目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
先日、我がNB6Cロードスターのタイロッドエンドブーツがひび割れているのを発見。
しかも、ロアアームボールジョイントとアッパーアームジョイントのブーツもほぼ同じ状態だったり、既にグリスが漏れている箇所もあったりしたので、交換にチャレンジします。
毎度のことですが、これを参考に作業をされる方は自己責任でお願いします。
素人ですので、この方法が正しいかどうかもわかっていません(^^;
2
ブーツは純正だと、少々お高いので、大野ゴム製の社外品をネットショッピングでポチリました。
タイロッドエンド用 DC-1125
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ロアボールジョイント用 DC-2659
4
アッパーボールジョイント用 DC-2658
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ナットや割ピン類は純正を購入しました。
ナット類は再利用もできますが、キャッスルナットは傷む可能性があるため、新品を購入しておきました。
割ピンは新品の方がいいと思います。
タイロッドエンド用
キャッスルナット 9992-41-201 2個
スプリットピン 9922-13-025 2個
アッパーボールジョイント用
ナット 9WAB-D1-211 2個
スナップピン T060-26-169A 2個
ロアボールジョイント用
キャッスルナット 9992-31-400 2個
スプリットピン 9922-13-025 2個
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ジャッキアップして、タイヤを外したところからの説明です。
念のため赤丸部分のボルトを外して、ABSセンサーの電線を外しておきます。
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ここからはしなくていい作業かもしれませんが、ブレーキャリパーとブレーキローターが邪魔になりそうだったので、外すことにしました。
赤丸部分のボルトを外して、ブレーキキャリパーを外します。
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外したブレーキキャリバーのブレーキホースを傷めないように、S字フックなどで適当な場所に吊るしておきます。
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ブレーキパッドとブレーキシムにアクセスできるようになったので、ブレーキグリスがブレーキローターに付着しないように気を付けながら、ブレーキパッドとブレーキシムを外します。
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赤丸のボルトを外して、キャリパーの母体を外します。
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外れました。
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ブレーキローターが裸になったため、ローターを手前に引けば外れます。
しかし、固着している場合が多いので、そのときはM8の少し長めのボルトをローターのサービスホールにねじ込むと外れます。
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タイロッドエンドのキャッスルナットから覗いている割ピンをペンチ等を使って引き抜きます。
私は結構これを外すのに苦戦しました。
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外した割ピンはヨレヨレになったので、再利用はしない方がいいでしょう。
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タガネ等を使って先に、ブーツの根本を外しておきます。
ロードスターはブーツを圧入しているタイプです。
タイロッドを外してからだと、これを外すのが難しくなるので先に圧入部分を外しておいた方がいいです。
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キャッスルナットを一旦外して、逆向きに仮止めします。ボルトの先端より少しナットが高くなるくらいにしておきます。
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タイロッドエンドリムーバーを写真のようにセットしします。
リムーバーのボルトをある程度締め込んだら、赤丸部分をハンマーで叩きます。
タイロッドエンドが外れた瞬間にリムーバーが飛んでくると危ないので、念のため紐でくくっときました。
外れる瞬間に「ガコン」とかなり大きな音がします。
前触れなく、急に外れるのでビックリしました。
以前にアクセラで同じような作業をしたときには、ハンマーで叩いてタイロッドエンドを外しましたが、ねじ山を少し破損したので、今回はちゃんと専用工具を準備しました。
安物でもいいので、ここは専用工具があった方がいいです。ちなみに写真のリムーバーはアストロプロダクツのTL295です。
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仮止めしていたキャッスルナットを外すと、タイロッドエンドが外れます。
このまま、ブーツを外して交換に移ってもいいのですが、私はロアボールジョイントとアッパーアームジョイントに移りました。
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ここからは、タイロッドエンドを外す手法とほぼ同じなので手短に説明します。
アッパーのナットとロアのキャッスルナットを先程と同様に逆向きで仮止めします。
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ロア側に同じようにタイロッドエンドリムーバーをセットして、リムーバーのボルトを締め込んだり、リムーバーのお尻をハンマーで叩きます。
正直ここがなかなか外れずに苦労しました。
ホンマに外れるのか心配になり、緑丸の部分にKURE55-6を塗って、リムーバーのボルトを少し締め込んだり、リムーバーのお尻をハンマーで叩いたりを繰り返すと・・・
「ガコン」
外れました!!
※写真は外れた直後のものです。
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同じ要領で、アッパー側にタイロッドエンドリムーバーをセットします。
向きが上下逆になりますが、それ以外は同じで、リムーバーのボルトを締め込んだり、リムーバーを叩いて、ボールジョイントとナックルを分離します。
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こんな感じで外れます。
グリスが漏れてますが、これは元々ブーツが破けてたのではなく、リムーバーで傷ついて漏れ出したものです。
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ブーツはタガネ等で根本をこじって外します。
古いグリスが見えます。
パーツクリーナーでバシャバシャときれいにしたいところですが、構造的に吹き付けたパーツクリーナーがボールジョイントの中に残りそうだったので、ここは古いグリスをウエスで拭き取れるだけ拭き取って、新しいグリスを足すことにしました。
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使ったグリスはこれです。
ニチモリというブランドの N-2001BJ です。
ゴムを侵食しにくいようで、マツダの純正消耗品カタログに記載されていたので、これにしました。
で、すみませんグリスをボールジョイントに塗った写真を撮り忘れました。
指でボールジョイント部に摺り込むように塗りつけて、ボールジョイントをコネコネしながら内部に浸透さるようにします。
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取り付けるブーツの内部にもグリスを入れておきます。
その2へ続く・・・
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