
※キット製作の下準備
先ずは、ボディから…。
ハ゜ーティングラインや突き出しピン、
フェンダーラインなと゛の処理、ヒケやめくれなどは、
基本的に#400ペーパーをドライでやすり掛けしています。
もちろん必要に応じてパテも使用しています。
とくに留意していますのが、
フェンダーとタイヤハウス開口部分の厚みの調整です。
ここの場所を裏から斜めに削ぎ落とす事により、
不自然な模型臭い感じが変わります。
ドアなどのパネルの筋彫りはもう一度、
Pカッター等でさらうとディテールがはっきりします。
ここで追加したい筋彫りはボディ下面のパネルの繋ぎ目です。
実車写真をよく観察して筋彫りやリベットを追加しますと、
よりリアルな感じになります。
※開口部分の加工。
金型の抜きの都合等で突き通していない、
ベンチカウルべーションの穴は実車が大きめの穴の場合、
長マルの両端を0・4ミリぐらいのピンバイスで開口後、
刃厚の薄いPカッターで溝をさらいます。
光が透き通るぐらいになったら細いエッチング鋸で穴を開け、
開口後周囲をペーパーで整えます。フロントグリル等の開口部分で
成型の都合上やその他省略されたり一体成型されたにメッシュには
一度Pカッターやピンバイスなどで開口後周囲をヤスリ掛けなど仕上げした後、
市販されている模型用メッシュやエッチングメッシュで再現すると良いと思います。
この場合もケースバイケースで必ずしもしなければならない事はありませんが、
実車資料を観察すると、メッシュの目の方向や目の大きさが判ると思います。
ただしあくまで製作するスケールに合わせる事は大事です。
・サフェサーを吹く~研ぎだす。
場合にもよりますが1200番の
サフェサー缶スプレーをメインに使用しています。
なるべく、薄目に吹くのがコツです。
ここで重要な事は、対象物に直接当てて吹き付けはしないで
各1面に直線方向に一定感覚で掃くように、
さっさっと吹き付けるのがコツです。どの缶スプレーも同じです
↓記号で現すとこんな感じでしょうか。わかりにくかったら失礼(汗)
終点 ←□←スタート
← ▽ ← ▲
↑缶スプレー
□
(↑あぁ現しにくいナァ・・汗)
乾燥後に軽く研ぎだします。
ここではおおよそ600番ぺーパーを使用しています。
ざっと全体的に掛けて一度、面の様子を見ます。
水洗い乾燥後チェックしてヒケや傷や歪みがあれば、
もう一度吹き付けし再度繰り返して、
乾燥後は仕上げに細かい番手で撫でるように研ぎだします。
再度歯ブラシなどで筋彫りに詰まった粉を水洗いしながら乾燥後、
下地塗装準備に入ります。
まずはボディ塗装にはお立ち台として
ドリンク剤などの小瓶を用意し
さらに瓶のふたにサンをランナーなどで渡し、
ボディの内部のデッティールに支障のきたさない
見えない場所にマスキングテープなどで固定しセットしています。
天井内部を気にしない方は直接、瓶のふたに両面テープで固定しても良いでしょう。
下地塗装は主に隠ぺい力の高い、
グンゼミスターカラースプレーのスーパーホワイト及びモデラーズのベースホワイトを
使用しています。ここでも厚塗りは極力さけまして1発塗り塗装を目指しています。
(ここで絶対にさけてほしいのは一般塗膜の上にベースホワイトを上塗りするのは
なるべく避けて下さい。乾燥縮小率の違いによるひび割れが生じる事があります。)
ベースホワイトを塗ることにより染料系色、白系
つまり淡色系の下地透けはなくなります。
隠ぺい力の高い、黒、シルバー、暗色系は必ずしも
下地にベースホワイトは入れません。
赤系で特にフェラーリー、イタ車系はベースホワイトの上からピンクをいれると
発色がいい方向へ変わります。最近やったので効果的だったのは、
マルーン色の下地に入れると明るめに変わっていい感じでした。
シルバー系の下地には発色効果が期待できますので
グロス(つやあり)黒をお勧めします。
裏技ですのでこれはあまりお勧めしませんが
第1塗膜に黒を使用することがあります。
(黒立ち上げ)ここから明るくしていく訳ですが、手間がかかります。
※他、成型色(プラ地)が染色系(赤など)では
、他の色に塗り替えりたいときは、
そのままサフェーサーや
ベースホワイトを吹いても
染みあがり現象がおきまして、
本体色に影響がでます。
この問題については今少し
研究課題でまだ決め手にかけますが、
色々やった結果、私の場合、
下地に黒かシルバーを吹いて、
スーパーホワイトで回避できました。
但し、これも完全とはいえません。
各自工夫して見て下さい。
続き↓

Posted at 2006/11/29 02:03:54 | |
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