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ek-10stとやまのブログ一覧

2017年01月05日 イイね!

K10マーチYオクチェック!2017年1月4日 日産Be-1/パオ/フィガロ 中古車まとめ

毎度お馴染みK10マーチYオクチェックです。
コメントなどは出品者によるものを引用してます。
なお出品者とは一切無関係です。
(リンク/時間切れでもYオク上で
キーワードをコピーした上で検索すれば
ヒットする可能性があります。)


※今回はチェックした日産Be-1/パオ/フィガロの中古車が
多数なため、ショートカット版でおおくりします。※



日産 Be-1 マニュアル 5速 旧車 レトロ
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Posted at 2017/01/05 15:58:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | K10マーチ/MAエンジン仲間 | クルマ
2017年01月04日 イイね!

K10マーチYオクチェック!2017年1月4日 マーチ/Be-1/パオ/フィガロ

毎度お馴染みK10マーチYオクチェックです。
コメントなどは出品者によるものを引用してます。
なお出品者とは一切無関係です。
(リンク/時間切れでもYオク上で
キーワードをコピーした上で検索すれば
ヒットする可能性があります。)


※今回はチェックした出品物が
多数なため、ショートカット版でおおくりします。※


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日産 Be-1 カタログ
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自動車カタログ NISSAN Be-1
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日産・ニッサン・NISSAN Be-1 1987年限定販売車。カタログ
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日産 Be-1 BK10型の紹介 サービス周報 本編/当時もの/1987年
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日産 Be-1 E-BK10型 配線図集。
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日産 Be-1 BK10型系車の紹介 サービス周報
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日産 PAO パオ 整備要領書 サービスマニュアル 整備書●当時物
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自動車カタログ NISSAN PAO パオ
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日産純正製本フィガロFIGARO整備要領書E-FK10サービスマニュアル
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日産FIGARO(フィガロ) FK10 取扱説明書 1991年2月発行
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日産 FIGARO FK10型系車の紹介 サービス周報
http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c581955351

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日産 フィガロ
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自動車雑誌掲載のA4版写真と内装・主要緒元を
切り抜いてラミネート加工した物です
Posted at 2017/01/04 16:51:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | K10マーチ/MAエンジン仲間 | クルマ
2017年01月01日 イイね!

1987年WRC第4戦、第35回サファリラリーのマーチターボその3。2017年1月1日投稿。

♯2017年1月1日投稿。


1987年WRC第4戦、第35回サファリラリーのマーチターボ。


EK10マーチターボ第35回サファリラリー参戦記/インタビュー

高崎 正博◆マーチターボ(リタイヤ)

走ってみて知ったサファリラリーの本当の面白味

ほぼ満足な仕上がりのマーチターボ・サファリ仕様-------------------------
 昨年11月下旬、NISMOより、「マーチターボ・グループA海外ラリー仕様車を製作して、
87年のサファリラリーを中心として、WRC戦出場が可能か?」との話をいただいた。
現在、マーチターボは987ccでターボ係数1・4を掛けると1382ccとなり、1301cc以上
1600未満のクラス区分となる。しかしながら、もうすでにレース界でもウワサされている
ように、88年FISAターボ換算係数が1・7になったとき、排気量を若干落とし、 
ターボチャージャー+スーパーチャージャー付き、ミニダイナマイトカー
"マーチ・スーパーターボ〃の話が事実!?なら、私たちがマーチターボ・グループA
海外ラリー仕様車を製作し出場することは重要な意味があると判断し、参加準備に
とりかかる。
 12月中に基本車両の公認とVO公認の準備を終え、1月5日公認用写真撮りを
終了。この時点で87年サファリラリーへの出場を正式に決定した。
 しかし、クルマの製作に費やせる機関は、正味1か月しかなく、公認部品の完成
予定であったから、2月中旬の船積みなので2週間で車両完成という厳しい
スケジュールとなった。だがこの間、多くの日産ファンや関係者の助力があり、
80%仕上げではあったが、シェイクダウンも済ませ、クルマを港へ搬入することができた。
 だが、完成したNRSマーチターボ・サファリ仕様車は、多くの部品が暫定仕様で、
このままでは完走があやうい状態であった。プライベートチームとはいえ、目標は
"絶対完走〃であり、完走イコールA2クラス上位入賞であるため、この後、3月下旬の
出発までの約1か月間は、完走できるスペックまでレベルアップすべく、パーツ
製作へGOサインを出す。
 NRSで追加製作した部品は、エンジン関係として、低圧縮比ピストン、アジャスタブル・
アクチエーター、油圧アップ・オイルポンプ、流量増大ウォーターポンプ。サスペンション
関係では、フロント・スプリング、ストラット、ショックアブソーバー、強化リヤリンク・
UPR・LWR(VO公認済み)、その他、フレシキブルチューブ・エキゾーストパイプ、
強化エンジンマウンティング・ブラケットなどに及んだ。このパーツの製作に関しては、
ラリー参加の援助をいただいている厚木自動車部品、日産販売の全面的な協力
を得て、短期間で試作していただき、出発に間に合わせることが可能となった。
またNISMOでは、新しいタイプのメタル・クラッチディスクを製作していただき、
私の考えたマーチターボ・サファリ仕様はほぼ満足できた。
 ラリーへの参加体制は、ドライバー、ナビゲーターのほか、日本から8名の有志が、
サービス隊として費用自己負担で参加してくれた。サービスカーはキャラバン3台に
ヘッドクォターカー(マーチターボ・レッキカー)の計4台に、2名から4名乗車で計画
して、不足する人員は現地調達とした。

マシンのトラブルで遅々として進まないレッキ。--------------------------------
 3月28日、先発の私、ナビゲーターの浜田、チーフメカニックの稲盛、記録担当の前田の
4人は成田エアーポートをたち、インド・ポンペイを経由してケニア・ナイロビに29日夜半
到着。日産自動車の石田氏、日本経済協力事業団(JICA)の小川氏、サファリラリー
リミテッドの人々の出迎えを受け、宿泊するパナフリックホテルへ。ここでもスバルチーム
のサービスを引き受けているKYオートの山内氏にも迎えられ、ナイロビでの1日は
順調に終わった。
 翌日、日産のワークショップで、マーチターボは本番車、レッキカー共にモンバサに
着いているとの情報を得て、30日の夜行列車でモンバサへ向かう。31日午前中、
DTドビーでNRS本番車、レッキカーそして柑本車、今 車をわれわれが引き取り、
モンバサロードをナイロビへ向けて走る。
 3日早朝より、第1レグのレッキに入る。サバサバからカラチナまでは無事終了。
いつまでこのペースで行けるやら心配だ。宿はニエリに取る。
 4日、アウトスパン・ツリートップホテルを後に、マウント・ケニアを左回りにナンユキ
に向かう。この区間は悪路もあり第1レグ最初の難関だ。
 コースは走り切るが、前日の不安が的中して、レッキカーにトラブルが発生する。
原因は低すぎる地上高(ガード下150mm)にあり、路面干渉→アンダーガード変形
→取り付け部分の座屈→ドライブシャフト・ブーツ破損。また、エンジンマウンティング
・ブラケット外れ→エンジン脱落→シフトリンケージ作動不良の二重苦をしょいこむ。
 その上、宿泊を予定していたナンユキ・スポーツクラブは、TTEのヘンリー・リドンが
全室リザベーションして空室なし。近くのホテルを紹介してもらうが、室はボロボロ、
蟻が這い回る室で、蚊取り線香が唯一の頼りで一夜を過ごす。
 無事一夜明け、落ちたエンジンをストラットタワーバーよりワイヤーで釣り上げ、
アンダーガードを外してドライブシャフト・ブーツはビニール袋でシールするが、
そのままレッキを続行すると即リタイヤになりかねないと判断して、ナイロビで
本番車を整備中の稲盛と前田を呼ぶ。もう1泊だ。
 午後になり、サービス隊が到着。クルマの修理に取りかかるが、部品がなく、
ナイロビに戻る。部品を持ち帰り、再度チャレンジするが、ホテル駐車場では
再びレッキに出発できるだけの修理は不可能と稲盛が判断して一度、ナイロビに
戻り、再出発することになった。

マッドホールで夜を明かす。-----------------------------------------------
 レッキカーの修理は6日午後までかかり、その日のうちに出発するが、離脱したナンユキ
まで届かず、ニエリに泊まる。7日早朝。カバルネットへ向け走る。4月に入ってからの
天候は雲の量が増え、朝晩に雨が降る。ナンユキからドルドルのあたりは、平原と
なだらかな丘陵地帯でサファリらしい(今まで写真で見知った)コース。
 ワンバ手前10km程から雨が降り始め、コースは大丈夫かなと心配しつつ走ると、
前からアフリカン・チャンピオンシップラリー(サファリラリーと一緒にはしる)出場の
地元プライベーターのギャラン1800とランサーの2台が戻ってきて、ワンバ先の河が
水深1m以上もあり、通行不可能との話。仕方なくルート77でキシマを通り、
マララルの先のレシオロよりオンコースすることにする。
 ラリーの時も同様のコース変更が考えられるので、オンコースのレッキ同様ペース
ノートに注意箇所を記入しながら走る。雨が思いのほかひどく、ペースが上がらず
マララルに泊まる。
 レシオロより牧場地帯が続き、コースは良く一安心かと思えば、途中から昔の
乗鞍よりさらにひどい極悪路でかかえても持ち上がらない程の岩だらけの道
(初めは道がなくなったと思った)を下る。
 盆地に入り、胸をなでおろす間もなく、ブラックコットンのマッドホールに出くわす。
ブラックコットンは関東ローム層の赤土のようにウエット時のμは極端に低く、
粘着力は数段強い。かろうじて自力でクリヤーすると、今度は先ほど下った所
同様の極悪路の上りだ。2度程チャレンジするが登れず、地元のマサイ族を
3人雇い、クルマを押させる。
 悪戦苦闘の末、やま場をクリアーすると、前日先に行ったギャランが登れず、
コース上に止まっている。話を聞くと、クラッチトラブルでナビゲーターが牽引する
クルマを呼びに行き、本人はクルマで一晩明かしたとのこと。ギャランに別れを告げ
会長に走りだす。TC24チェロ手前4km程の地点で、気を許した途端、マッドホールに
嵌まる。
 ここでは、もう1台のランサーが泥と闘っている最中だった。われわれはバンパー
ジャッキでワダチを外し走りだす。ギャランのナビゲーターが脇の草原の方が
路面が固く良いとのことなのでコースを外す。コースを確認して走ろうとすると、
クルマは全く動かず。ガレ場登りで傷んだクラッチがバーストしたのだ。
 結局ランサーをマッドホールから脱出させ、ギャランのナビゲーターがマララル
までクルマを呼びに行く。ついにアフリカの山中で一晩明かす破目になってしまった。
 この間に雨が降り、道は悪くなる一方だ。夜中の2時頃、エンジン音が聞こえ、
跳び起きる。呼びに行ったランドローバーが、ガレ場にあったギャランを引っぱって
来たのだが、やはりマッドホールに足を取られスタック。全員で努力するが、
出る気配はまったくない。
 翌朝、近くの部落から人を集め、押すことにする。
 ケニヤの朝は日の出とともに始まる。近くの部落から人を集め押すが5人で出ず
10人で出ず、結局、15人で押し、ランドローバーがマッドホールから脱出。
まずはギャランをチェロまで出す。ギャランのクラッチトラブルは、固い平坦路なら
動く程度で、ナイロビまでもどる。
 次はわれわれの番だ。コース上の水は引き、少しは楽かと思えば、タイヤは泥
まんじゅうでまったく回らず、ランドローバー+15人力で引きづる。そのまま
マララルまで約90kmを牽引。
 ラリーカーを牽引することは、仲間うちでも鼻が高いらしく、ランドローバーの
ドライバーは途中の町の飲み屋を順に寄り、あげくのはて、マララルの街中を
引き回され、夕方やっとロッジに着く。電話でサービス隊を呼び、翌日クラッチ交換を
して、再びチェロからオンコース。レイクバリンゴ、マリガットを経てナイロビに戻る。
 レッキが思うように進まず、結果的には10日がかりで全コースの3分の1。
「レッキを完走出来ずして、ラリーの完走はない」ということで、ダットサントラック
4WDを借り、12日マリガットよりコースインし、13日夕方、ビクトリア湖に沈む夕日を見る。

“完全完走〃を誓い合ってスタート。-------------------------------------------
15日車検。マーチターボはグループA新型車両ということで、特にわれわれのクルマ
には、FISAの技術委員がつきっきりで検査。特に問題はなかったが、フードピンの
取付部分が、「補強か?」、「ブラケットか?」との質問があり、
「フードピンを取り付けるブラケット」と答えOK。
 車検はエンジンとシャーシーに封印をして、さらにドライバーが車検用紙にサインを
して終了。車検が終わると精神的には70~80%終わった感じがする程、海外ラリーは、
スタート前までが大変だ。
 明けて16日、写真では何度も見ているコンファレンスセンター前のスタート地点では、
文字通り黒山の人だかり。人人人。この熱気はサファリーラリー独特のものだ。
 「絶対完走」と声をかけ合い、スタートする。ラリーはナイロビ市内を迂回して
チカロードを進む。われわれは過給圧を1・0kg/cm2に最終調整しながら走る。
この間でさえ、時間は2分しか稼げず、最初のサービスは給油のみですぐ走る。
このサファリーラリーのサービスの忙しさを初体験。
 このため、ダートインの右ト字路を5mも!行き過ぎ、落ち着く様声をかけ合い、
サービスにも無線で指示する。しかし、サービス隊の混乱は少し続き、次の
サービスポイントへ向かう途中でミスコース。競技車がサバサバに着くと、
サービスカーがいない。落ち着いて燃費計算をすると、予備に入れている15リットル
で次のサービスポイント・カラチナまで行ける事が判明。2つ目のサービスを抜かし
カラチナへ向かう。
 カラチナ手前では燃料の残量が少なくなり、コーナーでは時々息つきがでるが、
途中からエコラン走行を取り入れて走り、第一関門は突破する。
 次のエンブまでは、途中の迂回路で道なりの判断の違いからミスコース。7分のロス。
 TC11のカリンバまでは、コース上のギャップを歩くように通過するが、パンク。
5分をロスする。レッキの時にコースが悪いので内圧アップを指示しているのに
0・2~0・3kg/cm2程低く感じられるのでカリンバのサービスで全タイヤの内圧確認と
アップを再度依頼する。
 最初のバンチング・ナンユキ前のサービスでは、明日に備え、下回り点検。タイヤ
交換、ロスタイムを覚悟でしっかりサービスする。ナンユキのTCへは2分遅れで入る。
 ナンユキのバンチングには、JICAの小川夫妻がおにぎりを届けてくださる。
きょう、ナイロビをスタートして、初めての食事だ。だが、途中では筋肉にグリコーゲン
を補給する“ゲーターレード280〃のおかげで疲労は少ない。
 ここナンユキまでの成績は、A2クラス4位、シャレード3台の後塵を浴びる。しかし、
ミスコース、パンク、サービスの遅れを除くと、マーチターボはA2クラスの上位争いが
可能なポテンシャルを持っていることが分かる。
 明日に備えて、鉄パイプにキャンバスを張っただけの簡易ベッドで寝る。かなり寒い。

クラス3位のシャレードに追いつく。だがエンジンが・・・-------------------------
 ラリー2日目、ナンユキを日の出とともにスタートする。心配されていた天候は、
きょうも晴れ、雨の気配はまったくない。ケニアでは朝でも空気が澄んでいるので
太陽は赤くなく、また眩しい。雨のためレッキできなかったワンバからレシオロまでは、
なんのトラブルもなく順調に走り、同じA2クラス3位を走っている(37)シャレードターボに
追いつく。 
 この頃からクルマの調子が崩れ始め、時々エンジンの回転がスムーズに上がらなくなる。
調子のよい4気筒で追いつき抜かすと、3気筒になり抜かれという具合だ。
 チェロ手前の極悪路は、レッキ時よりかなり良くなっている。ここを歩くように走るが、
前述の内圧がひくいため!? パンク。4気筒で追い越し、パンクで抜かれ、2台ともに
自分のペースで走っているのだが、傍目にはデッドヒートに見える。ケニアの日刊紙
NATIONに、写真入りで載ったほどだ。
 レイクバリンゴ近くのサービスで、シフトリンケージの修理に15分費やす。TC25を
過ぎるとエンジンの調子がいよいよ悪化して3気筒固定となる。同じ修理をするなら
2度目のバンチング、カバルネット前に完璧にということで、サービスカーを無線で
呼び、ラリーカーはコースを逆走してサービスカーとドッキング、30分を費やし
原因究明に当たるが不明のままカバルネットへ入る。
 カバルネットでの順位はナンユキと同じだが、トラブルで遅れた分だけ、差は
開いてしまう。バンチング中、ホテルの室でサービス隊と原因の追及と、
カバルネットOUTのサービスの急拠追加、それに伴うサービスカーの配置換えの
ミーティングをしてから眠る。
 カバルネットOUTですぐクルマの修理に取りかかる。トラブルは3番シリンダーの
作動不良と判明。原因は配線コネクターの接触不良だ。ブレーキグリースを
接点グリースとして、接触不良を直す。修理時間は30分かかるが、NRSマーチターボは
本来の調子を取り戻し、キスムへ向け走り始める。
 TC28までは、箱根に来たかと錯覚する様なターマックのワインディングr-ドを
楽しみながら、TC29ニャルへ向けて右ト字路を右折でダートイン。ダートの下り
ワインディングコースをも楽しむ。気持ちに少しゆとりが生まれる。
 と思いきや、バンプを越えたらまた3気筒。ここから次のサービスポイント、
キタレ近くのコイコイまでには、今回のサファリラリー第3の難関であるロディオコースと
、急な上りヘアピンの連続がある。
 ここを乗り切れるかと心配しつつも、止まって修理し、直し切れなければタイムアウト
の可能性もあるので、走るしかないと自分に鞭うち、マーチターボのスロットルを踏む。
 コイコイのサービスで再修理。原因はインジェクターの配線止めのピンが飛んで
なくなっていた。ヘッドクォーターカーから部品をとれるまで、暫定的にワイヤーで
固定する。3気筒、4気筒を繰り返しながらも若干ペースアップ。シャレードとの差を
少し詰めてキムスにたどり着く。思う様に走れず辛い一日だった。

エンジン不調とオーバーヒートのダブルパンチで無念のリタイヤ。------------------
 第1ステージの3分の2を消化。キスム先ケリチョー付近はサファリラリーとしては
一般的なコース。ストレートは長く、コーナーは緩い。
 ハイスピードで走りながらギャップ、石などの障害物を的確にクリアー
しなくてはならず、速度が高いために難しい。今までサファリラリーの写真や
ビデオを観てストレートが多く、ドライビングは楽と勝手に決めていた自分を恥じる。
出場してみると、コーナーが来るとホッとするほどである。
 エンジンはぐづつき、相変わらず調子が悪い。エンジン本体のトラブルでないだけに
残念だ。
 TC44を過ぎるとターマックのワインディングロードで上りがきつくなり、歩くようにしか
走らない。ナクルまでの距離300kmを考えると20分以内なら修理して、アベレージを
上げた方が時間的に得と判断し、自力で修理する。
 その間約10分に通過したクルマは、(24)パトリック・ンジル(地元で人気のある
ドライバー)のレオーネ4WDから、今さんのマーチターボしかいない。コース上の
ラリーカーが極端に減っているのを知る。
 修理後、エンジン快調!と走りだすと、すぐ3気筒。3気筒と4気筒になる周期が
短く変化する。接触不良か?と思いながらコーナーへ進入すると突然4気筒で吹く。
この時、コース上の砂に足を取られたからたまらない。クルマはスキッドして、
コース脇の溝に落ちる。ギャラリーを呼びオンコースするが、右前リンクとリヤ
アクスルが曲がり、速度が出ないので無線でサービスを呼ぶ。
 八重洲無線で用意していただいた大出力無線機の威力を知る。サービス隊が
全力で修復した結果、約1時間で終了。
 再び走り始めるが、次のトラブルはオーバーヒートだ。点検すると、ウォーターポンプ
付近から水がもっている。直している時間がないのでラジエーターのキャップを開け、
ウインドーウォッシャーのホースを継なぎ、電動で水を足しながら走る。しかし、
ウインドーウォッシャータンクは小さくすぐ水がなくなり、またオーバーヒート。
 今度は車載のポリタンクから水を注入する。このとき、熱いアルミブロックを急冷した
事となり、歪みでヘッドガスケットが吹き抜ける。これを修理してもタイムアウトと
いうことで、ラリー続行を諦める。
 牽引してナクルへ到着した時には、ラリー車が1台もなく、リタイヤしてしまった
実感が湧く。しかし、これで終わってフロリダ(有名なディスコで、良く言えば社交場)へ
行くのでは、何しにケニヤへ来ているのか解からないので、クルマを直す。
 翌日昼までかかり、第2レグを走っている競技車をポイで日産のサービスを手伝い?
ジャマして!その後、2レグのコースを来年のために!?ナイロビまで走る。
 サファリラリーを走ってみると、今まで知らなかったサファリラリーを見知る。
 サファリラリーはチューナーとして、自分の持てる力のすべて、当然クルマの性能、
ドライバーの腕、サービス体制、さらにチームワークなどの総合力で順位が決まる。
 だからサファリラリーのドライバーの比重は少なく、サファリは走っても面白くない!
トロトロ完走ペースでゴールまで走るのは自分のタイプではない。SS/トランスポート
区間がはっきり別れ、1本のSSでも気合を入れて走るRACラリーこそ、スポーツ性の
高い頂点のラリーと信じてきた。
 しかし、サファリラリーを走ると、RACラリーの面白さ、スポーツ性の高さは
間違っていないが、サファリがトロトロ走るスポーツ性の低いラリーで、走って面白くない
というのは、まったく当てはまらない。
 スタートやバンチングやゴールまではまったく息つくひまもさえなく、500kmもの間1つの
SSと思って走るほど、サービス/トランスポート/コンペティションの区間の別なく、
サファリラリーは全開走行を強いる。走る距離が短いか長いかで走るペースは違うが、
結局限界ギリギリで走ることには変わりはなく、距離の長い分だけハードであることを
身を持ってはじめて知る。
 サファリラリーは、走ってこそ面白い。これがドライバーとしてチューナーとして
"SAFARI"を走った上での結論だ!!

◆その1へと戻る↓◆
Posted at 2017/01/01 22:38:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | K10マーチ/MAエンジン仲間 | クルマ
2016年12月31日 イイね!

1987年WRC第4戦、第35回サファリラリーのマーチターボその2。2016年12月31日投稿。

♯2016年12月31日投稿。


1987年WRC第4戦、第35回サファリラリーのマーチターボ。

EK10マーチターボ第35回サファリラリー参戦記/インタビュー


柑本 寿一 ◆マーチターボ(リタイヤ)

インジェクターの配線が熱で溶けてリタイヤ・・・・・

完走すること。それしか頭になかったね。-----------------------
-----まず最初にお聞きしたいのは、
マーチで出場することになったいきさつはどうだったのですか?
柑本 ニスモがマーチのラリー車を8台つくるって言ったんですよ。
それをレンタルするから行ってみないかと。昨年末のことで、ラリー車の発送が
2月中旬だから、実質的には2か月しかない。
かなり難しいですけど最終的には行ってみようという話になったんです。
----最初からニスモの方はサファリラリーと限定してきたんですか?
柑本 サファリとは限定してこなかったんですが、やっぱりプライベートでクルマ
出してやるのは初めてだし、やるならサファリが一番効果的だと考えました。
まぁ完走すればね(笑)。日本人はサファリ、モンテっていうのを一番知ってますから。
だから、せっかくやるなら僕はサファリやります、他のならやめますと話したんです。
----エンジンはまったくのノーマルで?
柑本 僕はそういうふうに聞いていましたから、当然うちの2台のクルマはノーマル
です。ただしLVVC付けてターボ圧を上げられるようにはしました。
ノーマルのエンジンだからそんなにあげられません。せいぜいコンマ8ぐらい。それでも
実質的にはきついだろうと思いましたけどね。
----柑本さんサイドで行った日本人は何人ぐらい?
柑本 3人です。村松さんとうちの森本、そして松本さん。
----現地に着いてからもいろいろ作業があったんですか?
柑本 うちのナビ(ピーター・ティルバリー)神経質だからね。
いろいろ細かい要望があるんですよ。
----現地に入ったのは?
柑本 3月29日です。
----スタート前に難波さんに"お前ら、完走しろよ〃なんて言われたようですが、やはり
それしか頭になかった?
柑本 うん。それしか頭になかったですね。

カバルネットまではとても順調だった。----------------------------
----で、スタート1日目は?
柑本 なにしろ、ピーターも完走しなきゃだめだっていうんで、
散々抑えられたんです。だから、路面の良いところでは
一応(アクセル)踏んでいますけど、路面悪くてボトミングする
でしょ、ポーンと。するとピーター嫌な顔するからね(笑)。
----1日目は、何もトラブルはなかったんですか?
柑本 全然ないです。
----カバルネットまでは順調だったわけですよね。
柑本 チェロを降りてきて、だいたい1000kmでしょ。
そこでショックを交換したんです。
ショックは全然平気だったんですけど、ガレ場降りてきて
ちょっとやわくなったかなという感じだったんでね。
ショック交換して、サービスタイムを15分か20分とってるんじゃないかな。
----それはバリンゴ湖の舗装の手前でやったやつですか?
柑本 ええ。あそこはすごくきつかったですね。舗装の継ぎ目にTCがあるでしょ。
あそこから70kmかなカバルネットまで、うちなんか全部全開で行ってオン・タイムですよ(笑)。
けっこう勾配がきつくて15%ぐらいありましたね。
フラットな道でもうちのクルマは150km/h出るかでないかでしょ。
それで登りなんていったら、すぐ70、80km/hにおっこっちゃうから、
もうひどかったよ。それは。
----リタイヤしたのはその後のナイトセクションの方でしたか?
柑本 いえ、キムスの後です。
----ナイトセクションはどうでした?
柑本 ナイトセクションで調子がおかしくなってしまったんです。
----エンジン?
柑本 まず、チェランガニヒルっていう日本の山道みたいな
狭いところを走っていたら、車速遅いのでエンジンルームがすごい熱くなったんです。
頂上のTCの300mぐらい手前でエンジンがブスブスいい始めちゃって。
 あ、おかしいな、たぶんオルタネーターかなんかの配線だろうと思って、
TCに着いてパッと開けたら、配線が切れていました。
オルターネーターだったらパアだったけど…。
----ナイトセクションでは投石はありました?
柑本 ありました。エンブじゃないかな。ガラスを割られていました。

夢を達成するまでは絶対引退できないね。----------------------------
----最終的にはどこでリタイヤしたんですか?
柑本 最終的にはキムスから100kmちょっとの舗装のヒルクライムセクション。
メインロードに登りきってから壊れたんです。ここがサファリルートのなかで
標高が一番高かった。約3000mです。
----最終的にはエンジンですか?
柑本 登っていたら高崎くんがクラッシュしていて"大丈夫〃と聞いたら、ナビが
ちょっと怪我しただけというんです。で、そこで止まったらもう登らないんですよ。
そこまでもローやセカンドで必死に登ってきた。そしたらローでも全然ダメなんです。
高崎くんがデストリビューター持っているというから、交換したんです。
そしたらエンジンがかからない。で、また元のに付け替えて、
なにしろタイムオーバーがあるから行かなきゃしょうがないと、
みんなに押してもらってやっとトロトロ登ったんだけど、
セカンドに入れても加速しないんですよ。
で、ローでなんとか頂上に着いて、T字路を右へ曲がって1kmも
いかないうちに、エンジンが力つきたのね。原因はなんだかわからなかった。
ラリーを終わって牽引して帰ってきてよく調べたら、インジェクターへ行っている
3番の配線が溶けて切断していた。
----何の熱で?
柑本 エンジンルームの熱で。話に聞いたら、せっ氏200度ぐらいになれば接触
しなくても 溶ける可能性があるっていうんですよ。
----それぐらいあがっちゃてたわけですか?
柑本 そうでしょうね。というのは、そういうことが予想されたので、ボンネットの
後ろをあげてたんですよ。そうしたら車検の時、技術員にだめだっていわれて。あれが
開いていたらかなり違うんですよ。うちのクルマのトラブルってエンジンマウンティングの
リヤが落ちたことと、それだけなんですよ。足回りはまったく大丈夫だったんです。
----とするとニスモが意図した安い費用で楽しむ、もうちょっとパワーあった方が
いいんだろうけど、そういう意味ではいけそうなマシンだった…。
柑本 僕はいけると思いますね。
----今回はだめになりましたが、次回の予定は?
柑本 僕は考えていないんですけど、このままでは行きたくないですね。
いろいろ対策して、ある程度テストさせてもらえれば、また何か考えます。
来年のサファリは、またやりたいですね。ことしは抑えに抑えたんですけど。
 一度は完走しないと、ラリーやめられないよ。もう50になるのに。(笑)。

◆その3へと続く。↓◆
Posted at 2016/12/31 16:20:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | K10マーチ/MAエンジン仲間 | クルマ
2016年12月30日 イイね!

1987年WRC第4戦、第35回サファリラリーのマーチターボその1。2016年12月30日投稿。

♯2016年12月30日投稿。


1987年WRC第4戦、第35回サファリラリーのマーチターボ。

EK10マーチターボ第35回サファリラリー参戦記/インタビュー

今 正雄◆マーチターボ(リタイヤ)

もうサファリなんか来るもんか!! と思ったが・・・

サファリラリー初出場。15年来の夢が遂に実現---------------

 15年間というもの、私はサファリラリーの出場のチャンスを待ち続けていた。とはいえ、
私のレース体験は、日本国内での4×4耐久レースから始まってダートトライアル、
昨年のマレーシアラリー、フィリピンラリーだけである。
日本では一度もラリーをやっていない。
海外ラリーを2戦経験したのは、いつかはサファリラリーに出場するためのトレーニングと
思っていたからである。そのサファリ出場のチャンスが意外にも早くやってきた。
柑本(寿一)氏から「一緒に出ないか」との誘いがあったのである。返事はもちろんOK。
すぐに決まった。
 そうなると、日本にいても心はサファリに飛んでしまい、仕事が手に付かないばかりか、
会社のスキースクールで両ヒザのじん帯を切るアクシデントに会い、入院するハメになって
しまった。2月20日のことであった。
 しかし、サファリの夢は断ち切れず、サファリから帰ったら手術を受け、6か月入院する
ことにして、サファリラリー出場を強行した。ギプスが重く、心も暗くなるが、気力で
がんばるしかあるまい。
 ナイロビでは、ピーター(ティルバリー)氏の家に柑本氏といっしょに
ホームスティで御世話になった。
ラリー一家で日本のモータースポーツ環境との違いにビックリした。
 ワークショップで自分のクルマを作ったが、レッキをするゆとりもなく、
スタートの日がきてしまった。
  4月16日、午後2時。
 まだ夢を見ているようだ。自分がサファリラリーに出場していることが信じられない。
自分もWRC出場レーサーなのに、有名レーサーやワークスマシンの写真を撮っている
自分が妙に面白く、自分も逆の立場で写真を撮られたいなどと考えている。
 午後3時、いよいよスタートである。スタート台の周りには何千人の
観客がいるのだろう。とにかくすごい人出と歓声である。私の心臓の音も、
最高レベルまで上がっている。
 ナビゲーターのアシャドのリードでアクセルを踏む。私は36番、柑本氏は34番、
高崎(正博)氏は33番、マーチターボ3台の出発であった。
 4月16日はTC1からTC14のナンユキまである。スタートからTC3で柑本車に追いつくが急に
エンジンが不調になりストップ。2~3分するとエンジンがかかりスタートする。
この日は、これを5~6回繰り返す。気分は暗く重くなって行く。原因は不明だ。
 レストホールの手前のエンブでは投石があいつぎ、リヤサイドのウインドーを割られた。
私の場合はビール瓶だった。これ以外にも何十回も投石され、パンクもし、
時間がなくなるため気持にアセリが出て、ナビのアシャドとのコンビネーションも
うまく行かない。
 こうして、やっとナンユキのレストホールトにゴールする。

驚きの連続ながら、前半2日間を無事終了。---------------------
4月17日(TC15~38)
ナンユキからカバルネットまで。朝のスタートは快晴に恵まれた。
広大なサファリの大地が、私の見てきた夢とピッタリ合う。
サファリラリーに出場している実感が湧く。
私がリタイヤするまでのコースのなかで一番好きになった。
 ここで初めて49番のレインジローヴァーをパスしたが、
砂ボコリのすごさにビックリした。青森の吹雪のなかを走っている感じ。
さすがサファリである。
 アシャドはポレポレ(ゆっくり)と言うが、前が見えないくらいならパスした方が
タイムが稼げると抜く!!
 ここで初めてナビから「ドリフト注意」と聞く。来た!ドリフトだ。
そしてドリフトの意味が初めてわかった。直角に落ち込んで直角に登る
クルマ2台分の穴なのだ。
 一瞬止まって考える。その隙に、パスしたレインジローヴァーにパスされる。
さすがに4×4は何なくドリフトを渡り切る。よし、こっちもスピードをつけて渡るが、
ギリギリセーフで登り切った。
 これでひと安心と思ったら、このドリフトが後から後からと続く。
「こんなところ走るのかよ」と、何回もナビに聞く。アシャドいわく、
「ジス・イズ・サファリ」。
 そうなんだ、これがサファリなんだと自分に言い聞かせる。
ホコリや前車のはね上げる小石に悩まされながらようやくレストホールまで
たどり着く。ようやく一休みできる。
でも私の場合は、2~3時間がいいところで、ワークスチームは5時間ぐらい休めるようだ。
  TC28~29。
 キムスに向けてスタート。オーバーヒートするので、サービスセクションで
ラジエーターをチェック。少し水を足す。
 だが、暗くなるにつれてエンジンが不調になりミスファイヤーも出る。
ここでリタイヤかと思う。
エンジンをだましだまし走るが、スピードは上がらない。急な登り坂が苦しく
登りきれるかと不安が続く。
 アシャドに何回となく「下り坂はまだ?」と聞く。「もう少しだ」と返事があるが、
長いアップヒルのコースだった。ようやく下りになって遅れを取り戻すが
ここでまたアクシデント。
 コースがでかい石でふさがっている。降りて石をどけていると
レインジローヴァーが抜いて行く。
 今度は2度目の投石でフロントガラスの一部が割られ、前が見えにくい。
「ああ、もういやだ、こんなラリー」と思う。するとまた、
コースが木でふさがれている。どけるとスバルに抜かれる。
人のためにどけているようなもんだ。ちきしょうと思う。
 そして、エンジンストップ。もうだめだと思う。だが5分するとエンジンが動きだす。
このままだとタイムアウトになってしまうので、キムスに向かう。
 メジャーサービスで、不調の原因はデストリビューターとにらんで交換。
フロントストラットとマフラー交換するが、リヤストラットは交換できない。
 とにかく全開でレストホールトへゴールする。あと5分遅かったらタイムアウトだった。
サファリラリーのむずかしさを知る。

  クラッチトラブル!第3レグで無念のリタイヤ。--------------------
 4月18日(TC39~)
 3日目。気持は"あと2日〃だ。もう少しだし、半分は来たという感じだった。
 デスビ交換のおかげでエンジンの調子は良く、ナビとの会話にも慣れ、
1、2速のトルクに不満はあるもののナクルまでは行けそうな気がした。
 ドリフト、ディッチ、コーションマークなど思いどおりに走れた。
エンジンは止まらない。ラフロードも全開で走れる。心配なのは、
両ヒザの痛みとけいれんだけだ。心の中で"気力、気力〃と叫ぶ。
 好調に走り続ける。このまま行けばナクルのメジャーサービスで、
受けられなかったサービスが受けられる。1時間はサービスタイムがとれると思った瞬間、TC47の手前35kmでクラッチディスクがバーストし、走れなくなる。
 エンジンは好調だ。なんとか走らせようとするがダメ---。
アシャドが「ジス・ラリー・フィニッシュ…」
 このラリーは終わった。まだ夢のような気分でボンヤリしていると、
地元のトラックが来た。
1000シリングで話をつけ牽引してもらう途中「もう、こんなラリーは来ないぞ!
投石、サービスタイムなし、危険だ、来ない!」と思った。
 指定の場所でサービス隊を待つことになった。その時、ラリーコースしか
見ていなかった私は、周囲の大草原に気づいた。それを見ていると、
涙が急にあふれて止まらない。アシャドが「心配するなお前のせいじゃない。
マシントラブルだ。このクルマで良く頑張った」と言う。
 今度は、声をあげて泣いてしまう。自分を抑えることができなかった。
 大草原に座り、じっと見ていると、いままでもう来ないと思っていた気持が
「また来よう、このサファリに。何年かかろうが完走するまで来て走ってやる。
これでやめたら男じゃない。必ず来る!!」涙をふきながらそう思うようになっていた。
 写真家の清水(博志)氏とケニヤ入りの飛行機でいっしょだったが、
彼が「サファリはリタイヤしてもまた来たくなる不思議なところなんだ」と
言っていたことを思い出す。
 本当にそうだ。私の夢は終ったのではなく、まだまだ続くんだなあ。
サファリを経験できたことは、人生で非常に貴重な財産になるだろう。
日本に帰ったら社員や友達にサファリのすばらしさを話してあげたい。
 ピーターやサービスクルー、日産自動車の方々、ジャーナリストのみなさんにも、
いろいろお世話になった。青森に来られることがあったら、サファリの思い出を肴に
酒を飲みたい。私のサファリラリー走行距離約2260km。
次はこれ以上長く走ることを誓って、サファリバンザイ!また来るぞ!


◆その2へ続く↓◆
Posted at 2016/12/30 18:35:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | K10マーチ/MAエンジン仲間 | クルマ

プロフィール

「大したことではありませんがここでお知らせです。2024年3月10日投稿。 http://cvw.jp/b/139692/47583774/
何シテル?   03/10 21:23
Welcome!! To a Double Charge Club. ,board to hold by WEB text translation in...
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