目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
その1からの続きです。
ここから、新しいブーツを圧入するのですが、正しいやり方はボールジョイントブーツインサーターという専用工具を使う方法です。
ですが、この工具がセットでしか売ってないメーカーさんが多く、セットで購入するとなかり高額です。
DIYでこれをセットで揃えるには金銭的にしんどいので、代用品を準備しました。
ネットを調べると塩ビ管で代用している場合が多いのですが、アッパー用は写真のパーツをコメリパワーで買ってきました。
未来工業 2K-28
これは、電気工事用の配管パーツです。
そこそこ固くて、丸い筒で寸法さえ合えば何でもいいと思うのですが、ロードスターのアッパーのブーツ用にサイズの合う塩ビ管がなくて、代わりにこれが丁度よかったので、これを買って試すことにしました。
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こんな感じでブーツをセットします。
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写真のようにシャコバンでゆっくり力を加えてブーツを圧入します。
写真ではわかりにくいですが、配管パーツの反対側(写真だと下側)には角ナットを挟み込んでいます。
何とか圧入に成功しました。
調べるとウォーターポンププライヤで少しずつつまみながら圧入されている方もおられるようですが、工具のアクセスの問題で素人には難しそうでした。
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ロア側もグリスを塗ったら、ほぼ同じ手法でブーツを圧入すればいいのですが、とても残念なことにこちらは丁度いい治具代わりの筒をホームセンターで見つけることができませんでした(T_T)
仕方がないので、KTCであればボールジョイントブーツインサーターのアタッチメント部のみを単品で購入できたので、これだけ購入しました。ネットショッピングで1,500円くらいです。
購入したのはKTCの AS411-44 です。
ご家庭にあればですが、36mmの12角のソケットでも代用ができるみたいですが、私はそんなに大きいのは持ってなく、多分使うこともなさそうなので、おとなしく専用工具のアタッチメント部だけ購入しました。
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使い方はアッパー側とほぼ同じですが、ロアアームのボールジョイントがインサーターの穴から覗いてしまったため、16mmのナット(赤丸)をスペーサー代わりに挟み込み、シャコバンで圧入しました。
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外したブーツはこんな感じでした(^^;
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タイロッドの作業に移る前に、ナックルを元に戻しました。
古いナットとキャッスルナットが再利用できそヴしたが、せっかく新しいのを買ったので、新しいものを取り付けました。
ちなみに、下側のキャッスルナットは65Nm、上側のナットは50Nmで締め付けています。
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ロア側は割ピンを入れます。
ピンは長い方と短い方があり、長い方を上にして、写真のように折り返します。
短い方は飛び出た部分をニッパ等で切り落とします。
多分、このやり方で合ってると思いますがもしかしたら間違ってるかもしれません(^^;
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アッパー側はスナップピンを取り付けます。
こちらは簡単ですね。
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最後のタイロッドエンド部の作業に取り掛かります。
と言っても、他と同じ要領でブーツを外して、古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗ります。
前の手順でグリスを塗った写真を撮り忘れていたので、参考までに載せておきます。
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ここも同じ要領で、新しいブーツを圧入します。
これも未来工業の配管パーツを治具にして圧入します。
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いい感じに圧入できました。
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最後はキャッスルナットで締め付けて、割ピンを入れて完成です。
ここのキャッスルナットは50Nmで締め付けています。
あとは、外したブレーキローターやら、ブレーキパット、キャリバーなどを元の状態に組み立てます。
ここから、ついでにとブレーキ周りの整備を始めて更に時間を費やしてしまいました(^^;
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今回はこの未来工業の配管パーツ"2K-28"、シャコバン、各ナットがとても役に立ちました。
塩ビ管だとサイズが合わなかったので、是非コレおすすめです。
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