昔の模型話です。
コミック、サーキットの狼を発端とする、
1970年代日本のスーパーカーブームは凄かった。
カメラ小僧は群がって道に飛び出してまで撮りまくるは、
スーパーカーショーは全国行脚するは、
男玩具、模型はそれ一色になり、
鉛筆から消しゴム下敷き果ては水筒まで
キャラクターとして引っ張りだされ、
はては、ドマイナーなかつ、
もっと旧世代の60年代車まで
仲間入りした時のそんな時代の商品です。
アオシマ文化模型教材社のマセラッティ ブーメランは
ノンスケールミニサイズから
1/24、1/20、1/16スケールを出していました。
(後日談、※画像収集調査していたら初めて知りましたが、
(ジャーマンか?)レベルで1/16が
あったので追記します。もしかしたらアオシマの金型で
輸出されたか、OEMの可能性大と推測します。)
画像は1/20と1/24とついでに実車画像ですが、すべて揃っている私の在庫の
うちで、
1/16をそろそろ作ろうかなと情報収集しています。
このキットは今見ても良い方の出来で、ハッチ類はすべて開閉可能、
ステアリング連動、リトラクタブルランプがスプリングの力で開閉かつ
連動式ランプ点滅、リアランプ点燈モーターライズと、
ギミックに凝っていまして、凝り過ぎて、多少組みにくい設計となっています。
普通、ボディとシャーシーと
内装床一体部分に分けやすい様にしてなければ、
成らないはずですが、このキットでは、
ボディ側に内装一式を接着取り付けてから、タイトな嵌め合いで
あらためてシャーシー一式を取り付けないといけないと言う、
ぎりぎりかつ綱渡りな組みつけ方法をとっています。
さらには、Bピラーは斜めエアーインテークの桟部分が別体で
跳ね上げ可動となるため、ドア直前のBピラーでは、
ほぼ細い棒のプラで成形されており、下手に力を加えると、
折れてしまう繊細かつ大胆な、今で言う、フジミ模型の
エンスージアストモデルシリーズの組み難さを持った製品です。
この他には、永大グリップからも
1/24で出ていまして、これも保有しています。
この金型は海外に渡り、AIRFIXで再販されたようです。
実車はマセラッティボーラをベースにジュージアーロデザインで
大胆にデザインされており、まさにクサビその物の形です。
1971年頃、デザインスタディ/プロトタイプとして登場、
数台が生産されたようで、最近、某超有名オークションに
現れ、一億円のプライスがついたようです。
しかしながら、あまりいい資料本が見つからないので意外と製作には
苦労しそうですが一応、Web上の画像では大体の目処は立ちそうです。
ただ、私の要求する程度の詳細画像と解説は
現在見つけていないので形だけでもいいものをリンクしておきます。
Posted at 2007/01/24 00:33:13 | |
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