経理屋がトップの自動車メーカーは衰退する❗️
現在の日本市場における日産凋落の根本原因はゴーンでしょう。

確かに倒産寸前だった日産を救ったのも同人なので義理人情に厚い日本人の心理では急激且つ強引な手段で更迭する事には抵抗があったと思いますが、その後のご乱行が目に余り遂に商法違反で逮捕される事になりました。

どんなに有名で実績のある選手でも求められる成果を達成出来ない場合にスポーツ業界でどうなるかは明らかでしょう。

特にゴーンは業績未達などの理由で多くの人員や下請け企業を排除してきた過去があるのでより罪深いと思いますね。

トヨタも現社長が表舞台に立つ前は似たような状況だったと思いますが、車好きやレース参加の知名度を利用して会社全体のイメージアップを実現したのは流石だと思います。

86 / BRZの発売、スープラの復活はやはり豊田章男社長を上手に活用した成果でしょう。
Posted at 2019/02/08 10:04:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月04日 イイね!

虹
4日月曜日の朝に薄っすらと見えました。
しばらく観察しましたがそのまま消えてしまいました。

画像では良く見えませんが塔の背後から右上に伸びています。

Posted at 2019/02/06 07:41:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #マーチ マーチの車検(7回目) https://minkara.carview.co.jp/userid/1379996/car/1014296/8395802/note.aspx
何シテル?   10/11 22:44
誕生日が10月26日なのでこの名前にしました。 日常使用できるスポーツカーやコンパクトカーが好きです。 見せびらかす為、見栄を張る為や威張る為の車は嫌いです...
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